「なんだよ、シャワーした後、また服着たのか?」
「うん」
兄はシャワーの後で再び衣服を着て僕の前に現れた希美さんを咎めるように言った。
「どうせ脱ぐんだからバスタオルでも巻いておけば良いのに」
「そんな、真人君が居るじゃない」
「何言ってんだよ、その真人の前で裸になるんだぜ?これから」
「・・・・・」
兄は「希美さんを説得した」と言ったが、どうやら彼女の中では躊躇いが消えている訳ではなさそうだ。
「俺たち、カメラは無いものだと思って勝手にやるけど、遠慮しないで近くまで来て撮っていいからな」
そんな希美さんを他所に兄は僕に向かってそう言った。
「きゃ・・・」
希美さんが小さく悲鳴をあげた。
兄が彼女の手を引いて、ベッドの上にあげたのだ。
僕は兄に手渡されたデジカメを握りしめたまま、その様子を凝視する。
「希美・・・キレイだよ」
僕が見ていると言うのに、そんな恥ずかしいセリフを飄々と吐きながら、彼女の衣服を一枚一枚脱がせていく兄。
希美さんは時折、チラチラと僕の方へ視線を向けながらも、今更どうする事も出来ないのか、兄にされるがままに服を脱がされている。
プチンと小さな音がして、兄が希美さんのブラジャーを外した。
それからスルリとそれを彼女の腕から抜き取って、キレイな胸を露わにする。
(ああ、やっぱりキレイな胸だなぁ)
僕が彼女のキレイな胸を見るのはこれで2回目だったけど、素直にそう思う。
「真人・・・写真・・・」
兄が希美さんの胸をイヤらしく揉みながら僕に声をかけてきた。
(あ、そうだ・・・撮らなきゃ・・・)
兄に声をかけられて我に返った僕は、数歩前へ進み出てデジカメを構えた。
希美さんが自分の胸を撮られまいとして、毛布を身体に纏ったが、兄がすかさずそれを捲って、上半身裸の彼女を晒した。
――ピピっ…パシャっ
僕はベッドの上で真っ直ぐに仰向けになっている希美さんに向けてシャッターを押した。
液晶画面を見ると、ベッドの上で兄にイヤらしく胸を揉まれてムニュッと変形した彼女の乳房が大きく写っている。
――ピピっ…パシャっ
続けざまにシャッターを押す僕。
今度は少し引き気味に、胸を丸出しにした彼女とその横で彼女の胸を弄ぶ兄を画面一杯に撮る。
(やりながらじゃ撮れないような構図が良いんだろうな・・・)
自分で言うのも何だけど、僕はこれでも根が真面目だから、頼まれた事はきちんと責任を持ってやりとげたい。
兄が僕にこんな事を頼んだのは、自分じゃ撮影できない構図での画像を手に入れるため・・・だったら僕は兄が自分では撮れないような構図で写真を撮るまでだ。
「は、恥ずかしい・・・」
希美さんが胸を揉まれながら、両手で顔を覆ってそう言った。
――ピピッ・・・パシャっ
僕は彼女のそんな恥じらいの姿すらも撮影する。
「大丈夫だって、誰にも見せないから」
「でも、真人君が見てるよ」
「真人にはもっと恥ずかしい姿を見られてるじゃないか、画像で」
「そ、そうだけど・・・」
――チュっ、チュっ
そんな会話を交わしながら、兄は希美さんの胸に吸い付いた。
時に舌を突き出してレロレロと彼女の乳首を刺激する。
――ピピっ…パシャっ
――ピピっ…パシャっ
「あっ・・・あぁ」
その姿も勿論カメラに収める僕。
だが、今日初めて彼女の口から漏れた喘ぎ声に一瞬ドキリとしてカメラではなく肉眼でその姿を見る。
(や、イヤらしいな・・・)
兄が彼女の胸に這わせた舌はそのままで、右手を希美さんのショーツの中へ滑り込ませた。
「あっ・・・」
小さくピクンと身体を震わせる彼女。
「何だよ・・・希美だってノリノリじゃん」
「そんなこと・・・ないもん」
「じゃあ、何でこんなに濡れてんだよ」
「そ、それは・・・」
――クチュっ
「あっ、あぁっ」
僕の耳にまで届く、希美さんの秘部の音。
この場所からでは彼女のそこがどうなっているのか解らないけど、興奮しているらしい事はその音が教えてくれた。
――ピピっ…パシャっ
――ピピっ…パシャっ
