最初に真由ちゃんに手でしてもらってからどのくらい経っただろう・・・。
随分前の事だったような気もするし、あっと言う間の事だったような気もする。
僕と雄大は高校2年だし、真由ちゃんと明日香は中学3年生だ。
そう言う年頃の男女が一つの部屋で毎日のように過ごしていると、ちょっとしたハプニング程度は起こるかもしれない。
けど、僕達4人の関係は「ハプニング」どころではなかった。
「あっ・・・・あっっ・・んっ・・・」
「あぁ・・・・はぁ・・・っ・・・」
今日も雄大の部屋に響く2人の女の子の気持ち良さそうな声・・・。
僕が真由ちゃんの、雄大が明日香の秘部を指で刺激しているのだ。
―――クチュクチュクチュ・・・
この卑猥な音もお馴染みだ。
「なぁ・・・拓也・・・」
そんな中、雄大が突然明日香のアソコを弄りながら声をかけてきた。
「なに・・?」
「おまえ最近、オナニーしてるか?」
「な、なにさ・・・突然・・・」
「いやぁ・・・俺よ、明日香とこういう事するようになってから全くしてねぇんだよ」
「そ、そう・・・」
確かに・・・僕ももう随分と長い事オナニーをした記憶がない。
最後にしたのは今はもう消去してしまった、あの真由ちゃんの写真を見た時だったっだろうか・・・?
「いや、明日香にしてもらうのはオナニーよりずっと気持ち良いから文句はねぇんだけどよ・・・明日香・・・おまえは?最近オナニーしてるか?」
今度は明日香に同じ質問をする雄大。
「何て事訊くのよっ!そう言う事訊かないでしょ?普通」
「いいじゃねぇかよ・・・別に・・・教えろよ」
「してないわよっ!これで良い?」
「何でしないんだ?」
「何でって・・・殆ど毎日雄大にこうやって手でされてるじゃない・・・だから・・・」
「そっか、そうだよな・・・」
雄大はそう言うと何やら考え込んでいる。
こういう時の雄大はいつもロクな事を考えていない・・・。
「なぁ・・・明日香」
「なによ・・・」
「オナニーして見せろよ」
「・・・はぁ!?・・・嫌に決まってんでしょ!?何言い出すのよっ!」
「いいだろ?した事ない訳じゃねぇしよ」
「嫌だってばっ!そんなの人に見せられる訳ないじゃないっ!!」
「頼むよ~」
「いやよっ!そんなのエッチなDVDでも見れば良いでしょ!?」
「そんなもん見たくねぇんだよ。俺は明日香がオナニーしてる所が見てぇんだからよ」
前にも似たような事があったが、明日香は雄大に「おまえが良い」と言うような事を言われると途端に拒否が弱くなる・・・悪い気はしないのだろう。
「な、なんでそんな・・・私の・・・そんなの見たいのよ・・・」
拒否は弱くなったが、さすがに「オナニー姿を他人に見せる」と言うのは敷居が高い。
簡単にはいかないようだ。
「だってよ、いつもは明日香が気持ち良さそうな時って、俺必死で指動かしてるだろ?だから、おまえがどんな風に感じるのか見る余裕ねぇんだよ・・・」
確かに・・・もっと経験を積めばそうした行為をしながら相手の反応を観察する余裕も生まれるのかもしれないが、僕と雄大にそんな余裕はない。
僕だって真由ちゃんの気持ち良さそうな声は聞けても、どんな様子で感じているのかまで観察する余裕はなかった。
「そんな・・・普通だよ・・別に・・見ても楽しいもんじゃないよ・・・」
「いいんだよ、それで・・・明日香が気持ち良さそうにしてる姿・・可愛いんじゃねぇかなと思ってよ」
「か、可愛い・・って・・・」
「いや、ホントによ・・・声も可愛いしよ、どんな顔してんのか見たくてよ」
「か、顔・・・」
「まぁ、顔だけじゃなくて色々見たいけどよ」
「バカっ!」
明日香は雄大にそう言ったが、その表情は緩んでいる。
その緩んだままの表情で何事かを考えている明日香・・・。
そして・・・。
「お、お布団の中でだったら・・・いいけど・・さ」
「布団の中?」
「うん・・・」
「それじゃあ、何にも見えねぇじゃねぇか・・・」
「だったらしないっ!」
「頼むから、ちゃんと見せてくれよ~」
「い・や・だっ!」
「解ったよ・・・じゃあ、布団の中でも良いからよ・・・雰囲気だけでも見せてくれよ」
どうやら珍しく雄大が折れる形で話は決着したようだ。
