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凛 騎 応 変!

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□ 姉遊戯(完結) □

第22話 …酔っぱらった姉…+オマケ付

怖くて1階へ降りられない・・・。

何故か?

それは、昨晩遅くに姉がお酒に酔って帰宅した事が発端だった。

姉はどうやらお酒が得意なほうではないようだったが、社会人にもなると好きでもないお酒を口にしなければならない事もあるらしい。

両親はとっくに眠ってしまっている時間だったが、酔っぱらった姉は静かにドアを閉めると言う気遣いも出来ずに、玄関から入ってきた。

家族が寝静まった時間に帰宅したにも関わらず、忍び足ではなくドタドタとした足音が聞こえるのは、彼女が酔っぱらっている証拠だろう。

それでも姉は気丈にも、玄関を入ったその足で浴室へ向かったよおうで、程なくしてシャワーの水音が2階にまで聞こえてきた。

僕はしばらく目を瞑って、そのシャワーの音を聞いていたが、10分以上も水音以外の物音が聞こえないとなると心配になってきた。

(ったくもう・・・仕方ないな・・・)

僕は、眠りかけの目を擦りながら静かに階下へ降りて、そっと浴室を覗いた。

すりガラス越しに見える姉の姿は、どうやらきちんと立ってはいるようだが身動ぎ一つしない。

僕は思い切って、浴室の扉を開けて中の姉に声をかけた。

「姉ちゃん・・・大丈夫?」
「きゃあ!・・・」

姉は遠慮のない声で驚きを表現した。

「し~っ・・・父さんも母さんもとっくに寝てるんだからさ・・静かにしてよ」
「だって、急に声かけるからびっくりしたじゃない・・・」
「姉ちゃんが心配だから見に来たんだろ・・・」
「大丈夫だよ・・・もう出るから・・・」
「それなら良いけどさ・・・」

浴室でシャワーを浴びる姉の顔が赤いのはアルコールのせいなのか、それともシャワーを浴びたからか・・・判断は出来なかったが、どうやら思った以上に大丈夫そうな姉の姿を見て、僕は安心して自室へ戻りベッドにもぐりこんだ。



※※※



――ガチャッ

ノックもせずに僕の部屋の戸が開いた。

階段を昇る遠慮のないドタドタとした足音が聞こえていたから、入ってきたのが姉だと言う事は見るまでもなく解っていた。

「翔太~・・・・」

真っ暗な室内に向かって、姉は僕の名を呼びながら後ろてに部屋の戸を閉めた。

「なんだよ・・・早く自分の部屋に・・・」

僕は姉に「早く自分の部屋に戻って寝ろ」と言おうとしたが、最後まで言い終える事は出来なかった。

ドサリと姉が僕のベッドに寝転がったからだ。

暗くて気が付かなかったが、姉はショーツとブラジャーだけの姿だ。

「ちょっ・・・姉ちゃんの部屋は隣だろ・・・」
「んふふ・・・解ってるよ・・・そんな事・・・」
「じゃあ、何で・・・」
「うふふ・・・」

姉は下着だけの姿で意味ありげに笑う。

「ねぇねぇ・・・翔太~~」
「だから何だよ・・・」

全く酔っ払いは面倒くさい。

「しよっ!」
「へ?」
「お姉ちゃん、エッチがしいたいの。だから、今からしよっ!」

階下では両親が眠っている。
おまけに今の姉は酔っている。
絶対に危険だ。
姉が何と言おうと、応じてはダメだ。
あまりにもリスクが高すぎる。

しかし、身体が心とは離れて行動を開始する。

僕は既に無言のままで姉の背中に手を回し、彼女のブラジャーを外し終わっていた。
それは姉のせいだった。
だって・・・可愛すぎる・・・。

想像してみて欲しい。

あなたの大好きな人が、お酒に酔った勢いで下着姿で自分の部屋へやってくる・・・。
そしてそのまま、自分が横になっているベッドの隣へ倒れ込む。
少しの間を置いて、可愛らしく笑いながら「しよっ!」と一言エッチに誘う。
その頃には暗闇に目が慣れてくる・・・そして視線を動かすとブラジャーに隠された豊かな胸の谷間が目に入る・・・。

どうだろう?
自然にそのブラジャーを外しにかかる僕の心理が少しは解ってもらえるだろうか?

