「奥さん…結構胸ありますよね…」
若い男は、そう言うと和美の胸を揉み始めた。
右手で和美の左の乳房を揉みながら、彼女の右耳に口が付くくらい近くで囁く男。
和美は胸のサイズを褒められたが、それに何も返答する事が出来ない。
ここから見える横顔は恥ずかしさと興奮の表情を見せている。
「舐めますよ…」
男はそう言うと和美の左乳房は大きく右手で揉み続けたままで、右乳房に口を付けた。
1回、1回、和美に確認してから行動を起こす男…和美にとってはどうだか解らないが、見ている竜一にとっては、実況されているようで興奮度がアップする材料になる。
乳首を中心にして円を描くように顔を動かして和美の乳房を舐めまわす男。
時折、彼の鼻が和美の乳首に接触するらしく、ピクッと身体を震わせる。
やがて、彼の描く円は中心部へ到達し、その頂点ですでにピンとしているピンク色の乳首を口に含んだ。
それと同時に反対の乳房を揉んでいた右手も、揉む動作をやめて、指で乳首を弾く動きにかわる。
「あっ…っ…」
小さく、今日初めての喘ぎが漏れた。
カ~ッと竜一の頭に血液が逆流してくる。
それにしても、彼の舌の動きはイヤらしい…まだ若いと言うのにネットリとした、|老獪《ろうかい》な動きを見せる。
「あっ…あっ…」
和美も、恥ずかしさを堪えて口を真一文字に結んではいるものの、声が出る頻度と身体をピクッと震わせる頻度が増えてきた…。
「チュゥッ…チュポっ…」
ワザとイヤらしい音をたてて、妻の乳首を吸い上げる男。
「あっ…あっ…」
それが和美の羞恥心を刺激するようで、益々恥ずかしそうな表情を見せる彼女。
だが、その表情とは裏腹に両方の丘の天辺には、こちらも恥ずかしい程にピンッと起立した乳首がカメラに収められている。
引きの画でも十分にそれが確認できる程だ…。
和美の下半身がモゾモゾと動き出してきた。
その動きが、彼にアソコを弄ばれたいと言っている。
(それにしても…)
竜一は思う。
それにしても、淫乱な女になった…いや、俺がそうしてしまったのか。
元々の妻はSEXには淡泊なほうだった。
至ってノーマルで、SEX中もスイッチが入ってイヤらしくなる事は度々あっても「淫乱な女だ」とまで思った事はない。
それが、あの歯科医の協力もあっての事とは言え、竜一の躾の甲斐があって「夫の目の前でビデオカメラに撮影されながら、他人に陰部を触られたいと言って腰をクネらせる」までになったのだから…。
(淫乱な女だ…)
竜一は心から思った。
そんな和美の欲求は、相手の男にも伝わったようで、彼は右手を乳房から離すと、彼女の身体を|摩《さす》りながら、徐々にその手を下腹部へ近づけて行った。
彼の右手が和美のお目当ての場所に近づくにしたがって、彼女のクネクネとした腰の動きは、より顕著になっていく。
竜一は、彼の手が妻の秘穴を捉えるのを、今か今かと|固唾《かたず》を飲んで待ち続けた。
「クチュ…」
彼がついに、和美の待ち望んだ部分に触れた。
その瞬間、竜一の耳にもハッキリ届いた音…竜一の場所からは妻の秘部がどうなっているか見えないが、この男が和美の恥ずかしい部分がどうなっているのかを教えてくれた。
「あぁぁ…っ…あ…ん」
まだ、指が触れただけだと言うのに和美は、大きく身体全体をクネらせて快感を感じている。
「クチュ…クチュクチュ…」
彼の指の動きが少しずつ激しくなってきた事を伺わせる卑猥な音。
「あんっ…あっ…」
恥ずかしさを堪えながら…しかし、それでも喘ぐことは止められない和美。
その反応を見て、若い男は身体の位置をすこしズラした…かと思うと右手首を返して「グッ」と妻の秘部目がけて力をこめる。
「あっ…はぁ…あっ!」
途端に大きくなる和美の喘ぎ声。
彼が指を彼女の蜜壺の中に捻じ込んだようだ。
「クッチュ…クッチュ…クッチュ…」
と小気味よいリズムで和美の股間に突き立てた指を出し入れしているらしき男。
その音に合わせて
「あっ…ん…あっ…ん…あっ…ん」
と喘ぎ続ける和美。
(もうダメだ…)
竜一は我慢の限界だった。
立ち上がると、急いで自分の衣服を脱いで、カメラを手に取る竜一。
それから、絡み合う2人のもとへ向かう。
カメラに映し出される和美の姿が大きくなった。
彼女の足元へ回り込み、男の指が出し入れされる、自分の妻の陰部を撮影する竜一。
和美はすでに、その愛撫に夢中になっているのか、彼がカメラを自分の恥ずかしい部分に向けている事にも気が付いていないようだ。
「ギシっ」
小さな音をたてて、竜一がベッドの上に上がった。
