(気持ち良かったなぁ~・・・)
僕はなかなか眠れずに自分の部屋のベッドの上でゴロゴロしていた。
今日の夕方、初めて姉の美咲に手で抜いてもらった。
勿論、そんな事は全く考えていなかったのだが話がだんだん変な方向へ行ったかと思うと、気が付いたらそうなっていたのだ。
だが、僕はたった一度のその行為の虜になっていた。
そもそも自分以外の手で触られる事すら初めてだったのに、姉の手はイヤらしく僕のモノを上下に擦りたてた。
しかも、その直前には不可抗力とは言え、美咲と愛美の悩ましい喘ぎ声を聞いてしまっている。
そんな状況下で我慢など出来るはずもなく、僕は簡単に姉の手によって射精してしまったのだった。
(もうちょっと我慢すれば良かったなぁ~・・・)
終わってみるとそんな贅沢な気持ちにもなる。
しかし、姉の美咲は「時々だったら、またシテ上げても良い」と言っていた。
(時々ってどのくらいだろう・・・)
僕はほんの数時間前まで、兄妹姉妹でそんな行為をするなんて変態だと思っていたのに、たった一度姉に手でシテもらうと言う体験をしただけで、そんな硬い考えはどこかへ吹っ飛んで消えていた。
――コンっ、コンっ・・・
僕の部屋の戸がノックされた。
僕は一瞬、姉がまた何かしてくれるのだろうかと期待したが、カチャリと戸が開いて入ってきたのは可愛いパジャマ姿の愛美だった。
「お、おう・・・どした?・・・」
愛美は食べたくないと言って夕飯の食卓にも着かなかったから、僕が姉と愛美の喘ぎ声を聞いたアレ以降、彼女と顔を合わせるのは初めてだった。
「あ、あのね・・・お、お話があるの・・・」
「ああ・・・いいぜ。俺も眠れなかったんだよ・・・」
愛美はおずおずと僕の部屋の中へ入って戸を閉めた。
そのまま静かに歩いて、僕の部屋に一脚しかない椅子に座る。
「で?・・・どうした?・・」
「うん・・・あ、あのね・・・その・・・さっきの事なんだけど・・・」
僕は勿論、愛美の言う「さっきの事」が何なのか解っていた。
「ああ・・・アレ・・・ね・・・さすがに驚いたよ・・・」
「あの・・・わ、私ね・・・その・・・別にレズじゃないよ・・・」
「なんだよ・・・わざわざ、そんな事言いに来たのかよ。大丈夫だよ、別に何とも思ってないからさ」
本当は何とも思ってない訳なんかないけど、僕は出来るだけ冷静を装ってそう言った。
「何とも・・・思ってない・・・」
「ああ・・・気にしてないよ・・・だから大丈夫だって・・・」
僕はそう言って愛美を慰めたつもりだったが、何故だか彼女の表情が浮かない顔になった。
「わ、私ね・・・ちゃんと好きな人も居るんだよ・・・男の人・・・」
「そうなのか?初耳だな~。頑張れよっ。どんな男か知らないけど、愛美はちゃんとすれば可愛いんだから大丈夫だって」
「ホント?・・・ホントにそう思う?」
「ああ、嘘なんかつかないよ。ちゃんとすれば可愛いんだから、自信持って告ってみろよ」
僕は可愛い妹をそう励ます。
「うんっ!」
愛美はさっきまでの浮かない表情がどこかへ消えて、満面の笑みで大きく頷いた。
「さっ、もう寝ようぜ。明日も学校だしさ・・・」
「そうだね・・・ね・・・お兄ちゃん・・・」
「ん?・・・」
愛美は僕を呼んだまま無言になった。
「どうした?・・・」
「ううん・・・何でもないっ。早く足が良くなってサッカー出来ると良いねっ!」
「ああ、そうだな・・・もう少しかかると思うけど、焦らずに治すよ」
「うんっ!じゃあ、おやすみっ!」
「おやすみ・・・」