(な、なんとかなるさ・・・)

僕は階下の両親にバレると言う最悪の事態だけは回避できるに違いないと自分に言い聞かせながら、身体を下へずらして、姉の乳房に舌を這わせる。

「んっ・・はぁ・・ん」

そして焦る。

アルコールの作用で大胆になっているのか、それとも感じやすい身体になっているのか、姉の口からは少しも控えめでない喘ぎ声が漏れたのだ。

「んぐっ」

僕は慌てて右手で姉の口を抑える。

「ちょっと・・・声はヤバいって・・・」

僕が姉の目を見てそう言うと、彼女は僕に手で口元を抑えられたままでコクコクと頷く。

それを見た僕は、そっと姉の口元から手を離して、再び彼女の乳房を舐め始めた。

「んっ・・ふむっ・・んっ・・はぁ・・・」

姉は必死で声を堪えながら快感に身悶えする。

声を出せないシチュエーションには慣れていたが、ここまで必死に声を我慢する姉の姿は初めて見る。

――ちゅっ・・・チュチュぅ

その姉の乳首を僕は遠慮なく吸いたてる。

「あっ・・・はっ・・・むぅ・・」

突然の思いがけない刺激に、思わず一つ大き目の喘ぎ声を出してしまって、姉は慌てて自分の手で口を塞いだ。

「しょ・・・翔太・・・こっちも・・・して・・・」

しばらく、僕に乳房を舐められて気持ち良さそうにしていた姉だったが、我慢できなくなったようで、自分で自分のショーツを脱ぎ捨てるとそう言った。

何度も身体を重ねてきたが、姉が自分からショーツを脱ぎ捨てて、その部分を愛撫して欲しいなどと僕に言ったのは、これが初めてだった。

「うん・・・どうして欲しい?」

僕はそう言った。
別に意地悪のつもりでも何でもなく、両親にバレないために最も効率的な方法を選択しようと思っただけだったが、姉には意地悪に聞こえたらしい。

「そんな・・・意地悪しないで・・・舐めて・・・お姉ちゃんのアソコ・・・舐めてぇ…」

僕は姉の口からそんな卑猥なセリフが飛び出すとは思いもよらず、一気にテンションが上がる。

――ジュルっ・・・ジュルルっ

多少の音には構わずに姉の秘部を舐めまわす。
彼女のそこは、僕の唾液で濡れたのではなく、僕が舐め始めた時にはすでにグショグショに濡れていて、たった今シャワーを終えてきたと言うのが嘘のように「女」の匂いを放っていた。

「あっ・・・はぁ・・・あんっ!」

姉は耐え難い快感に、思わず喘ぐ。
僕はまた焦って、舐めるのを中断して姉の口元を手で塞ぐ。

「らって・・・きもひいいんらもん・・・」

姉は僕に口元を塞がれたままで、そう言い訳する。

このまま姉の口を塞いだ姿勢では、彼女の秘部を舐める事が出来ない。

(困ったな・・・)

そう思って、何の気なしに辺りを見廻す僕の視界に、つい今しがた姉が脱ぎ捨てた彼女のショーツが映った。

(そうだ・・・)

僕は姉のショーツを拾い上げると、クシャっと小さく丸めて、それを姉の口の中に突っ込んだ。

「んっ・・・むぅ・・・」

姉は少し抗議の声をあげる。

「だって・・・姉ちゃん、声出ちゃうから・・・仕方ないじゃん・・・」

姉は最初こそ抗議していたものの、そうしないと僕が姉の秘部を舐められないと悟ると、自らがさっきまで身につけていたショーツを口に入れたままで大人しく目を閉じた。

それにしても・・・。

さっきシャワーを終えてきたばかりの姉のそこは、驚くほどにヌルヌルに濡れていた。
そればかりではない。
姉の口を塞ぐために彼女のショーツをクシャリと丸めた時に、そのショーツが部分的にヌルヌルしている感触も感じた。

アルコールと言うのは恐ろしい。
普段から姉はSEXが嫌いと言う訳ではないが、ここまで積極的に僕を求めてくる事もない。姉がそんな気分になるより前に僕が姉を誘うからかもしれないが、こんなに積極的に誘われたのは、彼女とこういう関係になってから初めての事だった。

それもこれもアルコールのせいに違いない。

僕はそんな事を想いながら、彼女の秘部に舌を這わせる。

時々、パクっ、パクっと開いてはとめどなく愛液をあふれさせる姉から、そのヌルヌルした液体を舌ですくい取り、それを塗りつけるように上部にある硬くなったクリトリスをチロチロと刺激する。