僕は2人の様子を撮影しながら、彼女の足元へ回った。
兄に弄られている彼女のその部分がどんな事になっているか見易い位置へ行こうと思ったのだ。
ピンク色のショーツのウエスト部分からニョキッと兄の腕が侵入している。
そして、その股間部分でモゾモゾと蠢く彼の手・・・。
「あっ・・ぁぁ」
その手の動きに合わせるように希美さんの口から漏れる喘ぎ声…。
――ピピっ…パシャっ
勿論、その卑猥な画像もカメラに収める。
肉眼でみるその光景もイヤらしいけど、デジカメのモニタ越しに見る画像もなかなか興奮する。
僕が希美さんの足元でカメラを構えていたからか、兄は彼女のショーツに手をかけて脱がしにかかった。
反射的にそれを脱がされまいと抵抗する希美さん。
夫婦だけの行為であれば、抵抗などしないのだろうが、今は僕が足元にいる。
そのまま大人しく脱がされると言う事は、女性として一番恥ずかしいであろう部分を僕の眼前に晒し、あまつさえ、それを画像に収められると言う事だから、当然抵抗もするだろう。
しかし、彼女の抵抗もむなしく、兄は強引にショーツをズリさげた。
初めて見る女性のアソコ…。
DVDなんかでは大事な部分にモザイクがかかっているから、正真正銘、生まれて初めての光景だ。
(うわ・・・エロ・・・)
僕の生まれて初めての女性器に対する感想はそれだけだった。
興奮と驚き、それに目の前で卑猥な行為に耽っているのが兄だと言う少しの照れで、それ以上の複雑な感情を感じる余裕はなかったのだ。
――ピピッ…パシャっ
――ピピっ…パシャっ
僕は少し引いて、兄によって両脚を強引に拡げられている希美さんの姿を撮った後で、秘部を思い切りズームして撮影した。
(ん・・?)
今撮ったばかりの画像を見て僕は気が付いた。
(希美さん・・・濡れてる・・・)
女性が興奮したり、気持ち良くなったりするとそこが濡れる事くらいは童貞の僕でも知っていた。
だけど初めて目にするその光景は、僕が思っていたよりもずっと卑猥で、ウネウネと割れ目が蠢くたびに、そこからタラリと透明な液体が流れ落ちる様は圧巻だ。
――ヌチュヌチュヌチュ・・・
流れ落ちた液体を兄がすくい取るようにして彼女の秘部を擦ると、イヤらしい音が寝室全体に響き渡る。
その音を聞いている限り、希美さんから流れ出た液体はサラサラしたものではなく、ヌルヌルとした液体のようだ。
「あっ・・・あぁ・・・ん」
「希美・・・気持ち良いか?」
「・・・・・」
――クチュクチュクチュっ・・・
「あっ、あぁっ、き、気持ちいい・・・気持ちいいけど・・・」
「けど・・・なんだ?」
「は、恥ずかしい・・・」
「真人のことは気にするなよ」
「そんな事言っても・・・」
気にするなと言うのは無理だろう。
何せ、一枚の衣類も身に纏っていない彼女の足元に僕は居て、デジカメを構えている。
そして、その僕の目の前で彼女は大きく脚を広げられているのだ。
この状況で、そこに注がれる僕の視線を気にするなと言うのは無理な話だ。
――ギシっ
兄が身体を起こした。
それから素早く顔を希美さんの濡れた秘部へ持っていく。
――ジュッ・・・ジュルっ
兄が彼女の秘部へ顔を伏せると、彼がそこを舐めているらしい音だけが聞こえたけれど、その頭が邪魔で写真にその様子を収める事が出来なくなったから、僕もそっと場所を移動して、再び希美さんの上半身側へと戻る。
――ピピっ・・・パシャっ
それから、すぐさま彼女の口元を撮った。
兄が希美さんの秘部を舐める為に態勢を入れ替えた事で、彼の怒張した男根が彼女の口元に差し出されていたからだ。
「希美・・・咥えてくれよ」
兄が希美さんの秘部を舐めまわしながらそう言った。
言われてから、そっと顔の前に差し出された男根に右手を添える彼女。
だが、なかなかそれを咥えようとはしない。
「あっ・・・あぁ」
兄の男根は、もう殆ど彼女の唇に触れているが、それ以上の行動には移らない彼女。
その代りに、チラリと視線を上げて、カメラを構える僕へ視線を向けた。
(こんな所も撮るの?)