愛美はニッコリ笑うと入ってきた時とは別人のように元気良く自分の部屋へ戻って行った。
(結局あいつは何しに来たんだろう・・・自分はレズじゃないって事と・・・あと、ちゃんと好きな男がいるって事をアピールしに来たのかな・・・)
僕は愛美が何の為に来たのか少し考えたが、そんな事よりも今日耳にした姉妹の喘ぎ声と姉による手コキの感覚の方が気になって、やっぱりなかなか寝付けなかった・・・。
※※※
「ただいま~っ!!」
今日も僕は部活を休んで早々に帰宅した。
今日は昨日と同じ轍を踏まぬように「雄太が帰宅しましたよ~」と精一杯アピールして玄関を入る。
「あ、お兄ちゃんっ!おかえりっ!」
2階から愛美の元気な声がした。
(良かった・・・今日はシテなかったみたいだな・・・)
僕は少し残念な気持ちになりながらも、自分が再び盗み聞きのような真似をしなくても済む事に安心した。
2階から愛美が降りてきた。
「ま、愛美っ・・・おまえ、どうしたんだよ・・・それっ・・・」
妹の愛美は、いつもアニメやらネットの世界に夢中になっていて飾りっ気も化粧っ気もない。それに服だって全く気を使わない。
ところが、今日は可愛らしいヒラヒラした服を着て、良く見ると薄らと化粧までしている。
何というか・・・その・・・純粋に可愛い・・・。
「急に化粧してみたいって言うからさ・・・私がしてやったの・・・」
2階の自分の部屋から姉の美咲が顔だけ覗かせてそう言った。
「へ~・・・やっぱり、そうやって女の子らしくしてれば可愛いじゃん」
僕は素直に妹の可愛さを褒めた。
「えへへ・・・うふふ・・・へへ・・・」
愛美はこれ以上ないってくらい顔をニヘラニヘラと緩めて笑っている。
褒められた事が嬉しいようだ。
「ね、お兄ちゃん・・・階段上るの大変でしょ!?・・・私、手伝ってあげるよ」
「そんなの良いよ。手すりに掴まれば以外と大丈夫だからさ」
「いいから、いいからっ!」
愛美はそう言うと、僕の鞄を奪い取って持ってくれる。
それから、階段の前まで来ると言った。
「ほら・・・肩に掴まって・・・」
「だ、大丈夫だっての」
「いいからっ!遠慮しないでっ!」
別に遠慮している訳ではない。
いくらなんでも中学生の妹に掴まって階段を上がるよりも手すりに掴まって上がる方が何倍も安心だし安定している・・・そう思うだけだ。
しかし、ニコニコと上機嫌で肩を差出す妹の前に僕は仕方なく愛美の肩に腕を廻した。
「あらあら・・・お兄ちゃん思いの妹ね~・・・」
姉は一言そう冷やかすと、さっさと自分の部屋へ顔を引っ込めて戸を閉めてしまった。
「じゃ、いくよっ・・・左足からねっ」
「ん、ああ・・・」
僕は仕方なく愛美に体重をかけすぎないように気を使いながら階段を昇り始めた。
最初は何とかいけるだろうと思っていたが、愛美に体重をかけないように気を遣うと、どうしても捻挫している右脚に体重が乗ってしまい痛い・・・。
「いっ・・・!」
痛いに思わず小さな呻き声が出てしまった。
「お兄ちゃん・・・痛いの?・・・もっとしっかり掴まんないからだよ・・・ほらっ!」
愛美はそう言って、肩に廻した僕の手を取り、しっかりと自分に捕まるようにグイッと引っ張った。
「あっ・・・ちょっ・・・」
僕は急に手を引っ張られてバランスを崩しかける。
慌てて、隣の愛美の身体にしがみ付く。
――ムニュっ
と、右手に柔らかい感触を感じた。
(こ、これは・・・)
見なくても解る・・・今自分の右手が愛美のどこに触れているのか・・・。
しかし、今のは不可抗力だ。
