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凛 騎 応 変!

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□ ネトラレ実現日記~妻を他人に寝取らせるまで~ ‐第1章 妻の男性遍歴‐ □

~彼氏が童貞だった夜~

不倫男との身体の関係を結末まで聞き終わった僕は、妻とのSEXの時に今度は何を聞けば良いのか解らなくなっていた。

とは言え、もう妻の過去の男性遍歴を聞きながらでなければSEXをする気にもなれない…それほどまでに僕は妻の過去を知ることに執着するようになっていた。

僕は昼間だと言うのに、いつものように人妻専門サイトへアクセスした。
僕が投稿した妻の裸画像に対して「奥さんの画像をみてオナニーしちゃいました」「後ろからブチ込んで思い切り中出ししたいです」などと言ったレスが付く事に、僕は多少なりとも興奮するようになっていた。

…と、僕はいくつか書き込まれたレスのうちの一つに目が止まった。

「真面目そうな奥さんですね。僕もこんな奥さんに筆おろししてもらいたいです」
嘘か本当かはは解らないが、どうやらこのレスの主は童貞のようだ。

妻は初めて付き合った男に処女を奪われた。なにぶんにも高校生の頃である。互いに処女、童貞だったので、初めての時はそれはそれは大変だった…と聞いた事がある。

(そうだ…最初の彼氏と3人目に付き合った不倫男は別として、それ以外の彼氏はどうだったんだろう…経験の少ない…或いは全くない男をリードする妻…そんな姿も興奮しそうだ…)

「今日…眠い?…」
その日の質問を決めた僕は、今日も妻をベッドへ誘う事に成功した。




「あ、あぁぁぁぁ…」
ここ最近は、僕に質問責めにされながらコトに及んでいる為に「話しながら喘ぐ…」と言う事が多かった妻。
しかし、今日の僕は何も言わずに妻を愛撫する事に集中していた。
話しながらではなく、純粋に快感に酔いしれて喘ぎ声をあげる妻…。

僕は指で硬くなった核を素早く擦りながら妻の胸を舐め回し、時折舌で乳首を弾いた。

「…あっ…」
乳首を弾くのに合わせて短く…鋭い喘ぎ声を発する妻。

やがてそれを終えると、僕は身体を妻の足元へ移動して、十分に濡れたオマ○コへと舌を這わせた。

先ほどまでよりも快感のボルテージが上がり、尚大きく喘ぐ妻…僕は妻のボルテージが上がってきた事を見届けると、次には妻の核を舐め続けたまま、右手の中指を一本、妻の濡れた穴へ入れる…。

「…あっ…あぁぁ…っ…」
さらに一際激しくなる喘ぎ声…妻は舐められながら指を挿入され、その指で中をかき回されるのが好きだ…「好きだ」と言った事は無いが、反応を見れば解る。

それを続けていると、徐々に妻の腰が浮き、左右に何かを求めるようにウネウネと小さく動き出す…ここまで来たらしめたものだ。

僕は舐めるのを止め、指でピストン運動がしやすい位置に身体を移動する。
そして全力で妻の穴に自分の指を出し入れする…。

「グチュグチュグチュグチュ……」
指の出し入れに合わせて卑猥な音が部屋中に響く。

「あ…イキそう…イク…」
妻は自分が果てそうになると、それを必ず僕に告げる。
これも不倫男に教育された「レッスン」内容のうちの一つだ…以来、不倫男と別れた後に付き合った男達にも、必ずそうしてきたという…。

持てる力の限り妻のオマ○コへ指のピストン運動を続ける僕…二の腕が少し辛くなってきた頃…
「…イク…あ…イク…イクッ…!」
最後の「イク!」と同時にビクビクッと身体を痙攣させる妻…2度…3度…そして静寂…。

僕は正直なところ、今日の妻に質問しようとしている内容は、今一つ興奮に欠けると思っていた。初めての彼氏以降、童貞を相手にした事があるかどうかも解らないし、あったとしてもそう興奮するような話になるとも思えなかった…だが、他に何を聞いたら良いのか想像もつかない…。