まるで、そうでも言いたげな視線で僕を見上げる彼女。
しかし僕は動じなかった。
その彼女の視線を直接見ていたら躊躇ったかもしれないけれど、幸いにも僕はデジカメのモニター越しにその視線を受け止めただけだったから、どこかモニターの中で繰り広げられている光景が現実離れして感じたのだ。
「はぁ・・・んむぅ」
視線を向けても動じる気配のない僕を見て、半ば諦めの表情を見せた後で、希美さんは兄の男根を咥えた。
――ピピっ・・・パシャっ
すかさず、男根を咥える彼女の様子をカメラに収める。
――ピピっ・・・パシャっ
――ピピっ・・・パシャっ
先の方へ舌を伸ばしてチロチロと舐めまわす彼女の姿と、パクリと咥えこんで、頬がペコっと凹んだ姿を立て続けに撮影する。
――ピピっ・・・パシャっ
それから、少し引いて、互いの性器を口で奉仕し合う2人の全身が収まる構図で写真を撮った。
「お、おお・・・の、希美・・いつもより激しくないか?」
「あっ・・あぁ・・・そ、そんな・・こと」
「やっぱり撮られて興奮してんだろ」
「ち、違う・・・あ、あぁっ」
「ほら、ここもこんなに濡れてるし・・・」
兄の言葉に反応するように僕は希美さんの足元へ再び移動した。
――ピピっ・・・パシャっ
それから、兄が希美さんと会話している間隙をついて、撮影しやすくなったそこを撮る。
シャッター音に気が付いた兄は、僕がそこを更に撮影しやすいように、2本の指でクパァと希美さんの秘部を広げて見せてくれた。
――ピピっ・・・パシャっ
――ピピっ・・・パシャっ
「あ、そ、そんなところばっかり・・・と、撮らないで」
――ピピっ・・・パシャっ
自分の一番恥ずかしい場所を恥ずかしいくらいに左右に押し広げて見せる夫・・・その正面には夫の弟・・・しかもデジカメが真っ直ぐにそこを狙っていて、立て続けに響くシャッター音・・・希美さんが恥ずかしがるのは当然だった。
しかし、彼女の言葉とは裏腹に、そこからはどんどんと液体が溢れ出して、シーツに小さなシミを作るまでになっている。
――ジュルっ・・・
「あっ、あぁっ」
――ギシッ
兄は最後に希美さんのそこをひと舐めしてから身体を起こした。
そして態勢を入れ替えると、仰向けに寝転がって開かれたままの彼女の両脚の間に割って入る。
(ついに・・・)
手の平にジトッと汗が滲んでいるのを感じる。
これは兄のデジカメだから落として壊したら大変だ。
僕は一旦カメラの液晶から視線を外すと、自分のジーンズで手の平の汗を拭った。
――クチッ
そうしている間にも兄は自分のモノを希美さんの、もうダラダラに濡れきった割れ目にあてがった。
(あ、ちょっと・・・待って)
僕はその瞬間を逃すまいと慌ててカメラを構える。
――クチュっ、グチュチュチュっ・・・
「あっ、あぁぁぁぁっ!」
男根が一気に根本まで刺さった。
と、同時にグイッと背中を反らせて胸を張るように身体を伸ばす彼女。
――ピピっ・・・パシャっ
(今のはいいかも・・・)
そう思いながら、今撮影したばかりの画像を見直すと、今まさに兄に挿入されて、のけ反る希美さんの姿とそれによって強調されたキレイな乳房が見事に画像に収まっている。
――クッチュ、グッチュ・・・
その画像はすごく僕を興奮させたけど、ゆっくりと鑑賞している時間はない。
「あっ、あっ・・・あぁっ」
――ピピっ・・・パシャっ
僕は兄に突かれるたびに揺れる彼女の胸、可愛い顔を快感に歪ませる姿、ズッポリと希美さんの中に収まっている兄の男根を立て続けに撮影していく。
「あっ、あっ、あぁっ・・・」
「はぁはぁ・・・はぁ」
兄の吐息と希美さんの喘ぎ声が絡み合うように僕の耳に入る。
「あ・・い、いい・・・」