どっちかと言うと愛美が悪い。
そう思いながら、恐る恐る隣の愛美の顔を見る。
「ほらっ・・・次、右脚だよ・・・痛い方だからそ~っとね・・・」
今、確かに僕の右手は愛美の右側の胸に触れている。
そりゃあ、露骨に触ったりはしていないが、僕が柔らかさを感じるんだから、愛美だってそこに僕の手が触れている事に気が付かないはずはない。
しかし、彼女はそんな事は気にならないのか、僕に先を急がせる。
「あ、ああ・・・よしっ・・・じゃあ、昇るぞ・・・」
僕は階段を昇るドサクサで、少しずつ愛美の胸に触ってしまって手を引っ込めて行く。
突然、サッと手を引っ込めるのも何だか意識しているようで格好悪いと思ったのだ。
こうして僕は何とか妹の肩を借りて2階の自分の部屋までたどり着く事が出来た。
こう言っちゃあ何だが、明日からはやっぱり手すりを利用させて欲しい。
――ドサっ
僕はベッドに腰を落とした。
結局、愛美は僕の部屋まで肩を貸してくれて、僕が座るまでずっと寄り添ってくれていた。
正直なところ、愛美に手を貸してもらう方が苦労するのだが、助けてやろうと言う気持ちは有り難い。
「ありがとな・・・」
僕はそう言う意味も込めて愛美にそう言った。
「えへ・・・」
愛美は嬉しそうに笑った。
姉が施した薄化粧のせいだろうか、その笑顔もやけに可愛く見える。
「さて・・・と・・・」
僕は制服を脱いで私服に着替えようと部屋を見廻す。
「ん?・・・愛美・・・もういいぞ・・・部屋に戻っても・・・」
「あ、うん・・・あのね?・・・」
「どうした?」
「さっき・・・ね・・・愛美の胸触ったでしょ・・・」
「へ?」
いきなりそう言われて僕は慌てる。
「あ、いや・・・あれは・・・だって、急におまえが手を引っ張るから・・・」
「別に怒ってないよ・・・」
「あ、ああ・・・そうか、それなら良いんだけど」
「だって嫌じゃないもん・・・別に・・・」
「え?」
「お兄ちゃんに触られるの・・・嫌じゃないもん・・・ほらっ・・・」
愛美はそう言うと、だらしなく座っている僕の右手を取って、自分の胸に押し付けた。
――ムニュっ
さっき階段で感じたのと同じように柔らかい感触が僕の右手を包む。
「お、おまっ・・・な、な、何を・・・」
「お兄ちゃん・・・愛美の事嫌い?」
「嫌いな訳ないだろ~」
「でしょ!?愛美もっ・・・お兄ちゃん・・・好き・・・」
どうも最後の「好き・・・」のニュアンスがやけに真剣に聞こえるが、ここは素直に妹に慕われている事を喜んでおこう。
「そうか。ありがとうな・・・」
僕はそう思って言った。
だが、その軽い返答に愛美は不満なようだった。
長い間兄妹をやっていると、何も言わなくても表情を見れば満足か不満かくらいは解る・・・。
愛美はその不満気な表情のままで、僕の右手をもっと強く自分の胸に押し付ける。
「ちょっ・・・おい・・・何してんだよ・・・」
「お兄ちゃん・・・好き・・・」
今度はハッキリと真剣な「好き」が聞こえた。
「ど、どうしたんだよ・・・急に・・・何か変なもんでも食ったか?」
僕はその真剣な空気を振り払いたくて、そんな冗談も言ってみた。
だが、愛美の真剣な眼差しは変わらなかった。
「昨日・・・愛美は可愛いから自信持って好きな人に告白してみろって言ったじゃん・・・」
確かに言った。
「だから・・・今日は頑張って可愛いお洋服着て・・・お化粧もして・・・頑張って告白したんだから・・・」
そうかそうか・・・好きな人に告白するために頑張ったんだな・・・よしよし・・って・・・は?
