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凛 騎 応 変!

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□ 姉妹遊戯(完結) □

第10話 …解放感~前編~…

祖父・・・父の父が倒れた。

命に関わるような病気じゃないようだったけど、元気を絵に描いたようなあの祖父が倒れた事で父も母も慌てていた。

「とにかくお母さん達、今日と明日会社お休みもらったから・・・お爺ちゃんの所へ行ってくるけど、あんた達どうする?」

母は忙しなく外出の準備をしながらそう言った。

僕は祖父の事が好きだったし、命に別状がないとはいえ心配だった。
本当はついて行きたい気持ちもあったが、僕は明日の練習試合でスタメンではないもののベンチに入れてもらえる事になっていた。

「そう・・・仕方ないわね」

母も僕がサッカーバカだと言う事は知っているからそう言ってくれた。

姉も愛美も、どちらかと言うとお爺ちゃん子だったから両親に着いて見舞いに行く事にしたようだった。

「あんた1人で大丈夫なの?」

母が僕にそう言った。

「大丈夫って・・?」
「食事とか・・・自分で出来る?」
「金さえ置いて行ってくれればコンビニででも買って食うよ・・・」
「ダメよそんなんじゃ」
「一日くらい大丈夫だって。明日の夜には帰ってくるんでしょ?」
「そうだけど・・・」

母はどれだけ僕の事を信用できないのだろうと思う。

「じゃ、私が残ろっか・・・」

そのやり取りを聞いていた姉がそう言った。

「私・・・別に雄太と違って部活やってる訳じゃないから、いつでもお見舞い行けるし・・・お母さん達もまた行くでしょ?その時に連れて行ってよ」
「そうね・・・どうしようかしら・・・」

母は迷っているようだったが、父が「車は5人乗りだ。全員連れて行くと狭いから今日は愛美だけ連れて行って、次に行く時には俺と雄太と美咲の3人で行けばいい」そう言ったのをキッカケに、結局僕と姉は残る事になった。

車に乗って行く両親を見送るときに後部座席に座った愛美は少し寂しそうにしていたが、何分にも元気な祖父が倒れた事など初めてで、彼女は彼女なりに心配していたのだろう・・・何も言わずに両親に連れられて行った。



※※※



「1人でも飯くらいどうにかするっての・・・」

夕食の後で、僕は母の僕に対する信用の無さに嘆いた。

「どうにかってどうする気だったのよ・・・」
「だからコンビニで・・・」
「あんたお弁当とか買うお金ケチってお小遣いにする気でしょ・・・」

図星だった。

部活に燃える僕にバイトなどする時間はない。
こんな機会は滅多にないのだから、適当にカップ麺や菓子類で空腹を紛らわせて、差額をお小遣いにしてしまおうと思っていたのだ。

「そんなのお母さんにはバレバレだって・・・」

姉は僕の食べ終わった食器と自分の食器を重ねて台所に運びながらそう言った。
結局、今日の夕食は姉が作ってくれただけに僕は何にも言い返せない。

「お風呂・・・お湯入れてあるから、さっさと入っちゃいなよ」

姉は台所で食器を洗いながら言った。

(ちぇっ・・・ちょっと年上だからって母さんみたいな事言って・・・)

僕はそう思いながら浴室へ向かった。



※※※



風呂から出ても、僕は自室には行かずに居間でテレビを見ていた。

だらしない格好でグダグダしていても、文句を言う者は今日は居ない。

――ザザァ・・・

浴室でお湯を流す音が聞こえた。

(あ~・・・1人居たっけな・・・文句言う人・・・)

浴室には姉が居て、今まさに入浴している真っ最中だったのだ。

(そう言えば・・・一晩二人っきりなんて初めてじゃないかな・・・)

僕は今更ながらに、この家に姉と2人きりだと言う事に気が付く。
そして一度気になり出すと、もうその事しか頭に残らない。

(今日なら、コソコソしなくても堂々とシテもらえるな・・・)

僕は不謹慎にも、祖父が倒れた事で生まれたこの状況を姉との卑猥な行為に結びつけて考えていた。

「あ~さっぱりした・・・」

姉がそう言いながら居間に入ってきた。
両親が居ないと言う開放的な気持ちは彼女も僕と同じだったのだろう、ノーブラにTシャツ一枚・・・下はショーツのまま・・・おまけにお風呂の直後で上気した姉の顔は仄かに赤らんでいて色っぽい・・・。