「むっ、むっ・・・んっ」

口内にショーツが丸めて突っ込まれているせいで、姉が快感の声をあげても、それはそう大きな音声にはならずに済んでいる。

(これなら大丈夫かな・・・)

僕はそう思いながら、彼女の秘部を舐めながら、右手の指を1本、彼女の穴へ挿入した。

「んむぅぅ!!っっ」

この音声はマズい・・・少し大きすぎる。

そうも思ったが、姉が腰をクネらせながら快感に身を委ねる姿を見ると、何故だか「大丈夫」と言う安心感が湧いてきて、僕はその行動を止める事が出来なかった。

――クチュクチュクチュ・・・

僕が指を動かす度に、そんな音と姉のくぐもった喘ぎ声が部屋の中に響く。

両親が眠っている前提では、おそらくバレないレベルだと思うが、今の音や声の大きさは、もしも階下の両親が起きていたらアウト・・・そう言うレベルだった。

酒に酔っていた姉はともかく、少なくとも僕はこの時点で「マズい」領域を超えていると言う事を自覚したままで、姉の濡れた穴に指を突き立てていた。

しかし、本能の赴くままに僕に対して貪欲に快楽を要求する姉の姿に興奮した僕は、解っていながらも止められない。

「しょう・・・た・・・」

姉が、自分で口内のショーツを取って僕に声をかけてきた。

「もう・・・入れて・・・翔太のおちんちん・・・お姉ちゃんに入れて・・・」

目を潤ませて、僕のモノを入れて欲しいと言う姉・・・到底、僕にはそれを叶えないと言う選択肢はとれない。

「うん・・・姉ちゃん・・・声・・・我慢できる?」
「ん~っと・・・じゃあ、こうするから・・・」

姉は、自分のショーツを再び自分で咥え直すと、さらにその上から僕の枕で顔を覆って見せた。

(それなら大丈夫かもね・・・)

そう思った僕は、コンドームを取り出して、自分のモノに被せる・・・。

その間、顔を枕で覆ったままで両脚を大きく開き、中心部で濡れて光る穴へ、硬い男根が突き刺さるのを今か今かと待ち続ける姉・・・。

――ズッ・・・ズブブっ

僕は姉の期待に応えるべく、自分の硬くなったモノを、姉の穴へ入れた・・・。

「むぅぅぅぅぅぅ・・・っ!!」

かなりの喘ぎ声だ。
枕を顔に当てていなかったら、相当マズかっただろう。

「そんなに・・・気持ちいい?」

そう訊ねる僕にまともに返答する事もできないようで、ただ狂ったように頭をブンブンと振って頷く姉。

僕はその姉へ向かってゆっくりと腰を前後させる。

――ギシっ

時折、僕のベッドが軋む音がする。

寝返りしてもこんな音が出る事はあるのに、姉と行為に及んでいると言う背徳感からか、今はこの音がものすごく大きな音に聞こえる。

(少し静かに動かないと・・・)

しかし、その時、姉が顔の前から枕を避けて、信じられない事を言った。

「ど、どうしよう・・・お姉ちゃん・・・もう・・・もう・・・イキそう・・・」

まだ姉に挿入したばかりだ。
時間にすると3分経ったかどうか。
ベッドの軋む音を気にしながら、静かに何度か腰を動かしただけ。

それなのに、姉はもうイキそうだと言う。

「ま、待って・・・姉ちゃん・・・待って・・・」

僕は慌てて、腰の動きを早くする。

姉が果てる時に、自分も一緒に射精したいと思ったからだ。

――ギシッギシッギシッ

ベッドの軋む音が断続的に聞こえる。
寝返りでベッドが軋むのなら、その音は単発的に聞こえるはずだ。
一定のリズムを守って、規則正しくギシギシと軋むこの音は、誰が聞いても行為の最中だと解るだろう。
そう・・・階下の両親にも・・・。

しかし、そんな事を気にする余裕はなかった。

――ギシギシギシっ

ベッドを激しく軋ませて、僕は激しく腰を前後に振り立てる。

姉は再び枕を顔に当てた。

「むっ、むっ、むっ・・・むぅぅ・・・イクっ、イクっ・・・イクぅぅっ!!」

姉が先に身体をビクつかせた。
そのまま何度かビクッ・・・ビクッ・・・と身体を震わせると「はぁぁ」と大きく息をつく。

「くっ・・・出るっ・・・」

それから遅れる事数十秒、僕はコンドームの中に思い切り射精した・・・。


射精した後で、青ざめる・・・。

今日のコレ(・・)は相当マズい・・・。
興奮から覚めた僕は急速に冷静さを取り戻して、その事に再び気が付いたのだ。

姉はどう思っているだろうか・・・。
そう思って、顔のまえの枕を避けて、姉の表情を見る。

そこには、満ち足りた可愛らしい顔でスゥスゥと小さな寝息を立てる姉の顔があった。

(おいおい・・・全裸で俺の部屋で寝るって・・・どうすんだよ!?・・・これ・・・)

