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凛 騎 応 変!

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□ 人妻遊戯~歪んだ愛情~(完結) □

第8話 …自慰目撃…



(あれ・・・?)

それに気が付いたのは全くの偶然だった。

買い溜めておいた乾電池が自室のデスクにあったと思ったが、どの引き出しを開けてもない。
一番上の引き出しから開けていって、おや?と思ったのは、一番下の大きな引き出しを開けた時だった。

僕はその引き出しに、ネット通販で購入したピンク色のローターを箱に片付けて入れておいた。
このデスクは僕のもので、僕以外の人間が開ける事などあり得ないけど、物が物だけに、引き出しに片付ける時には何となく、商品名や写真がプリントされているパッケージの表側を下にして、裏側の説明書きの方を見えるようにして入れておいた。

入れておいたのだが・・・。

(おかしいな・・・絶対あっち向きに入れたハズなのにな・・・)

それが裏表逆になって引き出しに収まっている。
一瞬僕の思い違いかと思ったが、どう考えてもそうではない。

(誰かが動かした・・・?)

そうとしか思えない。
誰か・・・と言っても、全くアカの他人が僕のデスクの引き出しを開けて、ローターの箱の向きだけを変えて出て行く・・・なんて事はあり得ない。
あとは子供の悪戯と言う可能性もあるけれど、この部屋には仕事で使う資料もたくさんあるから、入ってはいけないと普段からうるさく言っている。

(佳純・・・だよな)

となれば、自然とコレを動かしたのは佳純・・・と言う事になる。

コレがこの引き出しにあると言う事は佳純も知っている。
だから偶然発見して驚き、何となく手に取ってしまった・・・と言うのも考え難い。
もし彼女がコレを手に取ったとすれば明確な目的の下で手に取ったと考えるのが自然だ。

もっとハッキリ言うと、佳純はコレを使ってオナニーをしたのではないか?
そう考えるのが最も自然だった。

だがしかし、僕らは「よう!佳純、俺が居ない間にアレ使ってオナニーしたろ!」なんて事を平然と訊ねられる域に達した夫婦ではない。

それに、もしかして、万が一そうでなかった場合を考えると面倒だ。

でも、もしも佳純がコレを気に入って、僕の不在中に本当にオナニーしているのだとすれば・・・。

(確認しよう!)

一旦気になり出すと、仕事も何もかも手につかなくなるのは、以前の浮気疑惑の時に立証済みだ。気になる事は一刻も早く白黒つけなくては会社での立ち位置まで悪くなってしまうから、僕はいち早くそう決断した。

方法は簡単だった。
以前観たスパイ映画で、主人公が自室の扉に小さな紙切れを挟んで外出すると言うシーンがあった。
帰宅した主人公は、まずその紙切れを探す。そうして、挟んであるはずの紙切れの場所が変わっていたり、落ちていたりすると自分が不在の間に誰かが入室したと言う事が判断できる。

僕はそれを応用して、自分の髪の毛を1本抜き、ローターの箱の開け口にそれを挟んだ。
僕の髪は真っ黒で、佳純のそれはやや茶色がかっているけど、さすがにそこまで気が付かないだろう。
帰宅してローターをチェックした時に、その髪の毛が挟まれてなければ、誰かがローターの箱を開けたと言う事になるのだ。

そうしておいて僕は、毎日髪の毛をチェックした。

だが、1日、2日と経っても髪の毛は変わらずそこにあった。5日過ぎ、6日が過ぎ、バカらしくなってきて「もう止めよう」と思った7日目にそれは起こった。

(ない!髪の毛がないぞ!)

今日は平日・・・僕は当然仕事だし、啓太も元気に登園していった。だが佳純は・・・妻のパートは休みだったのだ。

これで佳純がローターを使ってオナニーしている確率はグンッと上がった。
そうなると今度は、佳純が僕に隠れてオナニーしている姿を、この目で見てみたい・・・そう思うようになっていた。



※※※



今は何でも手に入る。

僕は、先日ローターを購入したのとは別の通販サイトで、ライター型のカメラを購入した。
カメラと言っても、見た目は完全にライターだし、何と火までちゃんと点く。
しかも、物音に反応して勝手に録画を始めて、静かになったら停止すると言う優れものだ。

僕がこれを購入したのは他でもない、佳純のオナニー姿を撮るためだ。
安い買い物ではなかったが、人知れずこっそりと自慰に耽る佳純の姿を見る事が出来るのなら勿体ないとは思わない。