ここで、ようやく竜一が全裸になって自分のもとに近づいてきた事に気が付く和美。
「りゅ、竜一…なんで…」
今日は、他人とのSEXを撮影するだけ…そう聞かされていた。
それなのに、目の前の夫は全裸で自分の枕元にいる…興奮した顔つきでカメラを自分の身体に向けながら…。
「見てたら、我慢できなくなっちゃったよ…」
竜一は言った。
勿論、それも本当の気持ちだったが、どちらにしても、竜一は途中で2人の行為に乱入する気でいた。
本当は、和美が若い男のモノに貫かれた時に乱入する予定だったのが、少し早まっただけだ。
「そんな…」
和美は状況を飲み込んだ。
簡単なことだった。
全裸の自分の傍らに、全裸の男が2人…そのいずれもが全裸で、おまけに股間のモノは痛々しいほどに屹立している。
ここには自分しかいないのだから、この2人の男性を立て続けに相手にするしかないのだ。
「竜一…待って…まだ…」
だが、和美には2人の相手をすると言う事は理解できても、2人の男を「同時に」相手にすると言う概念はないようだ。
今は、まだもう1人の若い男との行為が始まったばかりだ…まだだ…とそう言いたいらしい。
ベッドに上がってきた竜一に場所を空ける形で、若い男は和美の下半身へ移動した。
上半身回りのスペースが空く。
竜一は右手にカメラを構えたまま、左手で和美の乳房を弄び始めた。
カメラには自分の手と和美の乳房が大きく映し出されている。
カメラの液晶画面の中で、自身の手の動きに影響されて自由自在に形を変える柔らかい和美の乳房…。
「ジュルルっ…ジュルっ」
突然、和美の下半身からそんな音が聞こえた。
「い…あっ…あぁぁ…っ!」
反射的に音のした方へカメラを向ける竜一。
そのモニターの中には、会ったばかりの男が妻の股間に顔を埋めて頭を左右に動かしている姿が映っている。
それにしても、この若い男は先ほどの指使いといい、この陰部を舐めまわす様といい、性技に長けているようだ…それとも、今時の若いやつと言うのは皆こうなんだろうか…。
和美の喘ぎっぷりを見ていると、相当の性技の持ち主だという事が解る。
今度はカメラ越しではなく、肉眼で和美の表情を見る竜一。
「あっあっあっ…あぁぁ…ん…あっ」
目の前では妻が快感の表情に顔を歪めている…。
自分以外の男に秘部を舐めまわされて、恍惚の表情を浮かべている妻の姿を見下ろす。
当然、あの若い歯科医師とのSEXでも、こうした場面はあっただろう。
和美も今と同じように快感の表情を浮かべながら、歯科医の奉仕を受けていたに違いない。
だが、その場面を竜一は妻の言葉で聞いて妄想しただけで、実際に見た事はないのだ。
何度も妄想したのと同じ場面が、今、目の前で繰り広げられている…たまらない…。
だが、竜一は、そんな妻の姿を見ると、再びベッドから降りてしまった。
それから、手にしたカメラを再び三脚に固定する。
撮影に集中するのは、もう無理だと思ったのだ。
カメラを固定すると、再びベッドへモソモソと上がる竜一。
元のように妻の枕元に座り込むと、陰部を舐めまわされて快感の喘ぎ声を浮かべている妻の右手を取り、いきり立った自分のモノを握らせた。
「あっ…あっ…こんな…すごい…」
自分の恥ずかしい部分を若い男に舐められながら、右手には夫の硬いモノを握っている和美。ここまで来て、和美はようやく、これから自分がどうなるのか理解した。
「あぁぁぁ…っ…」
和美の頭の中に、2人の男を同時に相手にする自分の姿が浮かんだ。
その途端、自分でも信じられないような快感と、奥底に湧き上がる期待感…。
「先に入れちゃっても良いかな…」
竜一は、妻の股間に顔を伏せている男にそう声をかけた。
「どうぞ…」
そう言いながら、特等席を空けてくれる彼…。
「誘っておいて…すまないね…僕が終わったら、好きなだけ…何度でも和美を犯して良いから…」
竜一はそう言いながら妻の足元へ移動する。
好きなだけ、何度でも犯して良い…夫が他人である若い男にそう言うのを聞いて、和美が感じたのは興奮だった。
恐ろしさや不快感、夫に対する嫌悪感といったネガティブな感情は一切ない。
感じたのはただ一つ…興奮。
和美は、自分でも自分が良く解らなくなってきた。
とにかく今日の自分は興奮している…それだけは解る。
竜一は、正常位の姿勢で自分を迎え入れようとしている和美の身体を起こして裏返し、四つ這いにした。
それから、和美の頭が若い男の股間辺りに位置するように、少し位置を微調整する。
「和美…咥えてあげて…」