「ど、ど、ど、どう言う事・・・?」
僕は訳が分からなくなってそう訊ねる。
「私・・・お兄ちゃんが好き・・・ずっと前から・・・」
つまりそう言う事か・・・愛美は僕を兄として慕っているのではなく、1人の男性として「好き」だと・・・そう言う事か・・・って、そんな事ないだろっ、普通・・・。
しかし、目の前で自分の胸に僕の手を置いたまま真剣に僕の顔を覗き込む愛美の表情に嘘はないように見える。
「じょ、冗談だよな・・・?・・・」
それでも僕はこう言い返すしかなかった。
「冗談じゃないよ・・・ヒドイよ・・・一生懸命勇気出して言ったのに・・・」
愛美の目に見る見る間に涙が溜まっていく。
(ま、マズい・・・)
昔っから、妹に泣かれるのは苦手だった。
兄妹喧嘩くらいは普通にしたが、いつも愛美が目に涙を溜めだすと僕は先に謝ってしまっていたのだ。
「あ、ちょっと待て・・・解った・・・解ったから泣くな・・・な?」
「うん・・・」
愛美は鼻をすすりながら、寸での所で涙を堪えた。
「その・・・あれだ・・・お兄ちゃんも愛美の事は好きだけどな・・・その~・・・あ、ああ・・・考える時間をくれっ。それならいいだろ?普通、告白したりされたりしたら、少しは考える時間があるもんだろ?な?」
僕はその場しのぎの感は否めなかったが、問題を先送りしようとそう言った。
「解った・・・」
愛美は不満そうだったが、ようやく胸に押し付けた僕の手を解放してそう言った。
「でも・・・まだ信じてないんじゃ・・・」
その後で、僕がまだ愛美の気持ちを信じていないのだろうと疑いの眼差しを向ける。
「そ、そんな事ないって・・・愛美の気持ちは良~く解った。お兄ちゃんも真剣に考えるから・・・な?」
「うん・・・じゃあ、はい・・・」
「はい?」
愛美は「はい」と言いながら目を閉じた。
「な、何・・・?・・・」
僕は目を瞑る愛美に向かってそう訊ねた。
「さっきお兄ちゃんも愛美の事好きだっていったじゃん・・・だから証拠見せてっ」
「あ、いや・・・それは兄妹としてだな・・・その・・・」
「んっ!・・・」
「いや、だからさ・・・」
「んん~っ!!」
シドロモドロに答える僕に向かって、愛美は目を瞑ったまま唇を近づけてくる。
その様はすっかり甘えん坊だ。
考えてみれば、さっき愛美は自分の事を「愛美」と言った。
――チュっ
完全に「甘えん坊モード」に入っている愛美に、僕はそれ以上抵抗する事も出来ずに軽く唇を重ねた。
「えへへへ・・・キスしちゃった・・・えへへ・・・じゃねっ。ちゃんと真剣に考えてね?」
「あ、ああ・・・」
妹にキスしてしまった事で放心する僕を後目に、愛美は上機嫌で僕の部屋を出て行った・・・。
※※※※※※※※※
オマケ的に、美咲と愛美が初めて身体の関係になった時のお話を書きました。
本編にはそんなに影響しないので興味のない方は読み飛ばしても大丈夫です。
※※※※※※※※※
…初めての姉妹遊戯…
「お姉ちゃ~ん・・・・」
「ん~・・・なに~・・・」
「この間買った、お姉ちゃんの雑誌見せて~」
「あ~・・・いいけど。洋服ばっかり載ってるやつだよ!?・・・あんたオシャレなんて興味ないじゃん」
「うん・・・でも、ちょっとは可愛くしようかと思って」
妹の|愛美《まなみ》が私の部屋へ突然やってきて、先週買った洋服雑誌を貸してくれと言う。
これはちょっとした事件だ。
何故なら、愛美は全く洒落っ気がなく飾り気もない。
我が妹ながら、素材は良いものを持っていると思うだけに残念に思っていた所だ。
「なに~、あんたもオシャレに興味が出てきたの?」
「うん・・・まぁ・・・そんな所・・・」
ただ洋服の雑誌を借りにきただけだと言うのに、愛美はそわそわとして赤ら顔をしている。
私はピンと来た。
「はは~ん・・・さては・・・」
「な、なに・・・?・・・」
「好きな男の子でも出来たんでしょう?」
「そ、それは・・・」
私も相当解りやすい性格をしていると思うが、愛美も負けず劣らず解りやすい。
彼女はさらに顔を赤くして俯いた。
「いいのいいの隠さなくっても。愛美くらいの年齢になって好きな男の子の1人も居ない方がおかしいんだから」
「う、うん・・・」
「で?で?・・・どんな子なのよ?・・・イケメン?・・・」
「お、お、お姉ちゃんには関係ないでしょっ!」
普段はアニメやらネットやら、虚構の世界にしか興味を持っていない愛美が、ここまでムキになるとさらに知りたくなる。
それに、2次元世界ばかりに興味を持っていた彼女が初めて好きになった男の子と言うのも、ものすごく興味があった。