僕はそれが手元に届いた次の日から、さっそくセットして出勤した。

しかし、1週間経っても、僕の期待する佳純の姿はそこに映らなかった。
映ったのは、一生懸命僕の部屋を掃除機がけする彼女の姿だけで、パートに行かない日は必ずそうしてくれているようだった。

(バレて・・・ないよな・・・)

僕は煙草を吸うし、デスクの上にはそこらじゅうに100円ライターなんかが散乱している。
カメラ付のライターは、それらよりも少し目立つ大きさではあるが、逆に佳純は煙草を吸わないから、それを手にする理由がない。

(バレる訳がない・・・)

そんな事を考えていたある日、佳純のいつもとは違った行動がカメラに映った。
カメラのものすごく近くまで来て「ガタン」と大きな音がした後で、すぐに部屋から出て行く映像だ。
アップの画像だったから、佳純が何をしたのかは解らないけれど、同じような画像はその30分後にもう一度映っていた。

(ローターをデスクから持っていったんだ!)

カメラ付ライターは、デスクの上に出来るだけ自然な形で置きっぱなしにしておいた。
そのカメラに近づいてきて、何かをした後で遠ざかる佳純。しかも、それが2回・・・。

ローターを持って行って、オナニーの後で返したに違いない。

僕の部屋は夫婦の寝室と兼用で、デスクの真正面にベッドを配置している。
だからここにセットしておけば、ベッドの上であらぬ姿を見せる佳純がバッチリ撮れるはずだと思っていた。

ところが、佳純はベッドの上ではことに及ばなかったようだ。

(だったらどこで?)

啓太が眠る1階の和室に布団は敷けるが、昼間はそれを片付けてしまう。

(ソファか?)

他にオナニーなんて出来る場所はソファくらいしか思いつかないのだ。

僕は次の日から早速カメラの設置場所を変えた。
居間の一角のテレビボードの上・・・そこが新たな設置場所だ。
そこからはソファが真正面にあって、もしも妻がことに及べば、一部始終が記録されるに違いなかった。

ところが・・・。

自室にセットした時と違い、音が多い。
テレビの近くだから当たり前だが、妻がパートに行かない日は意外とテレビを見ている事を知る。

そんなだから、僕はカメラを毎日毎日チェックしてはガッカリする日々が続いた。

そうやって2週間ほど過ぎた頃、ようやく・・・ようやく僕の狙っていたものをカメラが捉えてくれた。



※※※



映像は景色だけで佳純の様子が全く映っていないシーンから始まった。
何かの物音に反応して録画スイッチが入ったのだろう。

だが、佳純は30秒も経過するとすぐにフレームインしてきた。
手にローターの箱を持って・・・。

居間のブラインドを素早く下ろす佳純。
それでも真昼間の室内は十分に明るい。
それからソファに移動すると慣れた手つきで箱を開け、ローターを取り出す。

――カチっ・・・ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・

あの音が画面を通して耳に入る。

佳純は少しだけ躊躇うような表情を見せたけれど、誘惑に勝てないといった様子で、その振動するローターを股間に持っていった。

その日の佳純は膝丈程度の地味なベージュのスカートだった。
そのスカートの中にローターを持った手を入れる。
瞬間、彼女の顔に恍惚とした表情が浮かび上がる。

(マズいな・・・このままじゃハッキリ見えないぞ)

妻のオナニー姿を盗み見る・・・それだけでも勿論興奮するのだが、今日までの苦労を考えると、どうせならもっとハッキリとイヤらしいシーンを目撃したい。
このままスカートの中だけですべてを終えてしまうのでは満足出来ない。

――ヴヴヴヴヴヴっ・・・

画面の中の佳純は気持ち良さそうな表情は見せるが、まだ喘ぎ声らしきものは聞こえず、ただただローターが振動する音だけが聞こえる。

と、佳純が右脚だけをソファの上に上げた。
スカートが捲れ、中が覗けるようになる。

薄いブルーのショーツの股間部分にローターを当てる佳純の姿がバッチリ映った。
ハッキリとは見えないが、下着にはうっすらと縦に筋が入っていて、佳純はその筋に沿うようにしてローターをゆっくりと上下に動かしながら振動を感じているようだ。