僕は雄大が明日香にオナニーを見せろと言いだした時から、真由ちゃんを弄る右手の動きが止まってしまっていたから、真由ちゃんも冷静にその様子を見ていた。
※※※
「じ、じゃあ・・・始める・・よ」
明日香は雄大のベッドに寝転がり、全身を布団で隠して顔だけを覗かせて言った。
「お、おう・・・頼むぜ」
雄大は椅子に座ったままで自分のベッドの上で布団に包まれている明日香にそう言う。
僕と真由ちゃんは床に座ったままで身動ぎもせずにその光景をただ黙って見ていた。
――ゴソゴソ・・・モソモソ・・・
布団の中で明日香の身体が大きく動いた。
それからピタリと動かなくなる。
「おい、それ・・・本当にやってんだろう~な?」
雄大が疑いの眼差しを向ける。
「や、やってるわよっ!女の子は男の子みたいに派手に動くだけじゃないんだからっ!」
明日香はそう言った。
布団の中で彼女は自分自身のアソコを本当に触っているらしい事はすぐに解った。
さっきまで雄大に愛撫されていたアソコは既に十分に濡れていたのだろう・・・最初は静かな動きだったものが、今は明らかに股間の辺りだけが小刻みに動いているのが布団を通してでも解る。
「は・・・はぁ・・・っ」
明日香が吐息のような喘ぎ声を漏らした。
その顔は見る見る間に紅潮してきて、中学生のくせに・・・しかも僕の妹だと言うのに色気すら感じてしまう・・・。
「あっ・・・・」
続けて明日香の口から気持ち良さそうな声が漏れると、僕は固唾を飲んでその様子を見守ったが、雄大は一言言葉を発した。
「明日香・・・堪んねぇよ・・・頼むから見せてくれよ・・・」
「だ、ダメ・・・お布団捲ったら止めるからね・・・」
「なんでだよ~」
「イヤだよ・・・恥ずかしいもん・・」
「じゃあよ、せめて布団の中で何してるのか教えてくれよ」
「何って・・・触ってんのよ・・・」
「どこ触ってんだよ」
「ど、どこって・・・アソコよ・・・いつも雄大が触るトコ・・」
「どうやって触ってんだよ」
前にもあったが、明日香は最初は嫌がっていても雄大に言葉で攻められると、徐々にそれに従っていくようだ。
普段は勝気な性格をしているくせに、ことこう言う場面では意外とM体質なのかもしれない・・・。
「ゆ、指で・・・く、クリトリス・・・触ってる・・・」
「気持ち良いのか・・?」
「うん・・・気持ち良い・・・」
「おまえ・・俺たちに見られて興奮してんだろ」
「そ、そんな事っ!・・・ないもん・・・」
「どらっ・・・」
雄大は椅子から立ち上がると明日香が包まっている布団へいきなり手を突っ込んだ。
「きゃっ・・・め、捲らないって言ったじゃないっ!」
「捲んねぇよ・・・」
確かに雄大は布団の中に手は入れたが、ただそれだけで明日香の身体は一切見えない。
見えるのは紅潮した顔だけだ。
―――くちゅくちゅ・・・
布団越しに卑猥な音が聞こえた。
「ほら・・・すげぇ濡れてるぜ?やっぱ興奮してんだろ」
「そ、そんな事ないってば・・・」
「じゃあ・・・これはなんだよ」
――くちゅくちゅくちゅ・・・
「あっ・・・や、やめ・・っ」
「興奮してんだろ?」
「あっ…あっ・・・ゆ、雄大っ・・・やめっ・・・」
「どうなんだよ・・・」
「こ、興奮してる・・・すごい・・エッチな気分になってる・・だから・・・っ」
雄大は明日香のそのセリフを聞くと、布団から手を出して、元のように椅子に腰かけた。
「続き・・・してくれよ」
明日香は顔も半分ほど布団の中に隠した。
余程恥ずかしいらしい。
「あっ・・・あ・・・はぁ・・・んっ」
それでも、快感に抗う事はしないで素直にオナニーを再開する明日香。
彼女の股間の辺りだけ、布団がゴソゴソと蠢いているのがイヤらしい・・・。
「くそっ・・・たまんねぇな・・・っ!」
雄大はそう言うと、立ち上がってズボンとトランクスを降ろした。
そして、すぐに再び座ると痛々しいほどに勃起した自分のモノを右手で握ってシゴき始める。
「拓也・・・おまえもやれよ・・・俺1人じゃ・・・マヌケすぎるだろ」
「え?・・・そんな・・・だって・・・」
「じゃあ、真由にやってもらえよ・・・とにかくおまえも脱げっ」
「わ、解ったよ」
僕は雄大に言われるままに、彼と同じようにズボンと下着を降ろした。
チラッと真由ちゃんを見るが、彼女は雄大のモノから目を逸らすように俯いていて、僕とは目が合わない。