「いいじゃない・・・写真とかないの?・・・見せてよ・・・ね?」
「い、いやだよ・・・」
「どうして~??・・・いいじゃない・・・」
「やだ~・・・」
頑として口を割らない愛美に、私もすっかり意地になっていた。
「そう・・・言わないんだ~・・・こんなにお姉ちゃんがお願いしてるのに・・・そんな悪い子には・・・お仕置きだっ!!」
私は、愛美をベッドに引きずり込むと、脇の下や首筋をくすぐり始めた。
「ちょっ・・・やめっ!・・・やめてよ~!」
「じゃあ言いなさいよ~・・・どんな男の子なの?」
「なんで言わなきゃならないのよ~!」
「可愛い妹が変な男に引っかかったら可哀そうでしょ!?」
「そ、そんな変な人じゃないもんっ!!」
「だったら、詳しく教えなさいよ~!」
私は、くすぐっても動じない愛美をさらに攻撃しようと、冗談半分で彼女の胸を触った。
――ムニュっ
「きゃあ!!どこ触ってんのよ~!お姉ちゃんっ!」
思いのほかボリュームのある胸の感触。
愛美の胸を触るなんて初めての事だったけど、ちょっと見ないうちに立派に女性の身体になっていたようで、私は少し驚いた。
(あの愛美がね~・・・こんなに成長して・・・)
おばさんみたいだけど、私は心底そう思った。
「ほらほら・・・言わないと・・・もっとイヤらしい事しちゃうぞ~!!」
私は悪戯心に火が付いた。
両手で万遍なく愛美の胸を揉んでいた手を、その頂点・・・おそらく乳首がある辺りに集中して刺激する・・・。
――ピクっ
愛美が少しからだを震わせた。
(生意気に・・・感じたのかな?・・・)
私は、愛美の反応が面白くて、そのまま乳首をイヤらしく攻める・・・女同士だからこそ解る絶妙な力加減・・・中学生の愛美にはこの程度の刺激がちょうど良いだろう・・・。
――ピクっ
また愛美が身体を震わせた。
「お、お姉ちゃん・・・やめてったら・・・」
愛美は相変わらず抵抗しているが、その抵抗が弱くなっている。
「じゃあ教えてよ・・・どんな男の子なの?・・・もう付き合ってるの?」
「つ、付き合ってなんかいないよぅ・・・」
愛美が甘えた声になった。
「ふ~ん・・・クラスの子なの?」
「それは・・・その・・・内緒・・・」
「内緒はダメ~っ!!」
私はそう言いながら、今度は素早く愛美のシャツの中に手を滑り込ませた。
そしてそのままブラジャーを上へズリあげて、シャツの中でノーブラ状態にする。
「き、きゃあ!!・・・お、お姉ちゃんっ!なんて事すんのよっ!!」
「愛美が教えてくれないから悪いんだよ~」
私はそう言いながら、今度は愛美の胸を直接揉んだ。
ここまでは冗談のつもりだった。
ちょっと妹をからかってやろう・・・その程度の気持ちだったのだ。
だけど、私の両手が直接愛美の乳首に触れた辺りから様子がおかしくなった。
「ひ、ひゃんっ!!」
直接私に乳首を触られた愛美は、子犬のような可愛い声をあげた。
そして、私の手には明らかに硬くなった愛美の乳首の感触・・・。
「愛美・・・もしかして・・・気持ちいいんじゃないの・・・?・・・」
私はそう訊ねてみた。
「そ、そんな訳ないでしょ~!?離してよ~っ!」
「ホントにぃ?・・・これでも?・・・気持ち良くない?」
私はそう言いながら愛美の乳首を触るだけでなく、今度は摘まんで軽くコリコリと指先を動かしてみた。
この動きは私が自分でオナニーをする時に、自分自身の乳首に与える刺激と同じだから、愛美も同じように気持ち良いはずだと思ったのだ。
「あっ・・・やっ・・・んっ・・・」
思った通り、愛美の口からは気持ち良さそうな声が漏れた。
「ほら~・・・気持ちいいんでしょ?・・・」
「・・・」
愛美は無言になった。
そして、私は愛美が好意を寄せていると言う男の子の事などどうでも良くなった。
これ以上の事をしては変態のようだと言う自覚はあった。
だけど、止められなかった。
私は高校1年の時にオナニーを知った。
それから高校3年になる現在まで、彼氏が出来た事もあるけれど、身体の関係にまでなった人は1人も居なかった。
淫乱みたいで、あまり大きな声では言えないが、正直なところオナニーの刺激には飽きていたのだ。
――ドサっ
私は乳首を刺激されて脱力した愛美を自分のベッドに押し倒した。
「お、お姉ちゃん・・・なにを・・・」
「いいから・・・お姉ちゃんに任せて・・・ね・・・?・・・」
私は愛美に優しくそう言った。
「で、でも・・・」
「いいから・・・そのまま・・・目を瞑って・・・」
愛美は素直に目を瞑った。
この場の異様な雰囲気に飲まれているのだろうが、元々素直な性格だと言う事もあるだろう。
――!!
