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凛 騎 応 変!

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□ 僕がエロ男子になった理由(完結) □

第14話 …見せちゃいますか?~前編~…



「ねぇ、木下君は私以外の女の子とエッチしたいと思うこと・・・ある?」

今まさに行為に及ぼうとしている時、急に美紅がそう言った。

「な、何言ってんのさ、そんなの思う訳ないじゃん」
「ホントに?正直に言ってよ~」
「そんな事思わないってば、美紅はあるの?俺以外と・・・」
「私は思わないけどさ~、男の子って、いっぱいエッチすると飽きるんでしょ?」

(おいおい今度はどんなサイトを見たんだよ・・・)

僕はそう思ったけれど、どうやら今日のことはサイトの影響ではないらしかった。

「知美ちゃんがね、あんまりエッチばっかりしてたら飽きられるから気を付けなって・・・」

知美と言うのは、僕と美紅が通う学校のクラスメイトで、クリクリとした大きな眼が特徴のなかなか可愛い娘だ。

普段から引っ込み思案で、決して友人の多くない美紅の数少ない心許せる友人だが、それも知美ちゃんの彼氏が僕と友達・・・と言う事情があって、ようやく仲良くなったようなものだった。

「宏和と何かあったのか?知美ちゃん・・・」

宏和と言うのが僕の友人で、知美ちゃんの彼氏だ。
彼らは彼らで、僕と美紅が付き合い始めたのと同じくらいの時期に付き合い始めていたから、もう結構な長さ付き合っている事になる。

僕は宏和が浮気でもして、知美ちゃんがそんな事を言いだしたのかと思った。

「そう言う訳じゃないけど、男の子はみんなそんなもんだって言うんだもん・・・だから木下君もそうなのかなって・・・」

「そんな事ないって、美紅ほどの女の子と付き合ってて、他の女に目が行く訳ないだろ?」
「そうかな・・・世の中にはキレイな女の子いっぱいいるし・・・」

前から思っていたけれど、美紅は自分の魅力にイマイチ気が付いていないところがある。

そんな所が可愛いとも思うけれど、これから社会に出て、嫌が応にもたくさんの男性と接点が増えて行くであろう彼女にとって、自分の価値に気が付いていないと言う事はとても危険だ。

「それに・・私、最近ちょっと太ったし・・・」
「はぁ・・・?」

最近、美紅はブラジャーのサイズが一つだけ上がった。
それをもって「太った」と言っているらしい。

「あのね美紅、あれは太ったって言うんじゃなくてグラマーになったって言うんだよ」

実際に美紅はちっとも太ってなんかいなくって、クビレたウエストはそのままに、女性らしい曲線美に続く大きくて形の良い乳房は、下世話な言い方をすれば「いい身体」そのものだった。

「木下君は優しいから、そうやって私を傷つけないように気を使ってくれるんだよ」

ところが美紅は、一向に僕の正直な言葉を信じようとはしない。

「美紅はさ~、他の女の子の身体とか見た事あるの?」
「そりゃあ、更衣室とかで何回かは・・・」
「じゃあ、その娘たちと比べて、自分のスタイルが良いってのは解るでしょ?」
「そんなの解らないよ~、裸を見る訳じゃないし・・・」

確かに更衣室で一緒になったからと言って、互いに裸を見せ合う訳じゃないだろうけれど、それでも何となく自分のスタイルの良さは解るんじゃ・・・僕はそう思ったけれど、今の美紅には何を言っても無駄だ。

「じゃあ、比べてみようよ」
「え?比べる?」
「そう」
「どうやって?」
「美紅の得意なパソコンでさ、女の人の裸なんていくらでも見ることできるだろ?」
「ダメだよ~」
「なにが?」
「だって、ああいう所で裸になってる人は女優さんとか、モデルさんとか、そう言う人ばっかりだから比較にならないもん・・・」

なるほど、確かにアダルトDVDに出るような女優さんはスタイルの良い人ばかりだ。
言ってしまえば、その道のプロな訳だから、当然スタイルにも気を使っているだろうし、美紅の言うのにも一理ある。

「それならさ・・・」

それなら・・・と言う訳で、僕は自分のPCで先日見たサイトの話をした。
そのサイトは、素人が自分の彼女や奥さんの裸を撮影して掲示板にアップするサイトだった。

「ええ!?素人なのに裸をネットにアップしちゃうの!?」
「そうだよ、そう言うのが好きな人も世の中にはいるんだよ」
「へぇ~」

さしもの美紅も、普段はそんなサイトを見る事はないらしく、僕の話を聞いて心底驚いたようだった。



※※※



「あっ、この人・・スタイルいい~」
「いやいや、美紅ほどじゃないって」

僕達は美紅の部屋のPCを使って、素人が投稿するサイトを2人で閲覧し始めた。
美紅は見る人見る人、皆を「スタイルがいい」と褒めちぎったけれど、僕はそれらの裸を見ても、美紅に勝っているとは全く思わなかった。

