2ntブログ
 

凛 騎 応 変!

□ スポンサー広告 □

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




◆ 作品を楽しんでいただけましたらクリックのご協力をお願いいたします*^-^*
人気ブログランキングへ
*    *    *

Information

□ 妹遊戯~二組の兄妹~(完結) □

第23,5話 …愛し合う2人~雄大の部屋~(おまけ)…

リクエストを頂きましたので、23話と24話の間のお話として、雄大と明日香の初体験の様子を追加しました。ご期待に沿えるかわかりませんが、お楽しみいただけると幸いです。





いつもの事だけど、雄大は私の扱いが乱暴だ。

こうしてベッドに押し倒されるのはもう何回目か・・・とっくに忘れてしまったけれど、今日の雄大はいつにも増して目が血走っていて、明らかに興奮しているのが解る。

でも、それは仕方がない事かもしれない。

なぜなら彼は、今から私と生まれて初めてのエッチをするのだから・・・。

――ドサっ

雄大は、まだ部屋の中に兄貴と真由がいると言うのに、まるで柔道の寝技でもかけているかのように、太い腕で私をベッドに押し付ける。

「脱がすぜ・・・」

雄大が一言だけそう言って、私の服を少しずつ脱がせ始めた。

「うん・・・」

私もそう返答したけれど、内心ではこれから起こる事に不安と恐怖を感じていた。

――チュッ・・・チュチュっ

さっさと服を脱がせると、雄大は乱暴に私の胸に吸い付いた。
いつもなら、それなりの快感も感じるのに、今日は恐怖の為かなんだか気持ち良くない・・・。

ゴツゴツとした雄大の手・・・その手が私の乳房を粘土のように捏ね回し、私のそこはその度にムニュムニュと形を変える。

「はぁはぁ・・・」

私は雄大にまだ何一つ快感を与えるような行為をしていない。
それなのに、私のすぐ眼前にある彼からは熱い吐息が激しく聞こえてくる。

(ちょっと・・・怖いかも・・・)

彼とは物心がついた時から一緒に居た。
元々が粗暴なやつだから、その振る舞いを怖いと思った事はこれまでにも何度かある。
だけど、雄大は決して私が本気で嫌がるような事はしなかった。

(こ、怖いけど大丈夫だよね・・・)

だから私はそれだけを根拠に、今日も彼が私の本気で嫌がるような事をするはずがない・・・そう思っていたのだ。

「あっ・・・」

雄大の右手が、私の一番敏感な部分に触れた。
こんなに不安でも、彼が触ったその部分はきちんとヌメリ気を帯びていて、触られるときちんと気持ち良かった。

「あっ・・・ん・・ゆ、雄大・・・優しく・・・」

だけど、人生で最高潮に興奮しているであろう彼は、いつも私にそうする時と比較しても、指の動きが乱暴だったから、私はすかさずそう注文をつける。

「解ってるよ」

彼はまるで怒っているように一言だけそう言った。

私だって、感情のすべてが恐怖と不安に支配されている訳ではない。
初めて経験するSEXへの期待感だってあったし、もしかしたら友達が言うほどの痛みや苦痛もないかもしれないと言う、小さな期待ももっていた。

(だいたい、皆、脅し過ぎなんだよ)

男子はどうだか解らないけど、女子しかいないような場面では、意外と私達も女の子同士でエッチな会話をしたりする。

この歳になるとクラスの中にはSEXを経験済みの娘もいて、そう言う娘から初めての時の感想や、それ以降のエッチ体験を赤裸々に耳にする事もあった。

「すっっっごい痛いよ!」

中にはそんなに痛くないと言う娘もいるにはいたけど、私が話を聞いた娘たちは、おおむね皆がそう言った。

(すっっっごい痛いって、どのくらいなのよ)

その時には細かい事まで気にしないで彼女達の話しを聞いていたけど、実際にこうして自分の身にその時が訪れると、もっと細かく確認しておけば良かったと思う。

――ペチャ・・・ピチャ

そうこうしているうちに、いつの間にか雄大は、上体を私の股の間に移動させて、敏感な部分に舌を這わせ始めた。

「あっ・・・あぁ・・・っん」

何度も何度も雄大に舐められたアソコ・・・。
さすがに私のツボをよく心得ていて、何も言わなくても、して欲しい所をして欲しい強さでして欲しいだけしてくれる・・・。

(入れなくたって十分気持ち良いのに・・・)