話はすぐに終わるかもしれない…そう思った僕は、今日は妻を無言のまま全力で攻め、口での奉仕を十分に堪能した後で挿入し、そのままで話を聞く事に決めていた。


「今度…私ね…」
まだ少し荒い息遣いではぁはぁと肩を揺らしながらそう言って起き上る妻。

「うん…」
起き上った妻が先ほどまで寝ていた所へ、今度は僕が横になる…尻が少し冷たい…どうやら妻の穴からとめどなく溢れ出た液体がシーツをこんなにも濡らしたようだ…。

(やっぱり余計な事話しながらSEXするよりも、黙ってした方が感じるんだなぁ)

そんな風に考えているうちに、妻はもう僕のモノに舌を這わせていた。
僕は目を閉じて…妻のフェラチオを楽しむ事に集中した…不倫男に教わり、その後4人の男へ奉仕する事で磨かれてきたフェラチオを…。







「ねぇ…最初の彼氏とエッチする時は初めて同士だったんでしょ…!?」
フェラチオを十分堪能した僕は妻の中に自分のモノをゆっくりと沈めながら尋ねた。

「…うん…」
ゆっくりと自分の中に入ってくる僕のモノを受け入れると同時に、少しだけ身体を反らして…そして、元に戻りながら妻は返答した。

「それ以外で、綾乃が初めての女だ…って男とエッチした事…ある?…」

「…1人だけ…いたよ…」
妻は思い出すような仕草をする事もなく、あっさりと答えた。

「…何人目の彼氏…?…」

「…えっと…4人目…」

4人目の彼氏と言う事は3人目の男だった不倫男と別れたすぐ後…と言う事か…。
何と言っても妻の男性遍歴のターニングポイントは不倫男との関係だろう…その後で童貞を相手にしたという事は、僕の期待するような展開があったかもしれない…。

「どうだった?…」
「どうって…?」
「自分が初めてだって知った時…」
「別に…どうも…年下だったし…そっかぁ…って…」

手前味噌で申し訳ないが、うちの妻は優しい…それに悪く言うと気が弱いだけだが、人に頼まれるとなかなか断れない…と言う一面も持っている。
妻のそんな所が、僕と出会う前から同じだとすれば、年下の男が初めて相手をしてもらうにはモッテコイの女だと思う。






妻がその男と付き合うようになったのは、不倫男に強制的にフェラチオさせられた社員旅行から、なんと一か月程度しか経っていない頃だった…。

「ねぇ、来週合コンがあるんだけど、行かない?」
そう誘ってくれたのは、妻が不倫していた事を知っていた友人の1人だった。

妻は元来、筋金入りの人見知りで、合コン等という殆ど初対面の人間の集まりは言語道断…苦手この上無いのだが、傷心した妻を元気づけようという友人の気遣いもあって、参加してみる事になった。

繁華街にある若者向けの、ちょっと小洒落た店でそれは行われた。
参加してみると、相手の男の子達は大学生だと言う…どこで大学生等と知り合いになったのか…妻の友人の交友関係は広かったようだ。

賑やかに進んでいく集まりの中、妻の向かいの席に座ったのは、合コンだと言うのに特別オシャレをするでもなく、積極的に女の子と会話を交わすでもない…第一印象のパッとしない男の子だった。

「僕…人見知りなんですよね…」
その男の子に勇気を振り絞って話しかけた妻に、自分の名前は渡辺洋平(わたなべようへい)だと告げた後で、彼はそう付け加えた。

それでも長い合コンの間には少しずつ打ち解けて、最後には自然と…とまではいかないが、少なくとも会話する事に苦痛を感じない程度にはなっていた2人…。


聞けば、今日の合コンのメンバーは彼の高校時代の友人達で、自分以外は全員大学生だと言う。

「友達が、息抜きも必要だからって…今日は誘ってくれたんです…」
その男の子は合コンに参加した理由をそう説明した。
今日の顔ぶれの中では、彼だけが大学生になり損ね、予備校通いだった。

その年の受験に失敗して一浪が確定したと言うのだから、学年にすると妻より二つ下…と言う事か。

これまで女慣れした上司にスマートにエスコートされる事に慣れていた妻にとって、彼の素朴な印象は決して悪いものではなかったようだ。

「あの時の男の子…綾乃の事、気に言っちゃったみたいだよ!」
妻が友人にそう聞かされたのは、合コンから一週間ほど過ぎた時だった。
「ピッチの番号教えて欲しいって言うから、友達伝いに教えちゃった。」
友人はそう付け加えた。
今の若い人にはピッチって?と言う方もいるかもしれないが、僕や妻が20歳の頃はポケベルが廃れ、携帯が出始めの頃である…その間PHSという簡易携帯のようなものが流行った時期があった。ちょうどその頃の話だ。