「な、なんちゅうカッコで・・・」

僕はその事を姉に抗議した。

「いいじゃない・・・どうせ後は寝るだけなんだから」
「お、俺のこと男だと思ってないだろ・・」
「思ってるよ~っ・・・お姉ちゃんにおチンチンまで触らせといて何言ってるのよ~」
「ちょっ、何てこと・・・」

僕は慌てて、周囲を見渡すが勿論そこには僕と姉の2人きりだ。
だけど普段は居間でこんな会話をする事自体がタブーだし、姉の言った露骨なセリフは僕を慌てさせるには十分だった。

姉は僕と向かい合うような形でソファに座った。
それからマジマジと僕を見た後で言った。

「シテ欲しいんでしょ・・・今日も・・・」
「な、何を・・・っ」
「とぼけてもダメよ~・・・ほら・・・そこ・・・」

いつもの事だが、姉の指さす僕の股間は、完全にテントを張って「姉ちゃんにシテ欲しいです」とアピールしていた。

「だって・・・姉ちゃんがそんな格好で風呂から出てくるから・・・」
「あら!?・・・イヤだった?お姉ちゃん、雄太が喜ぶかなぁと思ったんだけどな~・・・嫌ならパジャマ着てくるよ」
「違っ・・・う・・・違います・・・嬉しいです・・・」

僕は立ちあがって自室へ戻ろうとする姉をそう言って呼び止めた。

「うふふ・・・最初から素直にそう言えばいいのに・・・ほらほら・・・」

姉は「ほら」と言いながらTシャツの裾をヒラヒラさせる。
チラチラと見える姉の白い身体・・・ウエストはキュッと引き締まっている。
今日の夕食の時も思ったが、高2男子の僕に負けないくらい食べる姉が、何故こんなモデルのような体形を維持できるのか解らない。

いや、そんな事よりも姉は気付いているのだろうか?

ヒラヒラとTシャツを捲る事で見えているのは、そのウエストだけでないのだ。
Tシャツで辛うじて隠れているピンク色に黒い縁取りの可愛いショーツ・・・それがTシャツをヒラヒラさせる度に丸見えになっている。

「あ~・・・完全におっきくなったね・・・それ・・・」

自分の股間を見ると、さっきまでよりも一層立派に張っているテント・・・僕は完全に勃起すると同時に、欲望に理性が飲み込まれるのを感じていた。

「姉ちゃんのせいだぞ・・・何とかしてよ・・・」
「え~?逆ギレ?・・・そんな雄太は可愛くないなぁ」
「逆ギレって訳じゃないけど・・・姉ちゃんにシテ欲しいんだ・・・」
「お?・・・今度はやけに素直だね・・・」

姉はそう言いながら、立ち上がり僕の隣へ移動してきて座った。

「そうやって素直にしてれば可愛いのに・・・」

姉はそう付け加えてから、半ズボンの上から僕のモノを撫でる・・・。

下半身に感じる快感・・・。
しかし、それと同時に湧き上がる感情・・・。
前に感じたのと同じ気持ちだ。
あの時はこれが何だか解らなかったけれど今は良く解るこの気持ちの正体。

「姉ちゃん・・・」
「ん?・・・」
「キスしても良い?」
「ど、どうしたのよ・・・急に・・・」
「だって・・・愛美とはキスしたんだろ・・・」
「うん、まぁ・・・冗談半分にね・・・」
「俺もキスしたい・・・姉ちゃんと」
「い、いいけど・・・何か変だよ?雄太・・・」

