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凛 騎 応 変!

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□ 姉妹遊戯(完結) □

第2話 …共犯?…

愛美は、黙って立ち尽くす僕の横をすり抜けて、逃げるように自室に入って行った。

僕は姉に招かれて、今、彼女の部屋の中に居る・・・。

「そこ・・・座っていいよ・・・痛そうだもんね・・・足」
「うん・・・ありがと・・・」

僕は姉の机の前にある木製の椅子に座った。

「あのさ・・・」

座るや否や、姉はそう声をかける。

「う、うん・・・なに?」

我ながら白々しいと思うが、僕はそう答える。

「聞こえてた?・・・」
「何が?」
「何がって・・・その・・アノ声よ・・・」
「あ、まぁ・・・その・・・聞こえた」

僕は今更嘘をつく訳にもいかずにそう言った。

「盗み聞きなんて・・・ダメじゃん・・・」
「いや・・・そう言うつもりじゃなかったんだよ・・ただ・・・通りかかったら聞こえたんだよ・・・」
「そっか・・・そうだよね・・・だって、まさか雄太がいると思わなかったから・・・さ」
「うん・・・」

それっきり、姉は言葉を失った。

「あ、あのさ・・・やっぱり、その・・・マズくない!?あ~言うの・・・」
「どうして?・・・いいじゃない・・・私、別に愛美に無理やりしてる訳じゃないよ?」
「いや、それは解るけど・・・さ・・・」
「じゃあ、良いじゃない・・・一緒に暮らしてるんだからお互いに、いつでも好きな時にエッチが出来るんだよ・・・マズい?」

合理主義者で思い切りの良い姉らしい。
確かに「そう言う相手」が同じ屋根の下に暮らしていれば便利だろう・・・互いに。

「で、でも・・・じゃあ、女同士ってのは・・・どうなのさ・・・」
「だって、まさか雄太とする訳にいかないでしょ?愛美とだったら妊娠したりする心配ないじゃない・・・マズい?」

これまた、合理的で思い切りの良い姉らしいセリフだ。
確かに相手が僕だと妊娠する心配がある。
その点、愛美が相手ならその心配はない・・・って、待てよ?じゃあ、妊娠さえしなきゃ僕が相手でも良いって事か?

「まぁ・・・ね・・・お姉ちゃん、別に雄太の事嫌いじゃないし・・・」

姉は事もなげに僕の疑問にそう答えた。

「雄太は?・・・」
「へ?・・・」
「雄太はどうなのよ・・・さっきの聞いてて変な気分になってないの?」
「そ、それは・・・」

充分変な気分になっていた。
まさか姉妹相手にこんな変な気分になるとは思っていなかったけど、僕は童貞だし、実際に女の子の喘ぎ声を生で聞いたのだって初めてだ。
興奮するなと言う方が無理だ。

「どうなのよ・・・?」

それでもまさか、姉と愛美のエロい声を聞いて興奮しました・・・なんて言えずにいると彼女が畳み掛けるようにそう訊いてくる。

「そ、そりゃ・・・少しは・・・その・・・」

僕はモゴモゴと言葉を濁してそう言った。

「ふ~ん・・・」

姉はそれからしばらく無言で何かを考えているようだった。
僕はどうしたら良いのか解らずに途方に暮れる。

何も悪い事はしていないが、なぜか姉に問い詰められているのは僕で、さっき僕の横をすり抜けて言った妹は真っ赤な顔をして涙目になって逃げて行った。

(お、俺・・・悪くないよね・・・)

時々こうして確認しないと、まるで僕が姉妹に対して何か悪い事をしたのだろうかと錯覚してしまう。

「脱いで・・・ズボン・・・」
「はぇ?」

突然姉からズボンを脱げと命じられた。
僕は以外さと驚きとその他諸々の良く解らない感情で、変な声を出してしまう。

「私と愛美の声聞いて興奮したんでしょ?・・・さっきそう言ったじゃない」
「う、うん・・・」
「お詫びにお姉ちゃんが・・・雄太のことも気持ち良くしてあげるから・・・脱いでって言ってるの・・・」
「あ、いや・・・でも・・・そんな・・姉弟で・・・そんな事・・いけない事って言うか・・・その・・・」

実際のところ、この期に及んでも僕のモノは硬いままだった。
さっき聞いた2人の喘ぎ声が耳から離れない上に、つい数分前まで2人がもつれ合っていたであろう部屋の中に居るのだ・・・無理もない。