初めて彼から妻のPHSに電話が来たのは、それから2~3日後の事だった。

「…あ、こんばんは…」
「こんばんは…」
「あの…友達に番号聞いて…それで…」
「うん。聞いた…」
「…。」

お世辞にも弾んでいるとは言い難い会話…。仕方がないだろう…お互いに人見知り同士なのだから。

勉強の事だの受けようと思っている大学だのと言う、当たり障りのない会話をようやく数分話しただけで、必要以上に疲れたと妻は記憶していた。

「あの…明日も会社だから…」
それとなくヤンワリと電話を切ろうとする妻。
「あ、すいません…こんな時間に…」
「ううん…大丈夫…じゃあ…」

「あの…っ!」
「はい?」
「また…会えないでしょうか…」
彼はありったけの勇気を振り絞って最後にそう伝えた。勇気を振り絞って妻に会いたいと告げているのが、電話越しに伝わった…。
不倫男に性玩具のように扱われた揚句、別れらしい別れの言葉すらなく捨てられる事になった妻にとっては、新鮮さすら感じる出来事だった。

僕は予備校と言うものに行った事がない…と言うか大学にすら行った事もない。だから予備校へ通うと言う生活がどういうものなのか解らないのだが、妻に言わせると
「ヘタな会社員より、余程忙しい」
のだそうだ。

それでも2人は時間を見つけては度々会うようになった。
なかなか核心に迫るような事を言わない彼だったが、何度目かに会った時にようやく
「付き合って欲しいんだけど…」
と小さな声で妻に告げた。

そんな彼だったから、妻と身体の関係に至るのにも時間を要した…それどころかキスすらなかなか出来なかったようだ。

初めて、彼とそう言う雰囲気になったのは、夏の日の真昼間だったと言う。

それまで、妻が1人暮らしをする部屋へ彼が遊びに来る事はあっても、彼が家族と住む自宅へ遊びに行くのはそれが初めてだった。
彼の家には誰も居なかった…両親と妹は夏休みを利用して親戚の家へ泊りがけで行っていると聞かされた。
さしもの鈍感な妻も、彼に下心がある事を理解した。

会話が途切れると突然唇を重ねてくる彼…嫌ではないが突然の事に驚く妻…。
そのまま力任せに妻を押し倒し、自らのジーンズのベルトを大慌てでカチャカチャと外しにかかる…。

「ちょっ…待って…」
既に興奮状態にある彼は止まらず、妻の服の上から胸を触る…。

「待っ…てっ…って…ば!」
そう言って手を払いのける妻。
我にかえって手を止める彼。

「…ごめん…嫌だった…?…」
「いや…じゃないけど…明るいから…」
妻は彼とSEXする事ではなく、明るいのが嫌なのだと伝えた。
立ちあがって部屋のカーテンを閉める彼…だが…

「…ぷっ…」
と笑いだす妻…訳が解らないと言う様子の彼。

「カーテンしても全然明るいよ…」
ズボンのベルトを外してずり下がったジーンズのままで、慌てて窓際へ行ってカーテンを閉めたにも関わらず、部屋の明るさが全然変わらないのが可笑しかった。

「やっぱり…ダメ…?…」
「う~ん…ちょっと…ね…明るすぎて恥ずかしいよ…」

あからさまにガッカリと肩を落として彼は言う。
「そっか…解った…」
「そんなにガッカリしないでよ~…。また今度…もうちょっと遅い時間に会う時だったら…」
「あ…うん…楽しみにしとく…昨日の晩から、ようやく女の人とエッチが出来るんだと思って楽しみにしてたから…ガッカリはしたけど…」

彼のその言葉を聞いて、もしかして女の子とするのが初めてなのかと尋ねる妻に、彼は、そうだと返答した。高校時代からキスはした事があったが、それ以上のことは一度もないと言う。