そう言う姉には構わずに僕は唇を姉に近づけた。
姉は逃げもせずにそのまま眼を瞑る。

――チュッ

唇が触れた。
何だか嬉しい。

何度も何度も愛美とはキスをしたのに、こんな気持ちになったのはこれが初めてだ。

「うふふ・・・可愛いキスだね・・」

――ちゅっ

今度は姉が僕に顔を近づけてキスをしてくれた。

やっぱり嬉しい。

「ね、姉ちゃんっ!」
――ガバッ

僕は自分の感情が抑えきれなくなって姉をソファに押し倒した。

「ちょっと・・・こら・・・雄太っ・・・」

姉の華奢な身体がソファに倒れ込む。

――チュッ

そしてそのまま・・・姉に覆いかぶさったままで姉に夢中でキスをした。

「んっ・・・むっ・・ちょっと、雄太・・・雄太ってば・・・」

姉はジタバタしたが、一つ年上とはいえ所詮女の子だ。
僕が抑えていればソファから起き上がる事は出来ない。

しかし、僕は困っていた。

(これからどうしよう・・・?・・・)

感情に任せて姉を押し倒したのは良いが、これからどうしたら良いのか解らない。
まさか、このままエッチまでしてしまえば、まるでレイプのようだ。

「姉ちゃん・・・」

僕は困った挙句に姉の胸に顔を埋めて甘える事しか出来なかった。

――ムニュっ

ノーブラにTシャツだけと言う格好の姉の胸は、僕が感じた事のないような不思議な柔らかさで頬を撫でる。

「もう・・・ビックリするじゃない・・・」

僕が姉の胸に顔を埋めて甘えだすと、姉は何か安心したようにそう言った。

「姉ちゃん・・・姉ちゃん・・・」

僕は姉の胸に顔を埋めたままで左右に顔を動かして、その柔らかさを一層に感じる。

「ほら・・・ちゃんといつもみたいに気持ち良くシテあげるから・・・起きて・・・ね?」

姉はそう言ったが、僕は姉の胸の柔らかさと石鹸の香り、それに暖かい温もりを手放す事ができなくて、いつまでも彼女の胸に甘え続けた。

「困ったなぁ・・・そんなに好き?」

姉が言った。
僕の心臓がドキリとした。

僕は姉の事が好きだ。
その気持ちは否定しようもない。
だけど、その気持ちを姉に知られるのはマズい。
今のこの・・・ちょっとエッチな姉弟関係が崩れてしまうのが怖い・・・。

「あ、いや・・・好きって言うか・・・その・・・姉ちゃんって優しいトコもあるんだなって言うか・・・あの・・・エッチな事とかしたりして・・・でも・・・姉ちゃんは姉ちゃんだし・・・俺は弟で・・・愛美と言う妹もいて・・・あの・・その・・・」

「何言ってるか解んないよ?」
「あ、いや、だから・・・その・・・」
「そんなに姉ちゃんの胸が好きなの?って聞いてるのっ」
「いやいや・・・その・・・姉ちゃんのことは・・・は?・・・胸?」
「そう、やけに胸に顔押し付けてくるし・・・この間は触っただけで興奮してたし・・・好きなんでしょ~、お姉ちゃんの胸・・・」

(な、なんだよ・・・胸のことか・・・紛らわしい事言うなよ・・・)

僕は落ち着きを取り戻した。

「・・・姉ちゃん、結構巨乳だもんな」
「巨乳って言葉・・・あんまり好きじゃないんだよね」
「じゃ、なんて言えば?」
「う~ん・・・胸が大きい?」
「そのまんまじゃん・・・」
「じゃあ、巨乳で良いよ・・・雄太はその巨乳が好きなんでしょ~!?」

僕は巨乳が好きな訳ではない。
そりゃあ嫌いではないが、好きなのは「姉の胸」だ。
姉の胸だったら大きかろうが小さかろうが甘えたい・・・それが本音だったが、そんな事は言えない。

「まぁね・・・好きだよ」

僕はそう答えるしかなかった。

「なにが、まぁね・・・よ。カッコつけてないで避けてよ・・・重いよ、雄太・・・」
「あ、ああ・・・ごめん・・・でも、もう少しこのままで居たいんだけど・・・」
「もう・・・じゃ、2階行こっ!?・・・ソファの上じゃ背中が痛いよ」
「うん・・解った・・・」

僕は素直に姉から離れた。
それから、階段を上がっていく姉の後を着いていく。
ふと視線を上げると、ショーツ一枚しか履いていない姉の尻がイヤらしく左右に揺れている。

下から見上げると丸みを帯びた小さな尻が卑猥だ。

その光景を見ながら僕は一旦落ち着いた欲望が再び暴走し始めそうな予感に見舞われていた。


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Date:2011/12/06
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