私は驚く愛美は無視して、彼女のシャツを上にたくし上げた。
ブラジャーは既に上にズリあげられている。
私の目の前には妹の・・・愛美の胸が露わになった。
(Cカップくらいかな・・・?・・・)
中学3年生にしては、まぁ立派な方であろうその胸は、触れるとプニュプニュと柔らかく、指先で突くと若々しい弾力がその指を押し返す・・・。
「お姉ちゃん・・・恥ずかしいよ・・・」
愛美は消え入りそうな声で私にそう言った。
「大丈夫だよ・・・愛美のおっぱい・・・キレイだよ・・・」
私は、女同士でこんな事をしていると言う事、それにその相手が自分の妹だと言う事に興奮し始めていて、もはや愛美が何と言おうとも、その行為を止める事は出来ない。
――チュっ・・・チュっ・・・
私は愛美の乳首に吸い付いた。
おそらく男の子とSEXをする事になった時に、彼らがそうするであろう事を私は順を追って愛美にしてやろうと考えていた。
「あっ・・・はっ・・・んっ・・・お・・姉ちゃんっ・・・」
妹の愛美の声は可愛らしい。
それこそアニメの世界からそのまま抜け出してきたみたいなその可愛らしい声で、そんな悩ましい声を出される・・・男でなくとも興奮すると言うものだ。
私は、仕事中の両親やサッカー狂いの弟が、まだ当分帰宅しないのをいい事に、ゆっくり、ゆっくりと時間をかけて愛美の胸を舐めまわした。
どのくらい時間がたったか解らない。
相当長い時間、愛美の胸を愛撫していたような気もするし、そんなに時間が経っていないような気もする・・・。
ただ気が付いた時には、愛美は「はぁはぁ」と呼吸を乱し、時折開くその目はトロンとしている。
「愛美・・・気持ちいい?・・」
私は、声を出すのが久しぶりで、少し擦れた声でそう訊ねた。
――コクっ・・・
無言のまま、愛美は小さく頷いた。
「もっと気持ち良くなろうか・・・ね?・・・」
愛美は何のことを言われているのか理解できなかったのかキョトンとした顔で私を見た。
私は、愛美から目を逸らさないままで、右手を彼女のスカートの中に入れる・・・。
「お、お姉ちゃん・・・そ、そ、そ、それは・・・」
愛美が驚きのあまり吃りながら言った。
「いいから・・・お姉ちゃんに任せて・・・ね?・・・」
「でも・・・・」
「気持ち良くしてあげるから・・・ね?」
私はそう言いながら不自然に閉じられた愛美の両脚をこじ開けて、ショーツの・・・中心部に触れた。
「あっ・・・いやっ・・・いやだっ・・・お姉ちゃん・・・」
「でも・・・愛美のここ・・・濡れてるみたいだよ・・・」
彼女のそこはショーツの上からでも解るほどハッキリと濡れていたのだ。
「そんな事ないもん・・・」
「だって・・・ほら・・・」
私はショーツの隙間から、直接愛美の秘部を触ってみた。
「あっ・・・んっ・・・」
――クチっ・・・
愛美の小さな喘ぎ声と共に、私の指が触れた事で彼女の秘部からイヤらしい音がした。
「ほら・・・濡れてる・・・解るでしょ?・・・ここ・・・ほら・・・」
私はそう言いながら、彼女の秘部をゆっくりと擦る。
――クチっ・・・ヌチっ・・・
その度に聞こえるこの音は、私を興奮させるのに十分だった。
「あっ・・・やっ・・・お姉ちゃんっ・・・お姉ちゃんっ・・・」
愛美にオナニー経験があるのかどうかは知らないが、彼女は初めての快感に恐怖すら感じていたようで、私を何度も呼びながら不安げな表情を見せた。
「大丈夫だよ・・・気持ち良かったら女の子がこうなるのは普通なんだから・・・愛美は今、気持ち良いでしょ・・?」
「う、うん・・・何か・・・変だけど・・・気持ちいい・・・」
「だったら、心配いらないよ・・・女の子は皆こうなるんだから・・・ね?」
私はそう言いながら、彼女のショーツを脱がせた。
愛美は私が彼女のショーツを脱がせやすいように腰を浮かせて協力した。
――クチュ・・・クチュっ
邪魔なショーツが脱がされた事で、私は今までよりも遠慮なく愛美の秘部を触る事が出来るようになった。