「素直にやめてくれたんだけど…なんか可哀そうになっちゃって…」
妻は僕に突かれながら、喘ぎ声交じりに当時の心境を語った。





ベルトは完全に外れ、ズボンの前のファスナーが少し降りた格好悪い姿でベッドの縁に腰掛けてガッカリした様子の彼。
ついさっきまでは、これから行われる事の期待感でトランクスの中のモノは硬く、大きくなっていたに違いない。

そんな姿の彼を見た後、一つ小さく息を吐いてから妻は言った。
「私は…裸になるのは恥ずかしいけど…洋平君は恥ずかしくないの?…こ~んなに明るいんだよ~」
「恥ずかしくない訳じゃないけど…でも脱がないと出来ないし…エッチ出来るんだったら脱ぐよ…」
煮え切らない返答だったが、言葉の端々に妻とエッチがしたい…と言う気持ちが滲み出ていた。

「エッチは無理だよ…エッチは無理だけど…コレ…脱いで…」
妻は彼のジーンズを指してそう言った。

訳の解らないままで、ジーンズを脱ぐ彼。おそらく当時の妻は下着もすべてひっくるめて「コレ」と言ったのだろうが、素直にジーンズだけを脱いでトランクス姿になる。

そっと、彼の股間に手を伸ばしてトランクスの上から彼のモノを触る妻…そこはもう可哀そうなくらいカチカチになっていた。

ゆっくりとトランクス越しに彼の股間を撫でまわす妻…自分の股間を撫でまわす女の手をジッと凝視する彼。

「コレも…」
妻は短くトランクスも脱ぐように彼を促す…。
素直に従う彼…。

トランクスの抑制から解放されてお腹に付きそうな程に勃起した彼のモノを握る妻。
初めて自分以外の手に握られた快感に…
「…ふぅ…」
と吐息を洩らす彼…。

そして、ゆっくりと手を上下に動かし始める…やはり自分のモノを握って上下する女の手を凝視し続けたままの彼…。
だが、その視線は快感の為に閉じられた瞼によって、すぐに遮られる。

シュッシュッシュッシュッと言う衣擦れの音が部屋に響く…彼のモノの先端からは既に透明な液体が少量溢れ出ている…。

「気持ちいい…すごく…」
目を閉じたまま…倒れないように後ろ手に自分の身体を支えながら彼が言った。
それを合図のように、手の上下を早める妻…。
「…あぁぁぁ…」
と声を漏らして身もだえる彼の姿を可愛らしく思う。

最初から決めていたのか、それともそんな彼の姿を見て気が変わったのかは解らないが、彼のモノにゆっくりと顔を近づける妻…。

「…あっ…やばっ…もう…出る…っ!」
だが、妻の顔が彼のモノに到達する前に彼はそう告げた。

硬く反りかえったモノから射出される白濁液…それは勢いよく飛び上がった後で彼の腹部や妻の手を汚す…。

バツの悪そうに座り込んでいる彼の股間をテイッシュを使って優しく拭き取る妻…。
それが終わるとそそくさとトランクスを吐いてジーンズのベルトを締める彼。

ようやく落ち着いた彼から漏れる感想。
「すごい…気持ち良かった…」

「そう…?…良かった…」
素直に答える妻。

「今度はエッチしても良いんだよね…」
それでもSEXへの未練を捨てきれない彼。

「うん…もう少し暗い時にね…」

それから宅配ピザを頼んでお腹を満たした2人は、ピザの残りをそのまま片づけもせずに、借りてきたビデオを2人寄り添って観た。

観終わった時には外は少し薄暗くなりかけていた…。

ビデオのエンドロールが終わると同時に静まりかえる室内…。

「あの…もう結構暗くなってきたけど…この位の明るさじゃダメかな…エッチ…」
彼は再び妻にSEXがしたいと告げた。

「先程の一件からずっとカーテンは閉めたままだった。室内は薄暗かった…。

「…うん…そんなにしたいの…?…」
「そりゃ…したいよ…」
恥ずかしそうに彼は言った。

「でも、まだ少し明るいよ…」
妻は言う。
「…うん…そうだね…」
彼はそれを素直に認めた。

「…我慢できない…?…」
つい一か月程前まで、性玩具のように扱われていた妻は、そうなった時の男性が我慢できないものだと言う事を身をもって体験していた。

「…いや…さっき約束したから…我慢する…」
彼は、つい先程妻の手によって果てる前にした約束を律儀に守ろうとした…不倫男とは違い、自分の事を大切にしてくれている彼の事が愛おしかった。