しかもただ全裸なだけでなく、両足はだらしなく開き、その中心部にある膣の部分は僕に挿入された痕跡をハッキリと残して濡れている。
こんな姿のまま自分の部屋に姉を放置しておく訳にはいかない。

結局僕は何とかして姉にショーツを履かせ、上には僕のTシャツを着せ、静かにドアを開け放って、姉を抱き上げて彼女のベッドまで連れて行った。

なんだかんだ言って、姉はやはり酔っていたようで、その間に一度も目を覚ます事はなかった。

僕は階下の気配に耳を澄ませた。

どうやら両親が起きてはいない事に少し安心する。

それから、そのまま自室に戻って、僕もいつしか眠りについた・・・。


そして、朝が来る・・・。
冷静に考えてみる。

昨日、姉とのSEXが終わった後で階下の様子に耳を澄ました時、物音は聞こえなかった。
だが、どうだろう。
仮に両親が起きていたとする。
2階からは明らかに男女の行為が行われているような気配がする。

2階には自分たちの娘と息子の2人しかいないはずだ。

それなのに、2階からは快楽を求め合っているような気配がする。

その状況で、両親は飛び起きて僕の部屋へ来るだろうか?

来るかもしれない。
だが、突然の事に驚いて、ここへは来れないかもしれない。

つまり、階下で物音が聞こえなかったからと言って、それは「両親にバレていない」と言う確たる理由にはならないのだ。

そう思うと、怖くて1階へ降りられない・・・。

姉は今も呑気に自室で寝息を立てている。
昨晩の事を覚えているのかいないのか知らないが、少なくとも冷静な判断力を欠いていた事は間違いない。
目を覚ましたら、僕と一緒に青ざめてくれるだろう。

僕はあまりの怖さに1人で1階へ降りる事もできなくて、姉が自然に目を覚ますのを待つ事に決めた・・・。

※※※※※※※※※

これだけの行為をしておいて誰にもバレていないはずもなく・・・。
と言う訳で、この時の2人の母の様子を書きました。
ブログのみで公開です^^

※※※※※※※※※




…酔っぱらった姉~その時母は・・・~



「ん、ん~」

ハッキリしない意識の中に小さな話声が聞こえてくる・・・。

(こんな時間に・・・)

目は瞑ったまま、いつでも眠りの世界に引き返せる状態を保ったままで、耳だけ話声に傾ける。

どうやら、翔太と優奈が話しているようだ。

今日は、優奈は会社の飲み会があるから帰りが遅いと言って外出していった。

(今、何時だろう・・・)

時計を見たかったが、一度目を開けると眠りの世界に戻れなくなってしまうかもしれない。

(まぁ・・・良いか・・・)

私はそのまま目を開ける事なく再び眠りの世界に戻ろうとした。

しかし・・・。

どうやら話声は浴室から聞こえるようだ。

(優奈がシャワーでもしてるのね・・・)

最初は単純にそう思った。

(え?・・・)

おかしい・・・。
優奈がシャワーをしているのなら、彼女は裸になっているはずだ。
それが何故、翔太と会話しているのだろう。

一瞬そんな考えが頭をよぎる・・・。

(優奈が浴室で眠ったりしないように声をかけてるのね・・・)

普段から姉弟仲は異常なほど良い。
今日も翔太は優奈の帰りが遅い事を心配していた。
姉想いの翔太は、彼女の事が心配で浴室の扉越しに話をしているのだろう。

(翔太が見ているのなら平気ね・・・優奈にはお酒を呑み過ぎないように明日言わなきゃ・・・ね)

私はそう思い直すと再び眠りの世界に向かって歩を進める。

そして、完全にその世界に入り込もうとしていた時に再び物音に引き戻される。

――タンっタンっタンっ・・・

どうやらシャワーを終えた優奈が何の遠慮もなしに、階段を上がっていく音らしい。

(もう・・・こんな時間なんだから、少しは静かに歩きなさいよ・・・)

私は優奈の足音にそう文句をつける。

――ガチャっ・・・パタン・・・

2階の戸が開く音がして、それから閉まる音がする。

(やれやれ・・・)

