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凛 騎 応 変!

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□ 姉遊戯(完結) □

第19話 …欲求不満~前編~…

~OL編~




春になって、姉は社会人になった。

姉の会社は、市内とは言え自宅からは少し距離があった。

彼女は一時期1人暮らしを考えた事もあったようだし、父も母もそうするものと思っていたから、姉が「車の免許をとって自動車で通う」と言いだした時には驚いていた。

僕は嬉しかった。

姉は特別車好きと言う事もなかったけど、免許取得費用は両親が出したようだが、車は自分で買った。

小さな車だったけど、百万円以上するその車はローンで購入したし、姉にとっては会社の近くで1人暮らしをする選択の方が、良かったに違いない。

利口な姉にその事が解らないはずはない。
それでも、あえて出費が大きく、大変な選択をした理由を「だって、翔太と離れなくないし・・・」と姉は当然のように言ってくれた。

その事が僕には堪らなく嬉しかったのだ。

社会人になってからも、姉に言い寄ってくる男は居るようだ。
彼女はその事を僕には言わなかったけど、時々彼女の携帯にかかってくる電話とそれに応対する姉の姿を見ていれば解る。

だけど姉は、もう他の男と付き合ってみるなんて事を言いだす事はなかったし、僕は少しもそんな心配はしていなかった。

「ね・・・観たい映画あるんだけど・・・」
「だって俺・・・金無いもん・・・」
「またぁ!?・・・おこづかいは?」
「もう使った・・・」
「しょうがないな~・・・じゃあ、奢ってあげるからさ・・・明日行こうよ」

少々、ヒモ生活の男みたいな感は否めないが、僕は高校3年になって受験の年を迎えていたし、バイトなんかする余裕はない。
経済的には姉に敵わないから、その部分だけは仕方がないとして、他はその辺を歩いているカップルと何一つ変わらない生活を僕等は送っていた。

こんな会話を時には両親の前でする事もあった。

母は仲の良い姉弟に訝しい顔をする事もあったけど、父は逆に可愛い娘が知らない他人と外出するよりは余程安心だったらしく、特別おかしな顔もしなかった。

まさか、こんな身近にその可愛い娘の身体を自由にしている男がいると知ったら、どんな顔をするだろう?

想像するだけでも恐ろしい。

「じゃ、明日早く起きてよね・・・」

そう言って自分の部屋へ入ろうとする姉を僕は呼び止めた。

「あ、姉ちゃん・・・」
「何・・?」

姉は自室の前で立ち止まって振り返る。

「後から、姉ちゃんの部屋・・・行っても良い?」

僕は階下にいる両親に聞こえないように小声で言った。
僕と姉はあれから・・・つまり姉弟ではなく、恋人同士として付き合うようになってから、両親が階下にいても「静かにSEXをする」と言うスキルを身につけていた。

それは相当スリルのある時間だったが、社会人になった姉は父のライフスタイルと殆ど同じになってしまったし、僕らが普通の恋人同士として愛し合うにはそう言うスキルも必要だったのだ。

時には普通にホテルに行く事もあった。
だけど、しっかり者の姉は、余程の時じゃないと「ホテル代が勿体ない」と言ってそれをしなかった。

確かに一緒に暮らしているのにホテル・・・と言うのが勿体ないと言うのも解る。

だから、僕は今夜も両親が寝静まった時間を見計らって姉の部屋へ行きたいと言ったのだ。

「良いけど・・・明日の朝、起きれる?・・・午前中のうちには出かけたいよ・・・お姉ちゃん・・・」
「大丈夫だよ・・・絶対起きる・・・何時に起きれば良い?」
「9時には起きて・・・10時には出たい・・・」
「解った・・・絶対起きるから・・・ね?・・・だから、良いでしょ?」
「うん・・・解った・・・待ってる・・・」
「じゃあ、後でね」

僕等は小声のまま会話を終えると、互いに小さく手を振って、隣り合った自室に入る。

ここからが長い・・・。

父は会社、母はパートと家事で疲れているだろうに、なかなか床に付かない。
いや、大人としては当たり前の夜11時や12時には寝るのだが、早く姉の部屋へ行きたい僕には長く感じるのだ。

