「…んっ…むっ…」
美緒は生まれて初めて男性器を口にしていた。
思った程の嫌悪感や不快な感じはしない…それどころか、男のモノを咥えている自分に益々淫靡な気持ちになる。
「…そうそう…もっと深く咥えてごらん…」
美緒は小さな口を一杯に開いてナンパ男のモノを咥えこんでいる…だが、これ以上はムリだ、顎がはずれてしまう。
しかし、アイマスクをした美緒には解なかったが、精いっぱい深く咥えたつもりでも、美緒の口はナンパ男のモノを半分も隠していなかった。
初めて男性のモノを口にした美緒のフェラチオはナンパ男を満足させる水準にはなかった。
「上手だよ…気持ち良い…」
だが、ナンパ男はそれをおくびにも出さずそう言った。
そう言いながら、美緒のムネに手を伸ばして片手では収まりきらないムネを揉んだ。
大きいムネだと思ってはいたが、こうして前屈みになると益々、その大きさが際立つ。
「ねぇ…パイズリってやった事ある…?…」
彼はそう尋ねた。
男性経験が初めての美緒にそんな経験がある訳もない。
美緒は「パイズリ」自体が何なのか良く解らないまま首を振った。
「教えてあげるから…やってみようよ…」
男は美緒のたどたどしいフェラチオを中止させ、再び彼女を仰向けに寝かせた。
その美緒の胸元を跨いで美緒の2つのムネの谷間に自分の長いモノを当てるナンパ男。
「両手でムネを寄せて…そう…そうやって、俺のおちんちん挟んで…そうそう…」
言われるままに両手で自分のムネを寄せて中央にある硬いものを挟み込む美緒…。
「おぉぉ…やっぱり…ね…気持ち良いんじゃやないかと思ったんだ…」
男は快感混じりの声でそう言いながら腰を前後に揺すりだした。
胸の谷間に感じる硬く、熱い棒状の感覚が前に後ろにと動いている感覚。
美緒にとっては気持ちの良いものではないが、いちいちナンパ男の口から発せられる快感のセリフが美緒を興奮から覚まさない。
「あぁぁ…このまま出しちゃいたいけど…」
そう言いながらナンパ男は美緒の上から身体を避けた。
「それじゃ、勿体ないからね…」
そう言って美緒の両脚をナンパ男が持った。
(あ…入れるんだ…)
美緒は自分の鞄の中にコンドームを準備していた。
こんなものを買う日がくるとは思わなかったが、男性と1度だけ経験してみようと決めた日に購入しておいた物だ。
だが、それを使ってくれと言う隙もなく、ナンパ男は美緒の中に入ってきた…。
自分でもヌルヌルになっている事が解るほど濡れた秘肉を掻き分けるようにしてヌ~ッと入ってくる異物感…。
「あぁぁっ!…」
美緒は快感の声をあげた。
これまでのどんなバイブよりも気持ち良い…。
(バイブみたいにクネクネ動いたりする訳じゃないのに…なんでこんなに…)
「…気持ちイイの~」
美緒は「何でこんなに気持ち良いのか」と言う疑問の最後の部分だけを口に出してしまった。
「もっと、気持ち良くなって…」
耳元で囁くナンパ男の声。
(それにしても…)
かつて、美緒の経験したバイブも、今かれが侵入してきた場所まで届いた事があった。
しかし、その時とは比較にならない快感…この違いは、ソレが肉棒かそうでないか…それだけなんだろうか…。
やがて美緒は何も考えられなくなってきた。
何故気持ち良いのかなどどうでも良かった。
とにかく「今」、人生で一番気持ちの良いSEXをしているのだ。
「あぁ…あぁ…もっと…」
そう言ってから美緒はハッとした。
同じセリフをお姉さまも言っていた事を思い出したからだ。
(なんか…お姉さまの気持ちも解るような気がしてきた…)
美緒は快感に身を捩り、大きな喘ぎ声を上げながら「男性の良さ」を実感していた。
「あぁぁぁっ…もっと…もっと…」
美緒は自分でも驚くような喘ぎ声を上げて悶える。
その姿をすぐ近くからカメラが撮っている。
いわゆるロリ系の顔に似つかわしくない巨乳がユサユサと揺れるさまと、美緒の卑猥な喘ぎ声に、こうした場面を見慣れているはずの撮影者の股間もゆっくりと膨らみを増していた。
正常位でひとしきり悶える姿をカメラに収めると撮影者の男は美緒のムネに手を伸ばした。
いやらしい手つきで美緒のムネを揉みしだく撮影者の男。
それをナンパ男は「珍しいな」と言うような顔で見ている。