今度は妻から彼の顔に唇を近づける形で2人はキスをした。ぎこちないキス…それでも妻は幸せだった。

そのまま妻は彼に身体を預け、妻の体重をかけられた彼は後ろにゆっくりと倒れた。





「本当はシタいくせに一生懸命我慢する姿が可愛くって…」
妻は僕にそう言った。
今まで言い訳じみた事を僕に繰り返す事はあっても、こんな風に幸せそうに男性遍歴を語る事はなかった…僕は途端に猛烈な嫉妬感に襲われて、妻の肉壺を力いっぱい自分のモノで突いた…より一層高く喘ぎ声を発する妻…今、妻の脳裏にあるのは僕の事なのか、それとも…。





律儀に「暗くならないとエッチはしない」と言う妻との約束を守ろうと我慢する彼…そんな彼の姿を見て微笑ましく思う…。

体重をかけられて後ろへ倒れた彼のジーンズのベルトをゆっくりと外す妻…黙って身を任せる彼…。

ウエストのボタンも外して、すぐにでもズボンが脱げる態勢になると妻は言った。
「…エッチはまた今度ね…もう一回シテあげるから…今日は我慢ね…」

「うん…解った…」
今度も素直に妻の提案を受け入れる彼…だが、股間は素直さに似合わず、トランクスを突き破りそうな程に膨らんでいる。

「コレ…脱いで…」
ジーンズとトランクスを脱ぐように告げる妻。今度は妻も両手でジーンズとトランクスを下げるのを手伝った。

ついさっき見たばかりの彼のモノが、ついさっきと同じくらい怒張している…。

妻は目の前に付き出ているソレを、今度は手での刺激はせずに、いきなり舐めた。

「…あ…うっ…」
初めて自分のモノを舐められる感触に身もだえる彼…そんな男性の姿を目にするのは久々…いや、初めてかもしれない。
高校の時に処女を捧げた彼も、きっと同じように反応していたのだろうが、あの時はそれを観察するような余裕は妻にも無かったから…。

彼のモノの先から根元まで丹念に舐めまわす妻…それにいちいち小さな呻き声を上げる彼の姿が、より一層妻のフェラチオ意欲を掻き立てた。

ひとしきり棒に舌を這わせると、かつて不倫男に教わったように、妻は顔をもっと下へ移動した。いわゆる「タマ」の部分を舐める為だ…。

「…ひやっ…」
と、まるで女の子のような声をあげる彼…。
だが、反応と反比例するように腰をモゾモゾと引いてしまう…。

「なんか…そこ…くすぐったい…」

彼は、その部分を舐められる事がくすぐったいと言った。

(あの人はココを舐められるのが好きだったのに…)

不倫男は、妻にフェラチオをさせる時には必ず、まんべんなくソコまで舌を這わせるように教育していたし、それを喜んで受け入れていた。
だが、すべてが初めての彼にとって、その部分は刺激が強すぎたようだ。

妻は彼のくすぐったがる部分を舐めるのを止め、再び棒の部分に舌を這わせる事にした。

「あぁ…気持ちいい…」
彼は素直に感想を述べた。だが、最初の時と違ってなかなか果てる気配は無かった。

妻は迷っていた…不倫男に教わったフェラチオの仕方が彼には通用しなかったから…。

「どうしたらいい…?…」
本当は年上らしくスマートに彼の性欲を処理して颯爽と帰宅の途に付きたかった妻だが、仕方なく彼にどうして欲しいのか尋ねる事にした。

「咥えて欲しい…」
今ほどネット等が普及していない時代ではあったが、それでも本やビデオ等、性の知識を仕入れるには事欠かなかった時代である。童貞の彼でもフェラチオがどういうものかは十分すぎる程知っていた。

(咥えるのはOkなんだ…)