(早く寝ないかなぁ・・・父さんと母さん・・・)

僕はそんな事を思いながら、それでも仕方なく机に向かって参考書を開く。
こう見えても受験を控えているのだ。

僕は結局、市内にある4年制大学とやや遠方にある4年制大学の2か所を受けようと考えていた。勿論、受験シーズンが近づいた頃の学力次第では変更が必要になるかもしれないが、高校3年の春の時点でいきなり諦める訳にはいかない。

遠方にあるほうの大学には、普通に頑張れば入学できそうだったが、市内の4年制大学の方はギリギリだった。

しかし、言うまでもなく僕の第一志望はこっちの市内の大学のほうだった。

理由は簡単だ。

姉の会社が近い。

ただそれだけだ。

真面目に進学を目指している人にはとても申し訳ないが、本当に将来の為とか学びたい意欲があるとか・・・そう言う理由は一欠けらもなくて、ただそれだけだ。

周りには将来の職業の事も考えている奴なんかもいて頭が下がる。
それを見ると自分はダメだな・・・そう思う事もあったけど、それほどまでに僕の生活、将来・・・その他すべては姉が中心だったのだ。



※※※



――コンっ、コンっ

自室に入ってから2時間ほど勉強した所で、階下の両親が寝室に入る物音が聞こえた。
僕はそれからさらに1時間近く経つのを待って、姉の部屋の戸を小さくノックした。

(おかしいな・・・)

返事がない。
いつもなら、可愛らしい声で「はい?」と返事を返してくれるのに・・・。

――コンっ、コンっ

僕は階下に聞こえてしまうのを心配しながら、もう一度姉の部屋をノックしたが、やはり中から応答は無かった。

――カチャリ

僕は静かに姉の部屋に入り、身体の向きをわざわざ変えて、ソーッと戸を閉める。
室内はベッドサイドのダウンライトだけがすべての灯りだったが、姉がベッドに俯せになっているのが見える。

その顔の下には雑誌を広げたままだ。

(疲れて寝ちゃったんだな・・・)

無理もない。

バイト以外の初めての仕事。
慣れない環境。
新入社員の身分。

さらに、そこへ通勤するまでの慣れない運転。

彼女が疲労する要素はいくらでもあった。

僕は迷った。

実は、ここ数週間なかなかチャンスに恵まれなくて、ぶっちゃけて言うと僕は欲求不満状態だった。

だけど、疲れている姉を叩き起こして、その欲求解消の相手にするのも気が引ける。

結局僕は、少しだけ可愛い姉の寝顔を観察した後で、彼女の身体に毛布を掛け、ベッドサイドの灯りを消して自室に戻った・・・。



※※※



「おはよ~!!」

姉が僕を起こしに来た。

有無を言わさず、僕の毛布を捲(まく)ってしまう。

「何だよ~・・・今日、日曜だろ~?もうちょっと寝かせてよ~」
僕は姉にそう言った。

「映画行く約束でしょ~!?・・・もう9時半だよ~早く準備してよ~」

ああ、そうだった・・・今日は姉が見たいと言う映画に付き合う予定だった。
そう言えば何の映画かも聞いてないや・・・。

僕は寝ぼけた頭のままでノソノソと起き上ると、仕方なしに身支度を整えた。



※※※



「あ~・・・おもしろかったね~・・・」

映画を見終わった姉と僕は近くの店へ少し遅い昼食を摂る為に入った。
姉は、たった今観たばかりの映画の振り返りに余念がないが、正直僕は半分以上ウトウトとしていて記憶が曖昧だ。

「そうだね・・・」

気の無い返事をする僕。

「ちょっと~・・・なにそれ~。せっかく人が奢ってあげたのに~」

姉はテーブルを挟んだ向こう側で、可愛らしい顔を不機嫌そうに歪ませてそう言った。

「いや、だってさ~・・・眠かったんだよ・・・俺・・・」
「遅くまで勉強してたから?」
「それもあるけどさ~・・・姉ちゃんとその・・・シタくて遅くまで起きて待ってたのにさ~・・・姉ちゃん、寝てるから・・・」