目が合ったら「お願い」しようと思っていたが、何だか僕は真由ちゃんにお願いするのも心苦しくて、雄大がそうしたように、自分で自分のモノをシゴき始めた。
「あっ・・・あぁ・・・っ・・は」
「くっ・・・た、たまんねぇ・・・」
明日香の喘ぎ声と雄大の興奮して上ずった声・・・。
――シュっシュっ・・・
そして僕と雄大が自分のモノを擦る度に聞こえる衣擦れの音。
真由ちゃんはその物音に導かれるように僕を見た。
(は、恥ずかしい・・・)
すぐ隣には真由ちゃん・・・今僕は真由ちゃんに見られながらオナニーをしているのだ。
雄大は布団に包まれてオナニーする明日香の様子にクギ付けだが、真由ちゃんはどちらかと言うと僕の行為の方が気になるようで、明日香を見ている振りをしながらもチラチラと僕へ視線を向けているのが解る。
「あっ・・・あっん・・・あんっ・・・い、イキそう・・・雄大・・・イッても・・いい?」
明日香は「イッても良いか」と雄大に許可を求めてきた。
やはり行為の中では雄大と明日香の中に何となく序列が生まれているようだ。
僕は慌てて自分の右手の動きを加速させた。
このまま明日香と雄大が果ててしまったら、自分だけが取り残されてみんなの前でオナニーをすると言う恥を晒す事になるから、早く果てなければと思ったのだ。
その動きに真由ちゃんは反応した。
さっきまでチラチラと見ていたその視線が、今度は露骨に僕に向けられる。
僕の右手が激しく上下にピストンされる様子・・・その快感に徐々に呼吸が乱れて快感の表情を見せているであろう僕の顔・・・それを真由ちゃんは交互に興味深げに見ているのだ。
(こ、こんな姿・・・真由ちゃんに見られるなんて・・・)
僕はこの上なく恥ずかしい気持ちと、真由ちゃんが僕のこんな姿に興味を示している事の驚きでごちゃまぜになった感情のまま、尚も右手を激しく動かした。
「ゆ、雄大・・・っ・・・イク・・・も、ダメ・・・イク、イク・・イクっ!!」
明日香の絶叫が聞こえて僕は自然と彼女の方を見てしまった。
彼女は最後までオナニー姿が見えないように布団に包まっていた。
だが、その布団の中で股間の部分だけが激しく蠢いているのが見える。
そうして絶叫とともにビクビクと痙攣する明日香の身体・・・それも布団越しにハッキリと解る。
「お、おおっ・・・うっ!!」
それを見届けると雄大もティッシュも当てずにそのまま真上に精液を打ち上げる。
(や、やばっ・・・取り残される・・・)
あとは僕だけが射精していないから僕は焦った。
相変わらず僕の右手の動きを興味深げに眺める真由ちゃん・・・。
と・・・真由ちゃんの右手が・・・不自然な位置にあるのに気が付いた。
僕は彼女の右手に注目する・・・。
どうやら明日香が布団の中でしていたように、真由ちゃんは制服のスカートに隠して、自分の秘部を触っているようだ。
(ま、真由ちゃんも・・・オナニーしてる!?)
真由ちゃんは明日香と違って、誰かに「オナニー姿を見せろ」と言われた訳ではない。
自発的に・・・自分でそうしたくてしているのだ。
バレていないと思っているのだろう・・・出来るだけ静かに、そして小刻みに右手を動かしている真由ちゃん・・・実際に僕は正面から見ているから気が付いただけで、そうじゃない明日香と雄大は気が付かないだろう。
口元をキュッと閉じて声が漏れないようにしながら右手を小刻みに動かす真由ちゃん・・・それでも時折ピクッとしているのが良く見ると解る。
「う・・うっ・・・ま、真由ちゃん・・・っ・・・出るっ!!・・・うっ!!」
僕は真由ちゃんのその姿を見ているうちに急激に射精感に襲われ、雄大や明日香にその瞬間を見られる事なく、無事大量の精液を吐き出す事が出来た・・・。
僕が果てると、真由ちゃんは「はっ」と我に返ったような表情を一瞬見せた。
そして、自分の股間から右手を離すと手を伸ばしてティッシュを取ってくる。
「はい・・・拓兄ちゃん・・・」
そう言って、僕にティッシュを差出す彼女の顔は本当に可愛くて、さっきまでコッソリとオナニーしていたのは僕の見間違いかもしれない・・・そう思った
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