とは言え、おそらく愛美は処女だろうし、オナニーの経験すらあるのか無いのか解らない。
最初からあまり激しくするのも可哀そうだ。
私はそう思って、優しく優しく・・・でも、気持ち良いであろうツボはきちんと押さえるように心がけながら彼女の気持ち良い部分をひたすら刺激し続けた。
「あっ・・・お、お姉ちゃん・・・っ・・・な、なんか・・愛美っ・・・変っ!」
妹は普段・・・自分の事を「私」と言う。
ところが、この時始めて彼女は自分の事を「愛美」と名前で表現した。
たったそれだけの事なのに、何故だかそれがすごく新鮮で可愛らしい。
私はもうこの時には、完全に「愛美のイク所が見たい」と考えるようになっていて、それはもはや悪戯の域を超えていた。
「変って・・・どんな感じ・・・?・・・」
「なんか・・・その・・・き、気持ち良いんだけど・・・あっ・・あ・・お、オシッコが・・・出ちゃいそう・・・」
愛美は両手で顔を覆って、耳まで真っ赤にしてそう言った。
「んふふ・・・大丈夫だよ・・・それなら・・・」
今の愛美と同じような感覚は私自身にも覚えがあった。
まだ「イク」と言うのがどんな事なのか全くわからなかった頃、1人オナニーしていて不意に襲ってきた感覚・・・それがとても尿意に似ていたのだ。
しばらくは私も漏らしてしまうのではないかと怖くて、いつもそこで行為を止めていたけど、ある時、尿意を感じても興奮が収まらず、そのまま自分の秘部を自分の中指で擦り続けているうちに、頭の中が真っ白になった。
尿意に似たその感覚が「イク」と言う事だと知ったのは、だいぶん後になってからだった。
それを何度も繰り返すうちに、「イク」と言う事と「尿意」とは全く違うものだと言う事を知り、私はその「真っ白になる瞬間」に向けて、夜な夜な自分の秘部を弄っていたのだ。
「で・・・でも・・・オシッコでちゃう・・・」
「大丈夫・・・それは愛美がイキそうになってるって事だよ・・・」
「イキそう・・・?・・・」
「そう・・・怖くないから・・・そのまま力を抜いて・・・お姉ちゃんに任せてごらん・・・ね…?」
愛美はまた小さく頷く。
覚悟を決めたようで、さっきまでのように不自然に足を閉じる事もしなくなった。
――クチュクチュクチュ・・・
イキそうになった妹の秘部へ、私は指を2本這わせてクリトリスを中心に擦った。
自分がイク時はいつもそうする・・・愛美も同じかどうかは解らなかったが、自分が気持ち良い所は愛美だって気持ち良いはずだと思ったのだ。
「あっ、あっ、あっ・・・お、お姉ちゃんっ・・・何か・・・やっぱり・・・こ、怖いよぅ・・・」
「大丈夫だよ・・・もし漏れちゃっても大丈夫だから・・・そのまま力を抜いてごらん」
「あっ・・・あぁっ・・・ああっ!・・・お、お姉ちゃん・・・お姉ちゃんっ・・ああぁっ!!!」
愛美は可愛らしい声で叫んだ後で、私も驚くほどビクビクと身体を震わせて果てた。
私の手は手の甲まで愛美の秘部から分泌されたヌルヌルした液体に|塗《まみ》れていた。
――はぁはぁはぁ・・・
愛美は恥ずかしさも忘れて、ショーツも身につけず恥ずかしい部分が丸見えのまま両脚を広げて激しい呼吸をしている。
私は、そんな愛美を可愛らしいと思いながら、ただ黙って眺めていた。
(そんなに気持ち良かったのか・・・今度は私も愛美にシテもらおうかな・・・)
どうせオナニーをするくらいなら、姉妹で互いに協力してもっと気持ち良くなった方が合理的だ。
それに姉妹なんだから一緒に暮らしている訳だし、急にそんな気分になっても、ちょっと隣の部屋へ行けば愛美がいるのだから、オナニーを手伝ってもらうくらいの軽い気持ちで良いじゃないか。
私はそう決めて、今度からそんな気分になったら愛美に協力してもらおう・・・それに愛美がそんな気分になったら私が協力してあげよう・・・そう思った。
≪
前へ /
次へ ≫
Information