今、美緒は股間にはナンパ男のモノを深く挿入され、ムネは別な男の手によって弄ばれている。
だがアイマスクをしたままの美緒には、まさか2人の男に同時に自分の身体を弄ばれている事など解らない。
ナンパ男は、撮影者の男が美緒のムネから手を離すのを待ってから美緒の身体を裏返した。
あまりの快感に身体を裏返されてもフニャリとしたままの美緒の腰を持ち上げるナンパ男。
力ずくで腰を持ちあげると、美緒は膝を着き四つ這いの恰好になった。
四つ這いで尻をナンパ男へ向けて突き出した美緒の秘部へ再び長いイチモツを挿入する彼。
「あぁぁぁっ!…奥まで届いてる…届いてるよぅ…」
半ば泣き声のようにそう告げる美緒。
「どこが気持ち良いの…言ってごらん…?…」
「あっ、あっ、あっ…アソコ…アソコが気持ち良いっ…!」
そう返答する美緒。
ナンパ男はもっと卑猥なセリフを言う女の子をカメラに収めようと続けざまに言う。
「アソコじゃ解らないよ…どこが気持ち良いの…教えてよ…」
男は腰を大きく激しくグラインドさせながら言った。
こんなに激しく動いていても射精感に襲われてはいないようだ。
「お…まんこ…」
美緒は途切れ途切れに言った。
「え?…どこ?…聞こえないよ…?」
意地悪く言うナンパ男。
「オ…マンコ…オマ○コが気持ち良いっ…」
美緒の口から漏れた卑猥な言葉に満足そうなナンパ男。
「いい…気持ちいい…オマ○コ…気持ちいい…」
一度言ってしまえば恥じらいも薄らぐのか、淫語を連発しながら快感に浸る美緒。
「じゃあ…次は上になってみようね…」
まるで子供でもあやすように優しく言うナンパ男の上にアッと言う間に乗せられる美緒。
「自分で入れてみて…」
一旦抜けた男性器を自分の手で導いて挿入しろと要求するナンパ男。
それを拒否する事もなく、あれほど忌み嫌っていた男性の上に跨り、中央にそびえ立つナンパ男の大きなモノを右手で自分の陰部に導く美緒。
「クチュッ…」
男の先端部を少し自分の陰部に当てただけで聞こえる卑猥な音に一瞬驚く。
「そのまま…腰…落として…」
ニュニュ~ッとナンパ男の大きなモノを根本まで飲み込む美緒の性器…その様は真正面からカメラに収められている。
「あっ…あぁっぁっぁあ…」
彼のモノがすべて収まると、再び大きく喘ぎだす美緒。
今の…この騎乗位と言う体制も美緒にとっては初めてだ…だが、美緒の腰の動きはそれを感じさせない。
「おっ…っとと…そんなに激しく動いたら、出ちゃうよ…」
美緒は初めての騎乗位でも上手く動くことが出来ていた。
何のことはない…自分の気持ち良い所にナンパ男のモノが当たるとうに動いているだけだ。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ…」
自らの腰の振りに合わせて、短い喘ぎ声を連発する美緒。
ナンパ男は自分の上でユサユサと上下に大きく揺れるムネを凝視している。
腰を上下に動かしたり、前後に激しく振ったり…その様を見れば、とても美緒は今日初めて男性とSEXを経験する生粋のレズっ娘だと気付く者はいないだろう。
実際、相手をしているナンパ男も、それをこっそりと撮影している撮影者の男も、そんな事は|露《つゆ》ほども思っていなかった。
美緒の騎乗位と目の前で揺れる巨乳を十分に楽しんだナンパ男は、身体を起こすとそのまま向こうへ美緒の身体を倒し、再び正常位の形になった。
「あぁぁぁぁぁ…」
目の前の巨乳の女の子を見てから、その視線をカメラを構える男に向ける。
視線を向けられた男は少し美緒へ近づくと、右手でOKのサインを出した。
途端に激しくなるナンパ男の動き…。
「ああっ!あああああああああっ…!…すごい…イク…イッちゃう…イクッ!!」
そう言ってビクつく美緒。
美緒がビクっと身体を震わせると同時に、自らのモノを彼女の陰部から抜いて少し前に移動するナンパ男…。
「あ…あぁぁぁぁ…はぁ…」
と快感の余韻へ突入しようとする美緒のムネ目がけて白い液体が迸り、白くてキレイな巨乳を汚す。
少しの静寂の後で、美緒のムネを汚した液体は、彼女のムネの膨らみに逆らう事が出来ずにドロリと流れ出す。
「はぁはぁ…」
と汚れたムネを拭くこともできずに、精液で汚れたまま肩で息をする彼女。
(精子…出た…)