その手つきを見ていると、とても今日が初めてとは思えない。
やはり、少し前から僕の知らない所で、ローターを使って楽しんでいたのだろう。

「・・・あっ」

画面の中の佳純が一つ小さく喘いだ。
それを合図にするように、佳純は一旦ローターをソファの上に置いて立ち上がると、スルスルとショーツを脱ぎ去った。
それから、脱いだばかりのショーツの股間部分をチラリと見た後で、それを静かに床に置く。ショーツに自分の愛液の染みが出来ていないか確認でもしたのだろうか。

再びソファに座った佳純は、それまでとは違って、より深くソファに腰掛け、背もたれにもたれるような姿勢になった。

右脚だけを折り曲げてソファに上げ、左足は下に下ろしたまま、だが快感を得やすいようにその両脚は大きく左右に拡げられている。カメラに向かって・・・。

「あっ・・・あぁ・・・」

画面の中の佳純が聞き慣れた喘ぎ声を上げた。
ローターの先がピンク色の秘肉部分を押し広げているのが見える。

もし佳純が、この姿を僕に見られていると知ったらどうするだろうか?
怒る?泣く?いや、そんなものでは済まないかもしれない。
それは十分解っているのだが、この刺激的な映像を見るのを止めると言う選択肢は絶対に取れない。

「あっ・・・あっ、あっ」

佳純が左手を股間に添えた。
それから、自分の秘部を手前に引くようにしてクリトリスを露出させる。

「あっあっあっ・・・あぁぁぁっ」

そうしておいてから、剥き出しになったクリトリスに直接ローターが触れると、佳純はいつかのように狂ったような大きな喘ぎ声を出し始めた。

僕がこの映像を見ている今は夜だが、画面の中はまだ昼日中だ。
にも関わらず、住宅街の中の一軒家で、こんなにも刺激的な人妻の痴態を見る事が出来るなんて誰も思うまい。

「あっんっ・・・あっあっ・・あぁ」

段々と激しくなる佳純の嬉声。
だが、さすがに秘部から流れているであろう愛液までは確認できないし、その音も聞こえない・・・それが残念だ。

――グチュ・・・グッチュ、グッチュ

僕がそう思っていると、それを見透かしたように画面から卑猥な湿った音が聞こえだした。
それまでローターをクリトリスに当てているだけだった佳純が、そのローターを穴に出し入れし始めたのだ。

激しく右手を動かして、穴の中にローターを出し入れする佳純の姿。
僕は一気に股間に血液が集中するのを感じる。
普段の彼女の姿からは絶対に想像できないこの姿。それを僕は今、目の当たりにしている。

「あんっ・・・あっあっあっ・・・っ」

だが、佳純は穴への出し入れは程々に、再びそれをクリトリスに当てがった。
彼女はどちらかと言うと「クリトリス派」だ。
それは夫である僕が一番良く知っている。

「んっ・・はっ・・・あっ・・・い、いい・・・気持ちいい・・んっ」

それを証明するようにそう呟く佳純。
誰も居ない・・・僕の居ない自宅で1人自慰に耽りながら「気持ち良い」と独り言のように呟く妻の姿・・・興奮のあまり言葉も出ない。

「い、いい・・・いい・・・あぁ・・いい」

うわ言のように続ける佳純。

「あっ・・・あぁ・・あぁ・・・んっ・・・ん」

さらに大きくなる佳純の声。
そして・・・。

「んっ・・・あっあぁぁっぁ!」

一際大きく嬉声をあげると、佳純は腰をガクガクと震わせてから動かなくなった。
最後に「イク」とは言わなかったが、その様子から、彼女が果てた事は疑いようもない。

(もしかしたら、貞淑で性的興味が薄い女だと言うのは僕の思い込みかもしれない・・・)

一部始終を見終えた僕は1人そう思う。
男が勝手に「女性像」を作り上げると言うのは良く聞く話だ。自分自身がそうだと思った事はなかったが、もしかすると僕も御多分に漏れず、勝手に「貞淑で恥ずかしがりな女」と言う佳純像を作り上げていたのかもしれない。

ともあれ、難しい事を考えるのは後回しだ。

こんなものを見ては、どうやったってこのまま眠る事なんて出来ない。
佳純には責任を取ってもらわなくては・・・。

僕は階下で子供を寝かしつけているであろう佳純の下へ静かに階段を降りて行った。



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Date:2012/07/22
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