あれから毎日、毎晩、愛美は僕の部屋へ来るようになった。
夕食を終えてから、眠るまでの間の殆どだ・・・。
愛美に言わせると、好きな者同士がずっと一緒に居たいのは当たり前の事なのだそうだ。
しかし、問題が一つ・・・。
姉の部屋へ行けない・・・。
結局僕が最後に姉に手で抜いてもらってから、再び1週間経過してしまっていたのだ。
しかも、僕が睡魔に襲われてダウンするまで愛美はずっと僕の部屋に居た。
時には眠ってしまって、愛美がいつ自分の部屋へ戻ったのかも解らないようなこともあった。
愛美に慕われるのは嬉しいが、こんな日が毎日続くとオナニーすらままならない・・・。
正直いって、健康な高校男子で、かつ、捻挫の為に2週間も運動らしい運動もしていない僕は、すでに欲求不満で暴発寸前だったのだ。
だから、本当に申し訳ないのだが・・・いや、ホントに心苦しくてこんな事を言ってはバチが当たるのを承知であえて言わせてもらうが、今日、愛美が風邪気味だからと言って、おやすみの挨拶だけして自室に戻って眠ってくれた時には、内心ホッとした。
たまには1人の時間も欲しいものだ。
…等と格好はつけてみたものの、僕の頭の中は「姉の部屋へ行く」ただその事だけが支配していた。
※※※
――コンっ、コンっ
僕は姉の部屋を軽くノックした。
ノックの音で愛美を起こしてしまわないように・・・。
「は~い・・・」
部屋の中からは軽快な音楽と姉の明るい返答が聞こえた。
「あ、俺・・・」
僕はそう言いながら姉の部屋へ入った。
「ほほぅ・・・そろそろ来ると思ってたよ・・・」
姉はニンマリと笑ってそう言った。
「あ、あの・・・いいかな・・・アレ・・・」
「アレ・・?・・・」
姉が意地悪にそう聞き返す。
「そ、その・・・手で・・その・・・」
「うふふ・・・解ってるって・・・そこ・・・座んなよ・・・」
僕はもう一時も待てないと言う感じで、始めて姉に促される事もなく自らの意思で下半身の衣類をすべてズリさげてから、彼女のベッドの端っこに座った。
「う・・・わ・・・っ。すごい事になってるよ・・・雄太・・・」
僕のモノは既に腹に付くのではないかと言うくらいの角度で勃起していた。
「だって・・・我慢できなくて・・・ホントに・・限界なんだ」
「そんなになる前に来れば良いのに・・・別に手でするくらい2、3日にいっぺんくらいならシテあげるよ?」
「あ、いや・・・そうしたかったんだけどさ・・・あの・・・とりあえずお願いっ」
僕だって3日に一回くらいのペースで姉にお願いしたかった。
でも愛美が毎日僕の部屋に入り浸っているからそれが出来なかったのだ。
しかし僕は、その事を姉に説明するのももどかしく、姉に早くシテ欲しいと言った。
「ふふ・・・そんなに興奮してる雄太も可愛いね・・・」
姉はそう言いながら僕のモノを軽く握った。
「あ、う・・・っ」
1週間欲望を溜めこんだ僕のモノは、もうそれだけで爆発しそうだ。
姉はそんな僕の様子を悟ったのか、前回よりもややスローなテンポで僕のモノを上下にシゴき始めた。
「雄太さ~・・・」
「ん、ん?」
「愛美に何か言った?・・・この間のこと・・・」
不意に「愛美」と言う言葉が姉の口から出て、何故だか僕はドキリとする。
「この間のこと?」
「そう・・・私と愛美が・・・エッチしてたの盗み聞きしたじゃん・・・雄太」
「べ、別に盗み聞きした訳じゃ・・・うっ・・・」
僕は「盗み聞き」じゃないと抗議したかったが、しなやかに上下する姉の右手が与える快感に上手く話せない。
「あれからさ~・・・1回だけ愛美とエッチしようかな~って思ったんだけど、もうお姉ちゃんとエッチは出来ないって言われたんだよね~・・・まぁ、元々姉妹でするような事じゃないし仕方ないんだけどさ~・・・雄太が何か言ったのかな~と思って」
「お、俺・・・何にも言ってないよ・・・」
「そっか~・・・なら良いんだけど。あの子さぁ・・・どうやら好きな男の子がいるみたいなんだよね~」
僕は再びドキリとする。
おそらくそれは僕の事だろうと思ったからだ。
「その子と上手くいって付き合う事にでもなったのかな~。あの子、根は真面目だから彼氏なんて出来たら、例え遊び半分でも私とあんな事しなそうだもんね・・・もう」