「早くっ・・・お母さん帰ってきちゃうでしょ?・・・するのっ、しないのっ!」

僕は姉の部屋の壁にかけてある女の子らしい柄の時計を見た。
もうすぐ18時になる所だ。

僕は殆ど反射的に、椅子から立ち上がった。
それを姉は僕の「シテ欲しい」と言う意思表示だと受け取ったようだった。

「もう・・・最初からそうやってハッキリすれば良いのに」

いや、しかし、誰でもあなたのように思い切った性格ではないのですよ・・・。
そんな突っ込みを入れるタイミングもなく、僕は黙って立ち尽くしていた。

「こっちにきて座って・・・」

姉がそう言った。
僕はもう催眠術にでもかかったように姉の言いなりだ。

――ギッ・・・

僕は黙って姉のベッドの端に腰掛けた。

「もう、ズボン履いたまま座っても仕方がないじゃん・・・脱いでから座るのっ」
「あ、はい・・・」

――カチャカチャ・・

僕はそのまま再び立ち上がり、ベルトを外すと制服のズボンをズリ下げた。
それから、チラリと姉の方を見る。

「いいよ・・・そのまま座って・・・」

僕はトランクス一枚の情けない姿のままで、ベッドの端に座った。

その僕へ向かって姉が近寄ってきたかと思うと隣に座った。

それから躊躇う事なく、僕のトランクスの上から股間の部分を撫でる。

「もう硬いじゃん・・・やっぱり興奮してたんだね・・・」
「あ・・・う・・・」

僕はトランクスの上からでも「自分以外の手に触られる」と言う初めての体験に身体を強張らせた。

「雄太ってさ・・・彼女とか・・・いないんでしょ?」
「いないよ・・・そんなの・・・」
「結構可愛い顔しているのにね・・・部活ばっかしてるからだよ・・・」
「べ、別に・・・彼女なんかいらないもん・・・」
「ふ~ん・・・彼女出来たら・・・こんな事も毎日してもらえるかもしれないのにぃ~?」

姉が僕の股間をトランクスの上から擦りながら、俯く僕の顔を下から見上げた。
悪戯な顔の姉・・・しかし、どんな表情をしていても美人だなと思う。

「ま、毎日・・・?」
「そうだよ~・・・彼氏と彼女になったら、こういう事もするでしょ~」
「で、でも・・・毎日なんて・・・」
「そうだね~・・・普通は無理だよね~毎日なんて・・・」
「じ、じゃあ・・・」
「だから愛美とシテるんだよ・・・お姉ちゃん・・・」

なるほど・・・。
とてもわかりやすい説明だ。

「ね・・・黙っててくれるよね・・・雄太・・・」
「え?」
「私と・・・愛美のこと・・・お父さんやお母さんに話さないよね・・・?」
「そ、それは・・・その・・・」
「話しちゃうの?・・・お姉ちゃん、悲しいなぁ~・・・」

姉はそう言いながら、トランクスに開いた穴から怒張した僕のモノを引っ張り出して握った。

「あ・・・う・・・っ」

初めて直接自分以外の手に握られた・・・。

その興奮と実際に股間に感じる快感が、再び僕の情けない声をあげさせる。

「ねぇねぇ・・・話しちゃうの?・・・内緒にしてくれないの?」

姉はそう言いながら、僕のモノを握った手を上下にシゴき始めた。

「お姉ちゃん、雄太のことも好きなんだけどなぁ・・・愛美と同じ、可愛い弟だもの・・・」

――シュッシュッ・・・

姉の右手の動きが激しさを増して、衣擦れの音が聞こえだした。

「うっ・・・ね、姉ちゃん・・・」

自分の手では感じた事のない快感の領域・・・それは僕の思考を鈍らせる。

「雄太とエッチは出来ないけど・・・こうして、手でシテあげるくらいなら・・・時々してあげても良いんだけどなぁ~・・・お姉ちゃん・・・」

姉は手の動きを緩めないままで、トドメとばかりに唇を僕の耳に触れるほどに近づけてそう囁く・・・。

「い、言わない・・・言わないよ・・・」
「絶対・・?・・・」
「う、うん・・・内緒にする・・・」
「うふ・・・ありがと・・・雄太・・・可愛いよ・・・」

耳元で囁かれる姉の声は淫靡で、僕を益々興奮させる。

(この快感を・・・時々味わえるんだ・・・)

そう思うと、姉妹で性行為に及んでいる事など些細な事にすら感じてくる。

「な、姉ちゃん・・・俺っ・・・も、もう・・・出るっ!・・・」
「うん・・・いいよ・・・出して・・・」

最後に僕の耳元でそう囁いた姉の声はすごく優しかった。

――ビュッ・・ビュルルっ・・・

「・・・んっ・・・くっ・・・ふっ!」

僕は、今まで生きてきた中で一番の快感と共に大量の精液を放出した。

「気持ち良かった・・?・・・」
「う、うん・・・気持ち良かった・・・」

僕は僕の精液まみれになった自分の右手をティッシュで拭きとる姉を見ながらそう言った。

(はぁ・・・共犯になっちゃったな・・・)

それから、ボンヤリとそう思う。

さっきまで姉と愛美がしていた事に比べると可愛いものかもしれないが、姉の手で射精したと言う事実は動かない。

(まさか・・・俺を共犯にする為に!?・・・)

僕の頭の中にそんな考えが浮かんで、チラリと姉を見た。

「ん?・・・どうしたの?」

姉は手を拭き終わって、僕の方を見た。
その表情に、そんな腹黒い所は感じられず相変わらず美人だ。

姉は合理主義者で思い切りの良い性格だが、その分解りやすい人間だ。
愛美との関係がバレない為に僕にこんな事をしたのかもしれないが、もしそうなら顔を見れば解る・・・。

だが、今目の前に居る姉に、そんな後ろ暗い表情は見て取れない。

「毎日って訳にはいかないかもしれないけど・・・シテ欲しい時は言いなよ・・・そんな気分だったら、またシテあげるからさ」

姉の本心を探ろうとする僕へ向かって、彼女はそんな穿った見方をするのが申し訳ないくらい明るい笑顔で僕にそう言った。


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Date:2011/11/29
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