私は彼の舌技を受けながら、何故あんなものを、こんな小さな穴に無理やり入れなければならないのかと考え出した。

「ね、ねぇ・・雄大・・・」
「ん?」
「ほ、ホントに、やるの・・?」
「今更何言ってんだよ、当たり前だろ!?」
「そっか、そうだよね」
「どうしたんだよ、気持ち良くねぇのかよ」
「ううん、そんな事ない。気持ち良いよ」

雄大に舐められるのは気持ち良い。
手で色々されるのだって気持ち良い。
だからエッチをしたらもっと気持ち良いのかもしれない。

私は何となく自分にそう言い聞かせて勇気を振り絞ろうとした。

「じゃあ、入れようぜ」

不意に雄大がそう言って、枕元に置いてあったコンドームに手を伸ばす。

「え?で、でも・・・まだ私、フェラしてないけど・・・」

別に欲求不満のお局さまじゃあるまいし、雄大のおチンチンを舐めたくて仕方がない訳でもない。
ただ私は、まだ勇気を振り絞っている最中で、心の準備が出来ていなかった。
どうせこの後、雄大にフェラチオするものと思っていたし、その間に気持ちを固めようと思っていたのだ。

「そんなのいいからよ、早く入れようぜ」

それなのに彼は簡単にそう言って、今にも私の中に入ろうとする。

(そ、そんなのって・・・)

最近、雄大の部屋に遊びに来て彼にフェラチオしなかったと言う記憶は殆どない。
それこそ毎日毎日・・さんざん彼のおチンチンを口にして、彼の望むままの箇所を舐めて、彼の望むように頭を振って、この口に彼の精液を受け続けてきた。

それを今日は「そんなの」とまで言う雄大に多少腹も立ったけど、せっかく想い出に残る「初めて」をこれから体験すると言うのに、険悪な雰囲気にはしたくないから、私はその事はグッと堪えて口にしなかった。

「入れるぜ」

雄大が一言そう言った。

――ぴとっ

硬くて熱いものが、私の秘部に当たった。
ついに彼が私の中に入って来るようだ。

(神様・・・あんまり痛いのは嫌ですっ!)

私がそう思った刹那・・・。

「っっ!!」

――グチッ

少しだけ粘着質な音がした後で、突然硬いモノが一気に体内に入ってきた。
経験した事もない痛みに、悲鳴をあげる事すら追いつかない・・・。

「う・・お・・・すげぇ」

私が、あまりの事に口をパクパクさせていると言うのに、雄大は目の前で対照的に気持ち良さそうな表情でそう言った。
それから、すぐさま、もっと大きな快感を得ようと腰を乱暴に振りだす雄大・・・。

「い、痛いっ・・・痛い痛い痛いっ!・・・ちょっ、痛いってばぁっ!!」

雄大があまりにも当たり前のように腰を振りだすので言い難いのを堪え、私はとてもじゃないけれど、この痛みに耐えきれる自信がなくて、彼の太い腕にしがみついてそう言った。

「少しだけ我慢しろよ、そのうちに気持ち良くなるからよ」
「や、やだっ!・・・や、止めてっ!・・・痛いからっ!!・・ゆ、雄大っ!!」

私は、この苦痛がいつか快感に変わるなんて信じられなくて、尚も彼の腕にしがみついてそう言った。

「む、無理・・・止められねぇよ、明日香の中、超気持ち良くてよ」
「そ、そんな・・・だ、ダメ・・痛い、痛いよぅ」

「痛い」とは言ったが、この時にはもう痛みを感じるよりも、アソコを火傷したような痺れを伴った感覚に変わっていた。
それに、お腹から声を出す事も叶わなくて、強く「痛い!」と訴えるのも辛い。