彼にとって、何が気持ち良くて何がくすぐったいのか理解し兼ねていた妻は思った。

ゆっくりと彼のモノの先を咥え、そのままヌ~ッとゆっくり根元まで咥える妻。

「…う…あ…」
身もだえる彼…。

ゆっくりと根元まで咥えてみたが、彼に嫌がる素振りもないので、今度は咥えたままでソ~ッと上下してみる…。

「…う…わ…」
やはり身もだえる彼…だが、くすぐったい訳ではなく感じているようだ…。

咥えたままで上下に動く事は彼にとって気持ちの良い行為なんだと確信した妻は、その行動を続ける…だが、不倫男に教わったように音を立てながら激しく頭を上下するのは避けた。また、彼がくすぐったいと言うかと思ったから…。





「…太極拳の動きぐらいゆっくり…」
そう言って妻は笑った。
ゆっくりってどんな感じでシタの?と尋ねる僕に、妻はしばらく考えた後でそう言った。
テレビで中国の様子が映った時などに、公園に集まって大人数で太極拳に興じる人民の姿が時々映る…あの位ゆっくりと彼のモノを咥えて上下したのだと妻は例えた。
実に解り易い…相当スローモーなフェラチオだ…僕には妻のこの例えがピタリとハマり、リアルな情景を想像する事が出来た。




だが、生まれて初めてのフェラチオである。
そんなゆっくりとした上下運動でも。彼の限界はすぐに訪れた。

「あ…出そう…」
彼はそう言うと、枕元に手を伸ばして箱から、サッサッサッとティッシュを抜き取った。
それを右手に持ち
「もう…出ちゃうから…」
もう一度彼は妻に告げた。





これは僕の推察だが、おそらく初めて彼女に口で抜いてもらうに当たって、彼は口腔内に射精する訳にはいかないと思ったのではないだろうか…だから、ティッシュを右手に持ち、来(きた)るべきその時には妻の口から自分のモノを抜き去り、妻の手によって最後の時を迎える…そのつもりだったのではないか…。





「あ…ダメだ…もう…」
彼は自らに射精の時が迫っている事を、また妻へ伝えた。
だが、太極拳程のスピードでゆっくりと自分の股間で上下する彼女の頭は一向にその場を離れようとしない。

それはそうだ…その時彼の目の前でフェラチオに励んでいたのは、つい1カ月程前まで、フェラチオしたら口の中に出すのが当たり前、出されたら飲むのが当たり前…と一回り以上も年上の男に教育されていた女なのだから…。

「…んっ…う…」
我慢にも限度がある…どうしたものか解らないまま、右手にティッシュを握りしめて果てる彼…。

短く
「…んっ…」
と言う声を発して、頭の上下運動を止め、先を咥えたまま停止する妻…。そこへ向かって
「…ふっ!…ふっ!…」
と言う吐息とともに腰をビクつかせる彼…その度に少し深く妻の口の中に差し込まれる彼のモノ…しかし、不倫男に何度となくさせられたフェラチオで、もっともっと喉深くまで硬く怒張したモノを捻じ込まれた経験のある女にとって、それは何ともない事だった。

ベッドの上で大の字になって固まる男と、その股間で彼のモノを咥えたままで、やはり固まる女…。

少しの静寂があって

「…あ…ごめんね…我慢出来なくて…」
慌てて詫びる男…。

ゆっくりと男のモノから口を離し、少しの間を置いてから
「出たね…」
そう言って優しく笑う女…。

「少しの間」の間に彼のモノから吐き出された欲望の液を胃に落とし込んだ様子で、その話し声には、口の中に何かを溜め込んでいる様子は全くない。

彼が差し出したティッシュの使い道はもう無かった…。





「初めて口でしてあげた時に飲んだんだね…」
僕は自分が急激に興奮していくのを自覚しながら妻にそう言った。

「そうだよ…?…」
妻は、まるで「なんで?…当たり前でしょ?…」と言うようなニュアンスで僕にそう言った。
僕が妻に口で奉仕してもらう時には、出されたそれを飲み込むのは当然の行為だ。彼女が口腔内に出された僕の精液をティッシュに吐き出した姿を見たのは、とある事情で僕が定期的に薬を内服していた半年間だけ…そうか…そうだったのか…妻にとっては愛情を示す行為でも何でもなく、当たり前の事だったんだな…僕は今更のようにそう考えながら果て、妻とのSEXを終えた…。

予備校生である彼が、童貞で無くなったのは、それから数週間後の夜の事だった…。



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Date:2013/01/06
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