僕は周りのテーブルに居る人たちに聞こえないように小声でそう抗議する。

「あ、やっぱり毛布かけてくれたの翔太だったんだ・・・ごめんね?、起こしてくれれば良かったのに・・・」
「出来る訳ないだろ~」
「なんで?」

姉が下から覗き込むように僕の顔を見上げてそう言った。

(か、かわいい・・・)

その仕草があまりにも可愛い。

「なんでって・・・姉ちゃん・・・良く眠ってたし・・・」

僕は姉の寝顔があまりにも可愛くて起こせなかったのだが、さすがに本人にそれを言うのは恥ずかしくて、そう言って誤魔化した。

「そっかぁ・・・ごめんね~。お姉ちゃん、寝ちゃっても翔太が起こしてくれると思ってたから・・・」
「もういいよ・・・」

僕は少し拗(す)ねたようにそう言う。

「言い難いんだけどね・・・お姉ちゃんね・・・」

姉は小声でそう言った。

「何さ・・・?」
「さっきトイレに行ったときに・・・なっちゃったの・・・アレ・・・」
「アレ?」
「だから・・・生理・・・」

姉はことさら小声でそう言った。

「マジぃ?・・・じゃあ、今日もお預けってこと?・・・」
「うん・・・ごめんね・・・昨日・・・シテおけば良かったね・・・」

生理になってしまっては、向こう1週間程度はSEXが出来ない。
僕は正直ショックだったが、それをあからさまに姉に見せる訳にはいかず一生懸命残念な表情を我慢していた。

しかし、さすが姉弟だ。

僕の思っている事など、姉にはすべてお見通しだった。

「残念って思ってるでしょ?」
「え・・・なんで・・・?」
「そう顔に書いてあるよ」

姉は笑いながらそう言った。

「だって俺・・・しばらくシテないし・・・残念だもの・・・」
「そっか・・・そうだよね・・・」

姉はそのまま無言で何か考えていたが、少しだけ間を置いて言った。

「これから帰ってもお母さんいるしね~・・・」

それから1人ごとのようにそう言う。

確かにこれから昼食を摂って急いで自宅に戻っても、母はパートから帰っているか、僕たちと殆ど同時に帰宅するか・・・そう言うタイミングだった。

「口でしてあげても良いけど・・・夜まで待てる・・?」

姉はさらに小声で周りに聞こえないようにそう言った。

「待てるけど・・・待てない・・・」

僕は意味不明な返事をする。
正確には「待てない」けど「待つしかないじゃん」そう言う意味だった。

「だよね~・・・」

姉は昨晩、約束したのに先に眠ってしまった事に多少なりとも罪悪感を感じているようだった。

「ちょっと・・・耳貸して・・・」

姉は突然そう言った。
僕は言われるままに、テーブルを挟んで向かい側に座る姉に、身を乗り出すようにして耳を貸す・・・。

「・・・・・・。」
「え?・・・マジで・・・いいの?」
「うん・・・それしかないかなと思って・・・」
「するっ!・・・それ・・・それでお願いっ!」

僕は姉の提案を受け入れて、その後すぐに目の前に運ばれてきた食事を上機嫌に平らげた・・・。



※※※



「母さん・・・家の中にいるのかな・・・」
「どうだろうね・・・」

自宅に戻ると、僕と姉は家の中には入らずに、そのまま自宅横のガレージに入った。

家には車が一台収納できる車庫がある。

元々は父のセダンが収まっていたが、姉が小型車を購入して、家から少し歩く場所に駐車場を借りた時に、父が「夜遅くに駐車場から家まで歩かせるのが心配だ」と言って、自分のセダンをその駐車場に、姉の小型車を自宅ガレージに置く事に変更したのだ。

だから、比較的大きなガレージには、今は姉の小型車一台が収まっていた。
僕等はそのガレージの中に2人で入った。

閉め切られた空間である真夏のガレージは、想像を絶する暑さだ。

「こ、これは・・・暑いね・・・」
「う、うん・・・は、早く始めようか・・・」

姉は、食事前の僕に「ウチの車庫の中で、口でシテあげようか?」と耳打ちした。
僕は欲望が先に立って、真夏のガレージがどんな有様になっているかなんて考えもせずに二つ返事でお願いしたのだ。

