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凛 騎 応 変!

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□ ネトラレ実現日記~妻を他人に寝取らせるまで~ ‐第3章 妻のいる空間‐ □

~最後の空間①~


野本さんとの3Pの一件があってから、妻は元気がなかった。とは言っても僕や、子供には普段通りに接してくれたし、冗談も言い合った。
しかし、会話が途切れると、ふと考え込むような元気がない表情を見せるのだ。

彼女は落ち込んでいる時には逆にカラ元気を見せるのが常だったから、いつもと違うその様子を僕は少し心配した。

いっその事、この間の一件を物凄く怒っていると言うのであれば解りやすいのだが、そんな事もないようだ。そもそもあの事を話題にはしないけれども、何というか僕に対して怒っていると言うのであれば、それはすぐに解る。

今回はそうではないらしいのだ。

「綾乃・・・怒ってる?」

子供を寝かしつけた後で、僕は妻にそう訊ねた。彼女の様子が心配だったから、その理由を探ろうと思っての事だった。

「何が?」
「だから、この間の・・・野本さんとの事」
「・・・怒っては・・・いないよ」
「ホントに?」
「・・・うん」
「なんか元気なくない?」
「・・・・・」
「やっぱり怒ってるんでしょ?」
「ううん、ホントに・・・怒ってない」
「じゃあ、どうして元気ないの?」
「・・・・・」
「やっぱりイヤだった?」
「・・・・・」
「ごめんね、俺、興奮しちゃって・・・あんなこと・・・」
「違うの・・・」

妻は神妙な様子だった。僕は彼女が本当は怒っているのだろうかと不安になりながらも、さらに妻の様子を探る。

「違うって、なにが?」
「恥ずかしいなって・・・」
「裸を見られたから?」
「それもそうだけど・・・」
「あとは?」
「何か・・・私・・・エッチだったな・・・って」
「どういうこと?」
「だから・・・その・・・あんなに声とか・・出ちゃって・・・野本さんも居たのに・・・」

確かに、あの日の妻は特別だった。
勿論、夫婦だけでする行為も気持ち良かったし、妻は可愛らしく喘ぐ姿を僕に見せてくれる。
だけど、あの日は、いつもの夫婦の行為と比較しても妻がひときわ感じているのは一目瞭然だったのだ。

「綾乃・・・もしかして、あの時、野本さんと俺に同時にされるの・・・興奮してた?」
「・・・・・」
「いや、違ったら良いんだけど、もしかして綾乃も少しは興奮してたのかな・・・って・・はは、ごめん・・・違うなら良いんだ」
「・・・・・どうなのかな」
「どうって・・・自分ではどう思うの?」
「あんなの・・・恥ずかしいし・・・第一、普通じゃないから・・・変態みたいでイヤだなって思ってたの」
「うん」
「でも・・・その・・・」
「イヤだと思ってたけど・・・思ってたより・・・興奮しちゃった・・・とか?」
「・・・・・」

妻は返答しなかった。しなかったけれど、そのかわりに顔を真っ赤にして俯いて、僕の眼を見なくなった。
言葉での返答はなかったけれど、僕にはそれで十分理解できた。

あんなに変態行為に思えて嫌だった3P・・・それが、半ば強引とは言え、実際にやってみると意外に興奮している自分がいた。
その事に彼女は戸惑っているようだった。

「ねぇ、綾乃・・・」
「・・・ん?」
「恥ずかしいことじゃないよ、それは」
「・・・・・」
「綾乃は元々、少しMっ気があると思うんだ」
「M・・・っ気?」
「そう・・・M・・・解んない?」
「うん」
「その、苦痛・・・とまで言ったらアレかもしれないけど、恥ずかしいとかちょっと息苦しいとか・・・そう言うのに興奮する人のことを言うんだけど」
「えぇ!?苦しいのも恥ずかしいのもイヤだよぉ」
「イヤ、何て言うのかな・・・本気で苦しいのが好きとか、そこまで行くとMっ気どころじゃなくて、完全なドMだと思うんだ」
「・・・・・」
「綾乃のは、そんな本格的なのじゃなくって、ちょっとだけ、そう言う気があるかな?って言う程度の軽いやつ」
「・・・私・・変なの?普通じゃないってこと?」
「そんな事ないよ、人間は大別すればMかS・・・あ、SってのはMの逆で、他人を攻撃したり辱しめたりする事が好きな人のことなんだけど、極端に分ければどっちかに当てはまると思うんだ。それが、綾乃の場合はM寄りだったってだけで、別に変なことは何もないよ」
「ふ~ん・・・そう言うものなんだね」

