あれから僕達4人は、せまい雄大の部屋の中で僕と真由ちゃん、雄大と明日香・・・その組み合わせで互いの性欲を満たすようになった。
すぐ隣には真由ちゃんの部屋があるのだから、何も4人一部屋でそんな行為に及ぶ必要はなかった。
でも僕達は全員がそれに気が付いていながら、誰ひとりとしてそれを口に出して指摘する事はしないでいたのだ。
「真由・・・ちょっとだけ見せろよ、おまえの・・・」
「な、な、何・・・言ってるの・・・お兄ちゃん」
雄大は黙ってベッドの上の明日香へ愛撫していたが、突然真由ちゃんに向かって言った。
「別にいいじゃねぇかよ・・・明日香のアソコしか見た事ねぇからよ、ちょっと比べてみようと思ってよ」
実にくだらない。
そんな事に何の意味があるのか。
「や、やだ・・・ちょっと・・・やめてよ・・・やだ・・・」
しかし雄大は明日香のアソコから一旦手を離すと、僕を押し退けるようにして真由ちゃんの両脚の間を覗き込んだ。
「ふ~ん・・・拓也・・・おまえも明日香のアソコ見てこいよ、結構違うもんだぜ?」
「い、いいよ・・・俺は・・・」
「いいから・・・見てこいって」
何が悲しくて最愛の人を目の前にしながら妹の性器を観察しなければいけないんだ・・・そう思ったが、僕は雄大に押されるようにして明日香の足元へ移動させられる。
「ちょ、ちょっと・・・兄貴・・・やめてよ」
当然、明日香も兄である僕にマジマジとそんな所を覗き込まれるのを嫌う。
「ちょっとくらいいいじゃねぇか・・・」
その明日香に向かって雄大がそう説得するが、明日香はなかなか首を縦に振らない。
だが、どういう訳か雄大は僕にも明日香のアソコを見せたいようで、執拗に明日香を説得し続ける。
「ぜ、絶対触んないでよ・・・み、見るだけだから・・・ね」
ついには明日香もあまりのしつこさにそう言うしかなかったようだった。
――カパッ
実際にはそんな音は聞こえないけど、明日香はそんな音が聞こえそうな勢いで両脚を開いた。
あれだけ嫌がっていたのに、いざ開くとなると思い切りが良い所が明日香らしいと言えば明日香らしい。
しかし、両脚を開いたままで僕と目が合わないように横を向いて赤い顔をしている所が明日香らしくない・・・。
「な?同じ女でも結構違うもんだろ?」
雄大はしたり顔でそう言った。
確かに基本的な形状は一緒でも良く見ると結構違うものだ。
明日香のそこは真由ちゃんほどきちんと毛が生えそろっていなくて薄く生えた毛が控えめにその部分を隠している程度・・・真由ちゃんの方が生えている毛の量は多そうだ。
しかしその毛に隠された部分・・・パクリと唇を縦にしたように開いている性器の部分は明日香の方がややポッテリと厚く、小さな薄い唇を縦にしたような真由ちゃんのそことは違うようだ。
そして2人とも同じように触られると一番気持ち良さそうにする核の部分・・・それが位置する場所は同じだが、明日香の方が少し真由ちゃんより充血して大きく見えるのは、僕より雄大の方が愛撫が上手だからだろうか。
「ちょっと~、私達ばっかり恥ずかしいでしょ!?2人も脱ぎなさいよ~、ね?真由?」
「あ・・・わ、わたしは・・・別に・・・そんな・・・見なくても・・・」
「別にいいぜ?もう見られるのにも慣れたしよ・・・な?拓也」
雄大は事もなげにそう言って、ズボンに両手をかけた。
僕もこの期に及んでオロオロするのも格好悪いと思ったから、当たり前のようにズボンを脱ぎ始めたけど、実のところは彼女達の前で下半身を曝け出す事に雄大ほど慣れている訳ではなかった。
「おら・・・脱いだぜ?」
雄大は下着を脱いでも恥ずかしがる様子もなく堂々と明日香にその部分を見せる。
僕は何となく恥ずかしくて、勝手に脚が内股になってしまい、そのさまが尚更格好悪い。
「ふ~ん・・・やっぱり雄大の方が太いみたいだね・・・でも長さは兄貴の方が少し長いみたい・・・」
明日香は2人のモノを見比べて冷静にそう分析した。
ふと真由ちゃんを見ると、いつものように俯いて真っ赤な顔をするでもなく、やはり僕と雄大の股間に視線がクギ付けだ。
「ねぇねぇ・・・そのままじゃなくて、ちょっと大きくして見せてよ」
明日香が続けて言った。
「む、無茶言うなよ・・・そんな自由自在に大きさなんて変えられるもんか・・・」
僕は彼女にそう抗議する。
「そんなに見たかったら、おまえらが大きくしてくれよ」
雄大も僕に追従する形でそう言う。
「いいけどさ・・・」
明日香が先にそう言って、仁王立ちする雄大の足元に跪いた。
それから顔の目にダラリと垂れる雄大のモノを握って、手慣れた様子でそれを前後にシゴキ始める。
真由ちゃんはそれを見ると、やはり同じようにズリズリと僕の足元へ移動してきて、そっと男根を握ってくれた。
(あ・・・)
明日香ほど手慣れた感じではないけれど、ここの所殆ど毎日のように4人でこうした行為に及んでいる甲斐あってか、彼女も随分とスムースに僕のモノを前後にシゴきたてる。
「拓兄ちゃん・・・気持ち良い・・・?」
極め付けはこれだ・・・。
目の前に跪かれて男根を扱きながら、上目使いでのこのセリフ・・・僕は雄大よりも一足先に勃起状態になった。
それに遅れる事30秒ほどで雄大も勃起状態になる。
「うん・・・やっぱり、大きくなっても太さは雄大で、長さは兄貴の勝ちみたいだね・・・真由」
「・・・・わ、わかんない・・・よ・・・」
「解るじゃないっ、ほら・・・これ・・・解んない?」
「わ、わかんない・・・って・・・ば」
「え~!?そうかなぁ~・・・じゃあ、そっちの空いた手で雄大のも握ってみる?・・・それなら解るんじゃない?」
「い、いい・・・いいよ・・・そんなの・・・」
「だって真由が解んないっていうからさ~」
「わ、解る・・・解るよ・・・拓兄ちゃんの方が少し長いみたい・・・だね」
真由ちゃんは明日香に言わされる形で口を開いた。
実際に僕の目から見ても、明日香の言う通り太さでは雄大に叶わないけれど、僕の方が少し長さはあるように見える。
そんなに大差がある訳ではないが、まぁ見れば解るだろう。
真由ちゃんが解らないと言ったのは、恥ずかしくてそれを「良く見る」事が出来ないからだ。
だがそんな事よりも、この状況はどうだろう?