「お願い・・・雄大・・・お願い、抜いて・・・抜いて」
「もう少しだから、もう少し我慢しろよ」
「で、でも・・・」

私が何度言っても、興奮に支配された彼は、おチンチンを抜いてくれるどころか、その腰の動きを止めようともしない。

「お、おお…はぁはぁ」

時折そんな声をあげながら私の両脚の間に空いている穴に向かって、おチンチンを突き入れ続ける雄大・・・。

(き、気持ち良くなんかないよ…こんなの一生かかっても気持ち良くなんてなる訳ない・・・)

私は苦痛の為に思考能力すら鈍ってきた頭の中で薄らとそう思う。

「も、も、もう…無理・・・もう無理・・雄大」
「わ、解った。今、さっさと終わらせるから、あとちょっと待てよ」

すぐには抜いてくれなかったけど、雄大は一呼吸置いてそう言ってくれた。
私はこの苦痛がもうすぐ終わるのだと思って、とりあえず少し安堵する。
ところがその瞬間・・・。

――ギッギッギッ・・ギシっ…

雄大のベッドが激しく軋み始めた。

彼が、突然、今までとは比較にならないほどの速さと激しさで腰を思い切り振り始めたのだ。

「ちょっ、雄大・・・いたっ・・痛いっ・・・痛いっ」

私はやっとの事で声を絞り出す。

「も、イクから・・・よ」

雄大はそんな私を見下ろしながらそう言った。

(終わらせるって・・・そう言う事か・・・)

雄大はどうあってもこの初体験を「射精する」事で終わらせる気だったようだ。
そのために、その瞬間に向かって私の苦痛などお構いなしに激しく腰を振り始めたのだ。

「よ、よし・・・い、イクぞ・・・ご、ゴム着けてんだから中で良いよな?」
「っっ!」
「お、おお・・・で、出るっ・・・うっ!」

射精の瞬間、雄大は今日一番の激しさで私に腰を打ち付けた。
しかも、最後の2、3回の抽送は、内臓に届くのではないかと思うほど、身体の奥深くを突き刺した。

「ああぁぁぁぁぁっっ!!!」

とてもじゃないけれど、可愛らしい声なんて出せなかった。
最後の私の声は100%苦痛だけの、まさしく「悲鳴」だったのだ・・・。



※※※



「ひどいよ・・・雄大」

私は少し落ち着いた後で、自分の内股にベットリと付着した血液の痕を見ながら彼に言った。

「あ?」
「痛いって言ってるのに・・・」
「初めての時はそんなもんなんだよ」
「それにしても・・・もう少し加減してくれても良いじゃない」
「それは悪かったよ。けど、俺だって初めてなんだから興奮しても仕方ねぇだろ?」

初めて女の子とエッチが出来る男の子の気持ちなど理解できないけど、それが大きな興奮をもたらすであろう事は容易に想像できる。
だから、その事を責めるつもりはない。

でも、それを差し引いても、雄大には私に対する優しさが欠けている。
本当に愛されているのか・・・そこまで考えてしまう。

そもそも私達は「愛」だの「恋」だのとは無縁で、互いに互いの事を「好きだ」とハッキリ言った事もない。
私は百歩譲って、雄大の事を「好き」だと言ってやっても良い・・・だけど雄大は?

(エッチの相手が欲しかっただけなんじゃないかな・・・)

今日のエッチは私にそう思わせるのに十分な出来事だった。

「まぁ、そのうち気持ち良くなってくるからよ。今日は勘弁してくれよ」

彼は最後にそう言った。
私はとてもじゃないけれど、今日のコレが「気持ち良い行為」に変わるとは思えないから、もう2度と雄大と身体を重ねたくないと思いながら、まだ鈍い痛みの残る下腹部を静かにさすった。



前へ / 次へ




◆ 作品を楽しんでいただけましたらクリックのご協力をお願いいたします*^-^*
人気ブログランキングへ
*    *    *

Information

Date:2012/02/07
Trackback:0
Comment:0

Comment

コメントの投稿

:
:
:
:
:

:
: ブログ管理者以外には非公開コメント

Trackback

TrackbackUrl:http://luckychild.blog.2nt.com/tb.php/173-cbdd5f42
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)