ちょっと、自分でも自分の説明が正しいのか解らないけれども、とにかく妻は「普通」が好きな日本人の代表みたいな女だから、彼女が変だなんて思わせる訳にはいかないと思って必死に説明する。

「で、この間はさ・・・俺とエッチしながら、野本さんに口に入れられたでしょ?」
「・・・うん」
「野本さんも興奮してたし、少し苦しかったんじゃない?」
「少しどころじゃなかったよ、息出来なくて死ぬかと思ったよ」
「でしょ?それに加えて、2人がかりでいぢめられてるような・・・そんな感覚だったんじゃない?」
「・・・うん、まぁ・・そんな感じだった」
「それで興奮しちゃったんじゃないかな」
「いぢめられるのなんて・・・好きじゃないよ」

自分でもこの会話の落としどころが解らないままで話していたけれど、この辺りから、会話の落としどころを決めつつあった。
つまり、この会話を上手く進めて行けば、今度こそ、妻の了承を得て最初から3Pが出来るんじゃないかと考え始めていたのだ。

「怒らないで聞いて欲しいんだけど、きっと綾乃は自分でも気が付いていないだけで、そう言うのが嫌いじゃないんだと思うんだ」
「イヤだよぉ、いぢめられるのなんて」
「でも、俺、結婚してから、って言うかもしかしたら結婚する前から、綾乃って少しMっ気あるなぁと思ってたよ?」
「うそ~、ホントに?そんなに前から?どうして?どんなところが変だったの?」
「変じゃないってば」
「でも・・・その・・・Mっぽいって思ってたんでしょ?」
「そうだなぁ、例えば、エッチの時に俺がなかなか入れてあげないで焦らしたりとか、あと、エッチな言葉を使って綾乃が恥ずかしがるような事言ったりとか・・・そう言う時、綾乃はすごく感じてるように見えるよ?違う?」
「・・・・・」
「どう?」
「・・・そうかも・・・しんない」
「野本さんに見られたり、2人がかりでエッチなことされたりとか・・・そう言うのはそれの延長線上にあるから、同じように興奮しちゃったんじゃないかな、別におかしなことだと思わないよ?」
「そう・・・かな」

妻は鈍いけれど、僕が一生懸命に説明した事で、自分がM体質だと言うことを少し理解したようだ。さらに、しつこいくらいに「変じゃない」と繰り返したから、そのことに妙な偏見を持ってもいないようだった。

「例えばさ、普通の態勢でエッチするのが好きって人がいたり、後ろからされるのが好きって人がいたり、いろんな人が居るでしょ?」
「うん、私は普通のがいい」
「でも、後ろからされるのがいいって女の人だって、きっと居るんだよ、解るでしょ?」
「それは解るよ、人それぞれだもんね」
「それと同じでさ、綾乃は少しだけ恥ずかしいのが好き・・・そう言う事なんだよ、きっと」
「そうかなぁ・・・恥ずかしいものは恥ずかしいけどなぁ」

(今だ)

今なら言えるような気がした。逆に今を逃したら、2度と言えないような気もしたけど、僕は焦って妻を怒らせては困ると思って、一呼吸置いて言葉を選びながら言う。

「もし、もしもだよ?」
「なに?」
「もしも、綾乃が俺の言った通り、Mっ気があるんだったら、この間みたいな事をしたらきっと気持ち良いと思うんだ」
「・・・・・」
「で、前に怒らせちゃったから言い難いんだけど、その試してみない?この間みたいなやつ」
「この間みたいなやつって・・・孝介とエッチしながら、野本さんに口・・・で?」
「イヤ・・その・・ちょっと違って・・その・・・なんだ・・・いわゆる3Pってやつ」

言った。
かれこれ前回、妻に3Pを打診して怒らせてから、あと数か月で2年。ようやく再び、ここまで来た。

「え・・・っと・・・それは・・・」

今日の妻は怒りはしなかったけれど、代わりに困ったような顔をした。

「野本さんとも・・・エッチするの?」
「うん・・・イヤ?」
「孝介以外とエッチするのは・・・イヤ・・かな」
「でも、3Pってそう言うものなんだけどな」
「・・・・・」

僕は慎重だった。彼女を怒らせたくない一心だ。
だけど、今日の妻は怒りだしそうな気配はない。ここは3Pがいかに興奮する行為かと言う事を少し訴えてみてはどうだろうかと考える。