ボ~ッとする頭で、自らの初めての男性経験が終わったのだと思った美緒を不意に再び快感が襲いかかる。
「…あっ…な…に…?…」
事態が飲みこめず、そう聞く美緒。
「いや…俺。あんまり興奮しちゃってさ…このままもう一回…頼むよ…」
彼女の足元でナンパ男の声がする。
(こんな…まだ、こんなに硬いの…?…)
女の子同士で楽しむ時の良いところは、満足するまで何度でも果てる事が出来る事だが、今美緒の相手をしているのは男性だ。
男性経験のない美緒だって、男性が一度射精すると回復に時間がかかる事くらいは知っている。
(今…ホントに今出したばっかりなのに…こんなに…)
だが、今美緒の中に入ってきたソレは、まるで今までの激しい行為が無かったかのように硬いままで美緒の中へ出たり入ったりしている。
「あっ…あぁぁぁあぁ…!」
つい今まで激しく突かれていた美緒は、少し時間を置いただけで再び入ってきた彼のモノに、たちまち快感の世界に引き戻される。
「まだ…こんなに…すごぉい…」
思った事をそのまま口にして快感に身を任せる美緒。
だが、今美緒の中に入っているのはナンパ男のソレではなかった…。
どうやら、撮影者の男は美緒が好みのタイプだったらしい。
ナンパ男が美緒のムネへ精液をまき散らした様をきちんと撮影し終えた彼は、やおらナンパ男に無言でカメラを渡してズボンと下着を静かに脱ぎ去った。
そしてそのまま、はぁはぁと肩で息をする美緒の両脚を持って、自らのモノを彼女の十分にほぐれた陰部へ突き立てたのだ。
撮影者の男のモノは、ナンパ男のモノと比較すると随分と小さかった。
いや、ナンパ男のモノが異常に大きなだけで、彼のサイズは普通なのだが…。
しかし、良いだけナンパ男に突きまくられて訳のわからない快感に浸っていた美緒は、そのことに全く気が付かなかった…そもそもナンパ男以外の人間がこの部屋に居るなんて事は、アイマスクをしている美緒には知る由もない。
だから、ナンパ男が今発射したばかりだと言うのに、そのまま硬いモノを再び美緒の中に侵入させてきた…と思うのは仕方がなかった。
撮影している間、ずっと我慢していたのか、撮影者の男のモノは気の毒なほどにビンビンだ。
それが美緒の秘部へ出たり入ったりするたびにパチンパチンと腰を打ち付ける男が鳴り響く。
先ほどまでそこで美緒の肉壺の感触を堪能していた男は、慣れた手つきでその様子をカメラで撮影している。
おそらく、彼が撮影側に回ることも時にはあるのだろう。
「あっ…あっ…あっ…もう…もう…」
そんな事は全く知らない美緒は、同じ男が自分を続けて突きまくっているのだと信じて疑っていない。
「もう…ダメ…また…イク…イッちゃうぅ…」
甘ったるい声でそういう美緒。
それを待っていたかのように一際激しく腰を前後に降り出す撮影者…いや、元撮影者の男。
「…い…イクっ!!」
美緒は、さっきイッたばかりだと言うのに、10分もしないうちに続けざまにイッてしまう。
それを満足そうに見届けると、美緒の中から自らのモノを抜き、右手でシゴきだす元撮影者。
その先から、白濁液が勢いよく射出される。
先ほどのナンパ男は美緒のムネを狙って発射したが、元撮影者の男は抜いたまま美緒のお腹を目がけて発射した。
だが、勢いがある…。
予想外にビュッ、ビュッっと発射されたそれは、まだナンパ男のモノでドロドロに汚れたままの、美緒の大きな乳房まで届いた。
2人分の精液でムネからお腹にかけて、まんべんなく汚された美緒。
だが、今度も快感のあまり、すぐに起き上る事は出来ない。
カメラは2人の男に弄ばれて、全身精液まみれのままで横たわる巨乳の女の子の姿を撮っていた。
その間に、元撮影者の男は素早く…しかし静かに身なりを整えると、ナンパ男からカメラを受け取って部屋から消えた。
その後でナンパ男は優しく、汚れた美緒の身体をティッシュでキレイに拭いてくれた。
「シャワーしといでよ…」
ナンパ男は尚も優しく言う。
(こんなに気持ち良いなら、またシテも良いかな…)
そう思っていた美緒だが、シャワールームを出るとナンパ男の姿は無かった。
アイマスクを付けた美緒の、あられもない姿を収めたDVDがレンタルショップのアダルトコーナーに並んだのは、それから数か月後のことだった…。
≪
前へ /
次へ ≫
Information