そう広くない部屋の中で、2人の男の子の前に2人の女の子が跪く。
そして彼女達はそれぞれに右手に男根を握ってその手を前後に動かしている。
そうして右手の動きは止めないままで、男達のモノがどう違うかと言う会話を繰り広げている・・・。
さらにその2人の女の子は中学生なのだから驚きだ。
「違いは解ったよ・・・で、どうする?2人とも・・・このまま出しちゃう?」
明日香がそう言った。
「おう、立っちまったら我慢できねぇよ・・・このまま抜いてくれよ・・・」
雄大はそうリクエストした。
「・・・拓兄ちゃん・・・は?・・・このまま・・・最後まで・・・する?」
「あ、ああ・・・頼むよ・・・真由ちゃん・・・」
僕は雄大がこのまま出してしまうのなら、僕もそうしようと思ったのだ。
――シュッ、シュッ・・・
僕がこのまま最後まで・・・射精までしてしまいたいと告げると、真由ちゃんは手を伸ばしてティッシュを数枚手に取った。
「あ、そうそう・・・そうだね・・・ティッシュ、ティッシュ・・っと」
真由ちゃんのその姿を見て、思い出したように明日香もティッシュを手に取る・・・。
真由ちゃんは初めて手で僕を抜いてくれた日以降、2度目からは必ず前もってティッシュを手に取って準備をしてから始める。
それに引き替え、明日香は何度雄大を手で満足させても、彼が射精感を訴えるまでティッシュを準備する事を忘れて慌てる・・・こんな所にも2人の性格の違いが現れているけど、2人は全く違う個性の持ち主だからこそ、こんなに長い間「親友」で居られるのかもしれない。
それはそのまま、僕と雄大の関係にも言える事だと思う。
「あ、ああ・・・ま、真由ちゃん・・・上手だよ・・・」
「ホント?・・・ホントに?・・・」
「ホントだよ・・・そんなにされたら、すぐに出ちゃうよ・・・」
僕は明日香と真由ちゃんの関係や僕と雄大の関係の事など考えてみたが、やっぱり真由ちゃんの可愛い手に刺激されると途端に快感が湧き上がってくる。
真面目な事を考えてみてもダメなものはダメらしい・・・。
「雄大の・・・ガチガチだよ・・・」
隣で雄大のモノを扱いている明日香がそう言った。
「当たり前だろ~が、そうじゃないとSEXできないだろ?」
僕は何故か雄大の口から「SEX」と言う言葉が出た事に動揺する。
真由ちゃんも一瞬手の動きが鈍くなったから同じだろう。
雄大が口にした一言・・・それは僕達4人ともが「超えてはいけない」と頭で理解しつつも「このままではいつか超えてしまう」とも思っている行為だったからだ。
「ま、真由ちゃん・・・俺・・・もう少しで・・・やばいかも・・・」
僕は何だか気まずい気持ちになって、話を逸らそうと真由ちゃんにそう言った。
「あ、うん・・・出るときは・・・言ってね・・・」
「わかった・・・けど・・・やばっ・・・ホントに・・・もう・・・」
「もう・・・出る?」
真由ちゃんが僕の足元で小首を傾げながらそう訊ねる。
これでお終いだ。
可愛すぎる・・・その仕草が僕にダメを押す。
「で、出る・・・出そう・・・で、出るっっ・・・ま、真由ちゃんっっっ!!!」
僕は真由ちゃんが男根の先端をティッシュで押さえたのを見届けると、込み上げる欲望を抑える事もしないで、そのまま吐き出した。
「んっ・・・うっ・・・」
昨日も同じように彼女の手で果てたと言うのに、今日も昨日に負けないくらいに吐き出される僕の精液・・・我ながら思春期の性欲とは凄いものだと思う。
「なんだよ・・・拓也・・・もう出ちまったのかよ・・・チンポが長いのは良いけど早漏は嫌われるぜ?」
やや早漏気味に射精した僕に雄大はそう言ったけど、僕はそれを適当に聞き流した。
自分が射精した後は、僕が真由ちゃんを気持ち良くする・・・そう決まっていたから、雄大がそんな皮肉を言う頃には、僕はもう真由ちゃんのスカートの中に手を突っ込んでいて、皮肉話に付き合うほど暇じゃなかったのだ・・・。
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