優奈が自室に戻った事で、ようやく静寂を取り戻すであろう我が家・・・私はまた眠りの世界に戻ろうとした・・・。

「・・・・ぁぁぁ・・・」

その時、私の耳に人の声が聞こえた。
「話声」ではない「声」だ。
それも・・・普通の声ではなく・・・何と言うか・・・まるで・・・。

(いや、でも・・・そんな訳はない・・・)

そう思っている私の耳に、今度は2階からハッキリと「声」が聞こえた。

「あっ・・・」

間違いない。
「アノ時」の声だ。

(翔太ったら・・・ヘッドホン位しなさいよ・・・もうっ・・・)

私は、私と同じように眠りを遮られた翔太が、そうした卑猥な類のDVDを見始めたのだと思った。
アダルト系のDVDが何本か隠してあるのは、翔太の部屋を掃除に行くたびに目に入っていたし、彼ももう高校3年生、来年は大学生だ。

そうした物に興味が無い方がおかしいくらいだろう。

(それにしても・・・翔太がね・・・)

しみじみと思う。
昔は女の子と間違われるくらい可愛らしい顔をしていた翔太。
そんな翔太も女性の身体に興味を持つようになったのだ。

女性の身体と言えば・・・。

私はついに眠りの世界に引き返す事を諦めて目を開け、隣で眠る夫を見た。

気持ち良さそうに眠っている。

私だって、まだまだ40代も半ばだと言うのに、夫との夜の営みは殆どない。
前回、夫とそうした行為をしたのはいつだっただろう。
そんなに自分には魅力がなくなってしまったのだろうか。

私はそれを確認するように、自分の手で自分の乳房に触れてみた。

胸には昔から少しは自信があった。
充分なボリュームと質感。
今でこそ、少し重力に逆らえなくなった帰来はあるものの、昔はツンと上を向いた格好の良い乳房だった。

それに感度だって・・・。

「はぁ・・・」

少しだけ乳首に触れてみると、全身を巡るような思いがけない快感が走って、おもわず溜息が出た。

驚いて隣で眠る夫を再び見るが、何事もなかったかのように眠っている。

私はそれを良い事に、パジャマの前をはだけて、今度は両手で大きく乳房を揉んでみた。

隣に夫は寝ているものの、私は毛布をかけていて、その中で何が行われているのかは一見して解らない。

それに、夫は昔から寝つきは良いが寝起きが悪い。
そう簡単に起きるとも思えない。

この時点で私は、既で「オナニーをしよう」と心の中で決めていた。

キッカケが我が子の部屋から漏れ聞こえるアダルトDVDの音声と言うのは、やや心の中に引っかかるものを感じたが、そんな気分になってしまったのだから仕方がない。

私は開き直って、静かに腰を浮かせて毛布の中でショーツを脱ぎ去った

それから、そこに触れてみる。

驚くほど・・・と言う訳ではないが、明らかに通常時に比較して湿り気は帯びていた。

(ああぁ・・・・)

久しぶりに、触れた自分の陰部・・・。
そして久しぶりのこの感覚・・・。
とても気持ちが良い・・・。

ふと時計を見ると、すでに午前2時を廻っている。

自分の指で触れた事によるその快感は、いつまでも感じていたいような類のものだったが、そんなに時間をかけて楽しんでいると眠る時間がなくなってしまう。

明日は休日とは言え、他の家族とは違って、主婦の朝は早いのだ。

――くちゅ・・・

最後の瞬間だけを目指して、私は自分の蜜壺に中指を滑り込ませた。
抵抗なく指の根本まで収まる私の指・・・。

それから、中に収めた指を折り曲げたり伸ばしたりして、自分の体内を掻きまわす。

――くちゅくちゅ・・・

その行為に比例して、私の秘部からは潤滑油が流れ出しているようで、卑猥な音が聞こえる頻度も増えてきた。

(大丈夫よ・・・)

しかし、夫の寝起きの悪さは私が一番良く知っている。
この程度の音で目を覚ますような人ではない。

私はどんどん中指の動きを激しくする。

「ぁぁ・・・っ・・ぁん・・・!」

また2階から小さく女性の喘ぎ声が聞こえた。

(翔太はまだアダルトDVDを見ているらしいが、今はそんな事はどうでも良い・・・)

私は、私の体内を掻きまわす指の動きはそのままに、空いた方の手で自慢の乳房を揉み、その先端で硬くなっている乳首を乱暴に摘まんだ。

(あっ・・・ああぁ・・・)