そのうち、彼女が一言そう言った。
挿入された直後は、まだ少し僕の存在を気にしていたようだったけど、兄に覆いかぶさられるようにして入れられた事で視界を塞がれた事と、快感のために、どうやら僕の存在が気にならなくなってきたようだ。
「い、いい・・・イク・・イキそう・・・」
――ピピっ・・パシャっ
せっかく僕の存在が気にならなくなってきたと言うのに、デジカメのシャッター音が彼女を再び冷静にしてしまうのではないかとも思ったが、兄の背中に両手を廻して、自分自身の意思で大きく両脚を広げて男根を迎え入れる彼女の姿と、その口から漏れた「イク」と言う言葉に、僕は辛抱できずにシャッターを押した。
――ギッギッギッ…
希美さんがイキそうだと言うので兄は一際激しく腰を振りだした。
「あっあっあっ・・・あぁっ・・だ、ダメぇ・・・イクぅ」
――ピピっ、パシャっ
「あっ・・・イクぅっ!はぁぅっ!」
ビクンっと大きく希美さんが痙攣した。
――ピピっ・・・パシャっ
その様も当然のようにカメラに収める僕。
ピクッピクッと断続的に痙攣する彼女。
兄はその彼女に覆いかぶさるのを止めると、ダラリと力が抜けた希美さんの身体を裏返しにした。
それから、やはり力なく横たわったままの彼女の尻だけを持ち上げると、そこへ屹立したままの男根を突き入れる。
――グジュっ
「あっ・・・あ、ひ・・ま、まだ・・・待って・・・」
――パンパンッ
彼女の要求を無視して、四つん這いになった希美さんの尻へ向けて執拗に腰を打ち付ける兄。
――ピピっ・・・パシャっ
――ピピッ・・・パシャっ
僕は力なくベッドに倒れ込んでムニュっとぺちゃんこに潰れてしまった彼女の乳房と、完全に脱力しているにも関わらず、兄に尻を掴まれて男根を突き入れられている彼女の姿全体とを撮影する。
「あ、あぁっ・・・もう、もう・・・あっあっ」
「お、おお・・・っ」
――パンッ、パンッ、パンッ・・・
「あっ、あっ、あっ・・・ま、また・・またイク・・・またイキそう・・・」
ついさっき、ほんの数分前に果てたばかりの希美さんがそう言った。
僕は彼女がイク瞬間を逃すまいとカメラを構えて待つ・・・。
「お、おお・・・俺も・・だ、出すぞ・・・っ」
「あっあっあっ・・・うん・・・うん・・・わた、わたし・・も・・」
――パンっパンッパンッ!
「あっあっあっあっ!」
「はぁはぁ・・・お・・う」
「イ、 イク・・・イクぅ・・・また・・・イッちゃうぅっ!」
「う・・・お・・・の、希美・・だ、出すぞ・・出すぞ・・うっ!!」
「あっあっあっ・・・あぁぁぁぁっ!」
――ピピっ・・・パシャっ
その瞬間、希美さんは両腕を突っ張って上半身を起こした。
そして四つん這いのままで反るようにして大きな口を開けて叫ぶ。
兄も、最後にビタンビタンと強く数回希美さんに腰を打ち付けた後で、天井を仰ぎ見るようにして呻いた。
僕はその瞬間をカメラに収めた。
「はぁはぁはぁ・・・」
「あ・・あ・・はぁ」
自らの中に注ぎ込まれる兄の精液がそうさせるのか、すべての動きを停止した後でも希美さんは小さく喘ぎ声をあげてピクピクとしていた。
――ピピっ・・・パシャっ
兄がすべての欲望を希美さんの体内に注ぎ終わると、男根を彼女から引き抜いたから、僕は彼女の秘部に狙いを定めて、出来る限りのアップでそこを撮った。
トロリと希美さんの秘部から流れ出る兄の白濁液・・・それが糸を引くようにしてベッドに滴り落ちる画像・・・。
それは、行為の最後を締めくくるには最高の出来だと、僕は自画自賛した。
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