「そ、そうだね・・・」

しかし、ここまで来たら姉に口で抜いてもらわないと収まりがつかないのも事実だった。

僕は姉の車の後ろ側に少し空いた空間に立つと、ズボンと下着を一気に膝までズリ下げた。

姉はむき出しのアスファルトに膝を付いて、僕の股間の前に跪く。

――ビヨンっ

いつものように、既に勃起状態の僕のモノは下着から解放されて、姉の眼前で上下にビヨンビヨンと上下に揺れた。

――パクッ

この暑さが堪らないのは姉も同じだったようで、少し汗臭いはずの僕のモノを彼女は躊躇いなくパクリと咥えた。

それから、いつもの舌を丁寧に這わせる手順を省き、いきなり顔を前後に振りながら、深く、浅く、僕のモノを唇でシゴく。

その動作には愛情的な要素は全然なくて、ただ僕を射精させる為だけの機械的行為にすら見えたが仕方があるまい。
ガレージの中はサウナと同じだ。

あまり時間をかけると、不自然なほどに汗だくになるし、だいたい体力が持たない。

ここは多少機械的であっても、僕を早く射精させようと思う姉の気持ちは十二分に理解できた。

――じゅっ・・・ジュポっ・・・

ガレージの中にいつもの卑猥な音が響く。

「ああぁ・・・」

僕とのデートの為に少しオシャレをした姉・・・。
姉はそのままの衣服で僕の前に跪き、男根を深々と咥えて頭を振っている。
その額には早くも汗が光る。

「んっ・・・んっ・・・んっ・・・きもひいい?」

姉は僕のモノから口を離さずにそう訊ねてきた。

「う、うん・・・でも、なかなか・・・」

僕は姉に何度も何度もフェラチオしてもらっていたが、このような立ったままの姿勢で射精を迎える事は数えるほどしかなかった。

立ったままの姿勢だと中々射精しにくいのだ。

特に今日は、隣り合った自宅の中には母が既に帰宅しているかもしれない。
可能性は低くとも、何の拍子にここへ来るかも解らない。
さらに、自室での行為なら、例え母が来たとしてもノックをしてから入ってくるけれど、まさか自宅のガレージに母が入ってくるときにノックをするとも思えない。

入ってくるときはいきなりガレージの扉が開く訳だ。

それがさらに僕から落ち着きを奪っていた。

「んっ・・・んっ・・・はぁ・・・ジュポっ、ジュポっ・・・」

姉はそれでも、早く僕を射精させようと懸命にフェラチオしてくれる。

「しょう・・・んっむ・・・た・・・イケそう?・・・」

姉はフェラチオを止めずにそう訊ねてきた。

「う、うん・・・まだ・・・みたい・・・」

僕がそう返答すると姉は一層激しさを増して顔を前後に振り立てる。

――ジュッ、ジュッ

と激しいフェラチオの音がガレージ内に響く。
普段なら、この異様な雰囲気と卑猥な音・・・額に汗を光らせながら懸命に僕のモノを咥える姉の姿に、一たまりもない所だが、やはり今日は落ち着かないのかなかなか射精する事が出来なかった。

「んっ・・・はぁ・・・」

そのまま15分ほど、僕のモノを跪いた姿勢で咥え続けていた姉が、ついに男根を口から離して立ち上がった。

それから「う~んっ」と伸びをする。

「ごめんね・・・姉ちゃん・・・今日はもういいよ・・・」
「でも・・・」
「何か落ち着かないし・・・」
「そっか・・・」

結局、僕は射精する事なく、汗だくのままで姉と2人、自宅の中へ入った。

(これなら・・・むしろ、何もしなかった方が楽だったな・・・)

僕は中途半端に姉にフェラチオされた事で、さらに欲求が高まっていた。
良く小腹が空いた時に、中途半端に何かを食べると「余計に火がついてお腹が空く」なんて話を聞くが、それと同じだ。

中途半端に快感を与えられた僕は、余計に欲求が高まってどうしようもなくなっていた・・・。


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Date:2011/11/20
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