「美紅ってさ~、自分の身体、ちゃんと見た事ある?」
「あるよ~、自分の身体だもん」
「じゃあ、この画像の女の子達よりも自分の方がスタイルが良いって解るでしょ?」
「そうかなぁ・・・」

この時の僕は、少しムキになっていたかもしれない。
自分の大好きな美紅が、他のどの女の子よりもキレイだと言う事を解らせたかったし、本気でそう思っていたから。
だから、少々、まともな精神状態ではなかったのかもしれない・・・いや、きっとそうだ。
そうじゃなければ、こんな事は言わなかったはずだから。

「よし、じゃあ、美紅の裸をこの掲示板にアップしてみようよ」
「ええぇ!?」
「顔とか写ってないやつ・・・この間撮った写真があったでしょ?あれをアップしよう」
「ど、ど、ど、どうして?」
「同じ掲示板にアップして、閲覧している人の反応を見るんだよ、そうすれば他の画像の娘たちとどっちがキレイがハッキリするでしょ?」

大好きな美紅の裸を全国・・・いや、世界中に配信してしまうなんて・・・。
ましてや、それを見た男どもの感想を待つだなんて・・・なんと愚かな事を考え付いたものだろう。

「だ、だ、だって、それって、知らない人に裸を見られるって事でしょ!?」
「大丈夫だって、顔は写ってないんだし、背景もモザイク処理すれば」
「も、モザイクなんてどうするの?」
「そう言うフリーソフトがあるんだよ」
「ふ、ふりー?・・何?」
「まぁ、いいから!任せて!」
「は、はい・・・」



※※※



「これでよし・・・と」
「い、今のでネット上にアップされたの?」
「そうだよ・・ほら」

僕は今アップしたばかりの画像をサイトの入り口から遡って美紅に見せた。

「うわ~・・・これ、誰でも見れちゃうんだよね・・・」
「そうだよ、こういうサイトは閲覧者が多いから、まだ3分も経ってないけど、もう何人かは美紅の身体を見たはずさ」
「・・・・・」

どうかしていた僕は、その勢いのままで、以前美紅が実家から持ち帰ってきたデジカメで撮影した、彼女の裸画像を1枚アップした。

刺激としては、撮影した写真の中で一番低いと思われる、ブラジャー越しの彼女の胸の写真・・・それを一枚だけアップしたのだ。
アダルトサイト上で公開されるものとしては、下着画像なんて刺激度が低すぎるけれど、美紅のキレイで大きな胸は、それだけでも十分魅力的だからきっと反応がある・・・そう言う自信もあった。

「今・・・この瞬間にも、私の下着姿・・・誰かに見られてるんだ・・・」
「そうだよ・・・今にきっと反応が帰ってくるから待っててよ」



※※※



画像をアップしてから、僕達は近所へ食事に出かけた。
食事と言ってもただのファストフード店だったけれど、美紅はここでも自分が太ったと思っての事か、コーヒーを口にしただけだった。
しかも、いつもミルクやシュガーをたっぷり入れるくせに、無理してブラックのままで。

「さて、さっきのサイト見てみようか」
「うん・・・私達が出かけている間も、あの画像・・誰かが見てたのかな」
「見てたさ、あれから1時間以上経ってるもの、そりゃあ大勢が見たと思うよ」
「そう・・なんだ」

――カチカチっ

僕は件のサイトを表示した。
それから、そこに記されたたくさんのメッセージを見せて、自分の考えが間違っていなかった事を確信する。

「ほら・・・美紅、見てごらん・・・」

《キレイな胸ですね・・・ぜひ今度はブラジャーを外した画像をアップしてください》
《たまらん巨乳ですな~、顔埋めてぇ~》
《美巨乳!生で見たいわ~!》

次々に表示される、美紅のムネを褒めちぎるメッセージ。
美紅は、それらの一つ一つをジッと見つめながら先へ進んでいった。

「ほらね?美紅はキレイでしょ!?これで解った?」
「・・・う、うん・・・」
「まだなにか?」
「あの・・・この人達・・・私の画像みて興奮してるのかな・・」
「してるだろうね、だって美紅のムネはキレイだもの・・・」
「そう・・・そっか・・・」
「美紅・・こっちへおいでよ」
「うん・・・」

僕は彼女をベッドに押し倒した。
それから一枚ずつ衣服を脱がせて彼女のキレイな身体を露わにする。

「あっ・・・んっ・・・」

僕にとっては何のことはない戯れだった。
大好きな美紅の身体を不特定多数の人に晒した事に少しの後悔はあったけれど、それもブラジャー越しの谷間画像だけだし、顔も解らない画像だったから、そんなに深くは考えなかった。

ただ一つ、今日の美紅が、いつも以上に興奮している事だけが、やや気がかりだった。



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Date:2012/05/17
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