「そ、そうだね・・・」
僕は下半身に感じる快感と、その相手が自分だと言う事を姉に隠すと言う罪悪感で気もそぞろだ。
「でさ・・・雄太にお願いなんだけどさ・・・」
「な、なに?・・・」
「代わりしてよ・・・愛美の・・・」
「代わり・・・?・・・」
「そう、代わり・・・「
「代わりって・・・?・・・」
「決まってるでしょ・・・お姉ちゃんの事も気持ち良くしてって言ってるの・・・」
姉からのあまりの要求に僕はしばらく思考が停止する。
「そ、そ、そ、それって・・・え?え?え?」
「イヤなの?・・・お姉ちゃんはこうして雄太の事気持ち良くしてあげてるのに・・・」
「あ、い、いや・・・じゃないけど・・・姉ちゃんは嫌じゃないの?」
「まぁね。愛美に見せるよりはちょっと抵抗あるけど・・・知らない他の男の子に見せるよりも百倍良いもん・・・」
さすが合理主義者だ。
色々と考えた結果、僕に性欲処理の手伝いをさせるのが最も合理的と判断したらしい。
「で、でも・・・俺、け、経験ないし・・・」
「誰でも最初はそうでしょ。愛美だって何回かシテるうちに上手くなったんだから、雄太だって大丈夫だよ・・・それに、いつか彼女が出来た時の練習にもなるでしょ?」
(彼女・・・か・・・)
また不意に脳裏に愛美の顔が浮かんだ。
僕と愛美はまがりなりにも「彼氏と彼女」の間柄なのだから、「彼女」と言う言葉で愛美の顔が浮かぶのは仕方がない・・・自分にそう言い聞かせながら、僕は姉の手技に身を任せる。
「わ、解った・・・やってみる・・・」
「ふふ・・・そうこなくちゃ・・・ね・・・」
姉は一旦、僕のモノから手を離した。
それから、何の躊躇いも見せずに煌々と明るい部屋の中でパジャマのズボンを脱ぎ捨て、背中に手を廻して器用にパジャマの中でブラジャーを外した。
薄いピンク色の可愛いデザインのショーツがスラリとした体躯の姉には幼すぎる印象だ。
「ほら・・・ここ・・・見える?・・・」
姉はそう言って左右に大きく足を開いた。
薄いピンク色のショーツの股の部分・・・その中央部だけが「濃いピンク色」になっている。それはその部分がすでに濡れている事を示していた。
「雄太のおチンチン見てたら・・・こんな風になっちゃった・・・責任とってね」
「責任って・・・」
躊躇う僕の右手をとって、姉は自分の股間に触らせた。
それから姉は自分からそうしたクセに、僕の手が下着のその濡れた部分に少し触れるとビクっと身体を震わせた。
「や、やっぱちょっと恥ずかしいね・・・」
それから今更そんな事を言って顔を少し赤くする。
「そ、そだね・・・」
僕も姉の下着に指を這わせていると言う事が恥ずかしい・・・。
「ど、どうやって触ったら良いかな・・・?」
「普通に・・・そのままゆっくりと擦ってみて・・・」
「こ、こう・・・?・・・」
「そう・・・あっ・・・じ、上手だよ・・・気持ちいい・・・」
僕は姉に褒められたのが嬉しくて、バカみたいに同じようにその濡れた部分を下着から上下に擦り続けた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
少しずつ呼吸が荒くなり、顔が紅潮している姉・・・こうしてみると、やっぱり美人だ。
しかも、その表情に快感が見え隠れして、それが僕の欲望を掻き立てる。
「ね、姉ちゃん・・・気持ち・・・いいの?」
「うん・・・気持ちいいよ・・・」
僕は姉の股間に手を伸ばしたままで自分のモノを見た。
さっき射精寸前までいって放置されているそれは、痛々しいほどに反り返って屹立し、先からはプックリと透明な液体がドーム状に溢れている。
「はぁ・・・あっ・・・ゆ、雄太・・・直接触って・・・」
姉がそう言って、腰を浮かせ自分の下着をスルリと足首から抜き取った。
初めて目にする女性のアソコ・・・DVDやネット上の画像ではいつもモザイクがかかっていてまともに見た事のない・・・その部分・・・。
もっとこう・・・感動するのかと思ったが割と普通だ。
概ね、僕が予想していたのと同じような形状だし・・・。
ただ、その部分・・・姉の穴の部分からツツ~っと垂れる液体・・・その光景が僕を興奮させる。
僕はさっきまでしていたように、今度は下着が取り払われて丸出しになったアソコへ指を這わせた。