喘ぎ声を出す訳にはいかない。
私は自然と毛布の端を口に咥えて噛みしめて行為に耽っていた。

(欲しい・・・)

自分でもはしたないと思うが正直な気持ちだった。

自身の手で十分に快感を与えられた身体は、自然と男性のモノを奥深くに迎え入れたい欲求にかられる。

何かを期待した訳でもないが、何となく隣のベッドで眠る夫を見る。

相変わらず静かな寝息をたてている夫。
昔は毎晩のように、夫のモノを舐め、咥え、十分に硬くなった男根を迎え入れていた。
・・・そう・・・ココに・・・。

――クチュクチュっ

私はそんな事を想いながら右手の動きを加速させる。

徐々に湧き上がってくる快感・・・。
もう少し、あと少しでイキそう・・・。

しかし、例えこのまま果てたとしても、男根が欲しいと疼いている自分の身体は満たされないだろう・・・それを解っていても、尚動きを止める事のない右手・・・。

(あぁ・・・欲しい・・・あなた・・・あなたに激しく突かれたい・・・)

――ギシっ、ギシっ、ギシっ

2階からはベッドの軋む音が聞こえてきた。

(そう・・・あんな風にベッドが軋むほど激しく・・・あなたに・・・?)

おかしい。

今聞こえるこのベッドの軋む音は、どう考えてもテレビを通じて聞こえる音ではない。
この部屋の天井・・・2階の床・・・そこを伝ってダイレクトに聞こえてくる。

翔太は今、アダルトDVDを見ている。
年齢的にも、ただ見るだけ・・・と言う訳ではなく、もしかしたら今自分がしているように自分自身の手で快楽を求めているかもしれない。

だが・・・。

(ベッドが軋むのはなぜ・・・?・・・)

だっておかしいじゃない。
テレビのモニターを見ながら、翔太が自分のモノを握って激しく扱きたてる姿。
母親としては、なかなか想像したくない光景ではあるが、まぁそこまでは容易に想像がつく。

では、どういうシチュエーションになったらベッドが軋むのだろうか。
そんな・・・ベッドが軋むほど激しくオナニーするものだろうか。
それはちょっと・・・いくら何でも考えられない。

とすると・・・。

私は、忘れかけていた数年前の出来事を思い出す。

暑い夏の日に、自分がパート先の勤務表を見誤って、出勤してすぐに帰宅した日の出来事・・・。

あの日、翔太の部屋へ行った私は、翔太と優奈しかいないはずの部屋の中から、何故だかSEXの後の男女の匂いを感じ取った。

不思議に思ったが、そんな訳はない。
気のせいだと思うようにして、そのまま数年間、あの出来事は思い出す事もなかった。

でも・・・。

そう考えればすべてのツジツマがあう。

あの時、既に翔太と優奈はそう言う関係になっていた。
だから、自分が予定外に早く帰ってきた時に、情事の痕跡を消す事が出来ず、私にSEXの後の匂いを感じさせてしまった。

そして今・・・今でもその関係は続いていて、私達がとっくに眠っていると信じ切ったまま姉弟でSEXに興じているとすれば・・・すべてのツジツマが合う・・・。

(そ、そんな・・・まさか・・・)

私は、自分自身の身体がさっきまで受けていた快感が消え失せ、興奮していた気持ちは急速に不安感に変わっていくのを感じていた。

夫を起こそうか。
それとも、静かに2階の様子を伺いに行こうか。

そうも思った。

だけど、その先を考えると、私の身体は鉛のように重くなって、ベッドから起き上がる事すら出来ない。

あり得ない・・・あり得ない事だけれど、万一私の猥褻な想像が当たっていたら・・・そう思うととてもじゃないが、その現場に踏み込む事など出来はしなかったのだ。

2階からは、ほんの数分の間だけギシギシと言うベッドが軋む音が続いたが、だんだんと軋む音が速く・・・激しくなった後でピタリとその音は消えた。

まさしく、男女がSEXをする時のベッドの軋み音の特徴と一致する。

ゆっくりと軋みだして、それが激しさを増し、激しさのピークを迎えた所で最後の時を迎えて、ベッドの軋みはピタリと止まる・・・まさにその通りの出来事が2階で今起こった。

(まさか・・・まさか・・・まさか・・・)

私は、まさか・・・と繰り返し考えていたが、そのうちにパジャマの前をはだけた淫猥な格好のままで眠りに落ちてしまっていた・・・。



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Date:2011/11/22
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