「俺と野本さん・・・交互にエッチされるんだ、1人だけだと体力の限界もあるけど、2人で交代だったら、きっと、いつもよりもいっぱい綾乃の事を気持ち良くしてあげられると思うんだ」
「そんなの・・・孝介だけでも十分気持ち良いもん・・・私」
「そうかもしれないけど・・・それ以上かもしれないよ?実際にこの間のは少し興奮しちゃったみたいだし・・・」

僕に指摘されて再び顔を赤くする妻。

「それに、俺1人じゃできないような事も出来るしさ」
「1人じゃできないこと?」
「そう・・・俺が綾乃のアソコを舐めながら・・・野本さんは綾乃の胸を同時に舐める・・・とかさ」
「そんなのっ・・・」
「例えばだよ、例えば、ほら、野本さん綾乃の胸が大好きみたいだからさ」

危ない危ない。あまりにも直接的に卑猥なことを言うのは逆効果らしい。

「一度だけ・・・どうかな?勿論、綾乃が本当にイヤだったら途中でも止めるからさ」
「そんなの無理じゃん・・・」
「え?」
「だって、この間だって・・・こんなの約束にないと思って、孝介と野本さんの顔を見たけど、2人ともすごい興奮しちゃって・・・怖いくらいだったもん」
「それは・・・」
「それに、口だって塞がれちゃうから・・イヤでもイヤって言えなくされちゃうもの・・・」
「こ、今度はそんな事ないから」
「どうして?」
「この間は俺も野本さんも初めての体験だったから止まらなかっただけで、今度は2回目だから大丈夫」
「・・・・・」
「ね?やってみようよ・・・綾乃だって自分がMなのかどうか少しは気になるでしょ?」
「私・・・たぶん、そんな・・・M?・・じゃないよ」
「だったら試してみようよ、違ったら止めれば良いだけだし、もし綾乃がMだったら、きっと喜んでもらえると思うんだ」
「喜ばないよぉ」
「だから、それを試そうよ、1回だけ・・・ね?1回だけ試してみて、ダメだったら2度としないから」
「1回だけって・・・」

あと少し。
もう一押しだ。

「じゃあ、こうしよう、もし1回だけ試してみて、綾乃が嫌だったら、野本さんとそう言う事するのはキッパリ止めよう」
「え?口でするのも?」
「そう、もう、ただの友達に戻って、エッチな事は一切なしで良い」
「でも、孝介はそれで我慢できるの?」
「出来る!絶対!」
「・・・・・」

完全に賭けだった。それに、どうしても3Pがしたくて、あと一押しでそれが実現しそうな雰囲気が、僕にそんな提案をさせた。
勿論、僕にとっては妻と野本さんとの行為は夫婦生活の潤いだったし、失いたくはなかった。だから、これは3Pで彼女を喜ばせる事ができるか出来ないかの賭けだったのだ。

「本当に?本当にもう止める?」
「綾乃が3Pで気持ち良くなかったらね」
「だって、エッチするんだったら、少しは・・・その・・・気持ち良く・・・なっちゃう」
「そんなレベルじゃなくてさ、いつもの・・・普段2人でするエッチと比べてって意味だよ」
「それなら絶対2人でする方が気持ち良いに決まってるよぉ」
「そう思うんだろ?だから、それを試そう、いいね?普段のエッチよりも綾乃が感じなかったら、もうそれでキッパリとおかしな事は言わない」
「もし・・・あり得ないけど・・・もしかして、万一、ひょっとして、いつもよりも気持ち良かったら?」

(やった)

と内心思った。

「その時は簡単さ。野本さんにお願いして時々3人で楽しむ機会を作れば良いんだよ」

僕はニッコリと笑って、妻の頭を撫でながらそう言った。



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Date:2013/08/28
Trackback:0
Comment:3

Comment

*

更新ありがとうございます。

「最後の空間」の「最後」がずっと続いて欲しいと願う凛騎さんのファンとしてはすごく気になるところですがとりあえず気にせず次回の更新を楽しみにしています。

少し和らぎましたが暑い夏ですのでご自愛ください。
2013/08/28 [名無しさん] URL #- 

* Re: タイトルなし

本当に暑い夏でしたね。

ボチボチと更新していきますので、次話も楽しんでいただけると嬉しいです!
2013/08/29 [凛騎] URL #- 

*

あんなに変態行為に思えて嫌だった3P・・・それが、半ば強引とは言え、実際にやってみると以外に興奮している自分がいた。

意外に



ネトラセ成功したら終わっちゃうんですよね・・・
「浮気について」もあるし、いいんですが。
「浮気について」はこちらのサイトには載せないんですか?
2013/08/29 [閲覧者] URL #- 

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