「あっ・・・ふっ・・・」
姉は小さく喘いでから自分の右手で口元を塞いだ。
風邪気味とは言え、僕の部屋を間に挟んだ向こう側には愛美の部屋がある。
あまり大きな声を出すと僕等がしている事がバレてしまうだろう。
(待てよ・・・?・・・)
僕は姉のアソコをゆっくりと指で擦りながら考える・・・。
姉と愛美は僕より以前に互いの性器を愛撫し合う関係になっている。
その事を2人が僕に内緒にしていたのは理解できる。
僕は兄妹の中で1人だけ性別も違うし、だいたいあんな事堂々と弟に言うような事じゃない。
けれど今となっては、僕は2人の間の行為を知ってしまっている。
先日、妹と形だけでも恋人同士になった僕としては、愛美にこんな姿を見せる訳にはいかないが、姉にとっては愛美にバレても特に問題ないんじゃないだろうか・・・。
「声出しちゃえばいいじゃん・・・」
僕はそれを確かめようとそう訊ねてみた。
「だって・・・愛美に聞こえちゃう・・・」
「聞こえても良いんじゃないの・・・?」
「ダメだよ・・・」
「どうしてさ・・・」
「それは・・・だって・・・」
「だって・・・?・・・」
「い、いいから・・・もっとシテ・・・」
やはり姉は愛美には僕との関係を知られたくないようだ。
まぁ、姉と愛美の行為がそうであるように、僕と姉との行為も堂々と妹に言うような事ではない。
この時、僕はその程度に考えて深く姉を追及する事はしなかった。
――クチュクチュ・・・
姉の秘部から、僕の指の動きに合わせて卑猥な音が漏れ聞こえるようになってきた。
あの時・・・愛美と姉との行為を戸の前で聞いてしまった時と同じような音だ。
「はっ・・・はふっ・・・ぅ・・・」
姉は自分の手で口元を抑えて声を我慢していたが、時折ビクつく身体とその表情から、僕の指で十分に気持ち良くなっている事が伺えた。
――クチュ・・・クチュクチュ・・・
指先に絡み付く姉の愛液はヌメリ気を帯びている。
僕はそのヌメリを利用して、彼女の気持ち良い部分を休む事なく擦り続けたが、やがて姉が言った。
「ゆ、指・・・指・・・入れて・・・」
「う、うん・・・でも、いいの?・・・どのくらい入れれば?」
姉は先日の会話でハッキリとは言わなかったが「自分は処女だ」と言うようなニュアンスの事を言っていた。
そんな姉へ、奥深く指を突っ込むと痛いのではないかと心配になったのだ。
「だ、大丈夫だから・・・奥まで指・・・入れても・・・」
姉がそう言うので、僕は何の遠慮もなく一番長い中指を姉の秘部に差し込んだ。
「あっ・・あっぁ・・・はんっ・・・」
僕の指が姉の中へ入ると、彼女は一瞬喘いだ後で慌てて自分の手でまた口元を塞いだ。
僕は入れた指をどうしたものかと考えていたが、とりあえずアダルトDVDなんかで良く目にするように、ゆっくりと出し入れしてみた。
「はっ・・・はぁ・・・ん・・・ふぅっ・・・」
その動きは正解だったようで、手で塞がれた姉の口元からは快感の喘ぎ声が漏れる。
――ぐちゅぐちゅぐちゅ・・・
僕は指の出し入れを徐々に速める。
「はっ、はっ・・・はぁ・・・っ・・・」
それに合わせて姉の口からも忙しない息遣いが漏れる。
「はっ・・・はっ・・・はぁ・・・っ・・・い、いいよ・・・そのまま・・・そのままぁ・・・あ、イク・・・イク・・・イクッ・・・」
姉は出来るだけ小声で「イクっ」と告げると、秘部を僕に曝け出した恥ずかしい格好のままで、少し腰を浮かせてビクビクっと身体を震わせた・・・。
※※※
「き、気持ちよかった・・・のかな?」
僕は下半身だけ裸のままでベッドに横たわる姉に向かってそう訊ねた。
「うん・・・良かった・・・久しぶりにイッちゃった・・」
「そっか・・・良かったよ・・・あの・・・じ、じゃあさ・・・」
「うん・・・解ってるって・・・ちゃんと雄太にもシテあげるから・・・」
姉はノロノロと身体を起こすと再び僕のモノを握って手を上下させ始めた。
僕は姉の手から受ける快感は勿論のこと、今見たばかりの姉の痴態と部屋中に立ち込める「女の匂い」に興奮し、数分のうちに彼女の手に欲望の白濁液を放出した・・・。
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