竜一は目の前にある若い男のモノを咥えろと命令した。
だが、必要なかったようだ。
和美は竜一が言い終わるより先に、目の前の…視界に入った男性のモノを自動的に咥えて、イヤらしく舌を使っていた…。
「ヌヌ~ッ…ヌチュ…」
音をたてて、竜一のモノは和美の中に収まった。
「おふっ…お…むっ…」
和美の喘ぎ声は、彼のモノを咥えているせいで、いつもと違う。
口に手をあてて、喘ぎ声を我慢する和美の姿は何度も目にしているが、口に男性のモノを咥えた状態で喘ぎ声を発する和美を見るのは当然初めての体験だ。
四つ這いで尻を突き出した動物のような恥ずかしい格好で、下の穴は夫のモノで塞がれ、上の口は若い男のモノで塞がれている和美。
竜一が突くたびに、
「んっふ…んっふ…むぅ…ふ」
と、くぐもった喘ぎ声が上がる。
それでも和美は決して、若い男のモノから口を離さない。
少し視線をあげると、若い男は目を閉じ、玉のような汗を額や胸に浮かべている。
この状況に興奮しているのは、自分たち夫婦だけではないようだ。
「旦那さん…」
その若い男が目を開けて竜一に話しかけた。
「ん?」
「自分…出そうです…口内発射ってNGでしたか…?…」
竜一は、彼を妻の相手とするにあたって、アナルSEXやスカトロ的行為等、和美が本当に嫌がる行為をいくつか禁止事項として伝えてあった。
だが、その中に口内発射は入っていなかった。
「いや…そんな事ないよ…そのまま…どうぞ…」
竜一は言った。
2人の男が自分の頭越しに会話して、自分の口内に精液が発射される事に決まった…その事に軽い凌辱感を覚える和美…だが、それは嫌な気持ちではない。
むしろ、そうされる事に興奮すら覚える和美…。
「じゃ…遠慮なく…」
若い男は、そう言うと再び目を閉じた。
(さっき、シャワーしながら出したばかりなのに…若いな・・・さすがに…)
竜一はそう思ったが、彼にもゆっくり感心している余裕はなかった。
初めて体験する3P…それだけでも興奮ものなのに、今2人の男に口と秘部を塞がれて、恥ずかしい四つ這いのままで、苦しげな喘ぎ声をあげているのは、他ならぬ自分の最愛の妻なのだ。
「あぁ…じゃあ…ちょっと…早いけど、俺もそろそろ…」
そう言うと竜一は腰の動きを速めた。
「パンパンパンパンッ…」
「むぅ…むっ…むっ…むっ…ぷふぅ…」
竜一が和美の尻に腰を打ちつける音と、口を男のモノで塞がれた彼女の喘ぎ声…。
竜一の腰の動きが速くなるにつれて、勝手に和美の口が若い男のモノへ加える刺激も強くなる。
「…よ…しっ…出すぞっ…」
今日は中にそのまま出しても安全な日ではある。
だが、竜一は自分のモノを素早く引き抜き、目の前の妻の白い尻に精液をぶちまけた。
やがて、それは妻の腰の方へ向けて流れ出す…。
「…う…ふっ…!」
殆ど同時に、妻の上半身側で立ち膝姿の男も妻の頭を自分の股間に押し付けるようにして身体を震わせた。
「む~~っ…」
と苦しげな声を上げる和美。
身体には竜一の精液を浴びたまま、口内に別な男の精液を放出される妻…。
「ん…ふぅ…」
やがて和美は男のモノから口を離して鼻から大きく息を吐き…吸った。
一呼吸おいて、和美の頭が小さく動き、何かを飲み込む動きを見せてから、ドサッとベッドに落ちた。
唇の端から、少し白っぽい液体がタラリと垂れているのが見える。彼の精液なのか、和美自身の唾液なのか…それとも両方が混ざり合ったものなのか…身体を竜一の精液に汚されながら、口の端からタラリと液体を流す妻の姿は竜一を一層興奮の世界へと誘った。
「まだ…終わりじゃないぞ…な?…」
竜一は妻の尻から腰にかけて飛び散った自分の精液をティッシュで拭いてやりながら、若い男へ視線を向けて言った。
「はい…もう1回…少し休んだら…いいですか…奥さん…」
彼は、うつ伏せで顔だけ横を向いている和美を覗き込むようにして言った。
和美は躊躇いの表情も見せずに彼を見ながら頷いて言った。
「はい…」
「はいじゃなくてさ…どうして欲しいの…ちゃんとお願いしてごらん…」
和美の身体を拭き終わった竜一が、今度は自分の股間をティッシュで拭きながらそう言った。
「もう1回…入れてください…お願いします…」
和美はまた躊躇わずに彼に向かってそう言った。
夫の目の前で、若い男に「入れてくれ」とお願いする妻を見て、竜一はカメラのバッテリーを交換した。
(今日の宴はまだまだ続きそうだ…)
そう思いながら。
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