僕らは2人で、美紅の部屋についている狭い浴室に入っていた。
当然、2人とも全裸である。
先日、パイズリからの顔射と言う体験を初めてさせてもらった僕は、勿論それだけで終わる事なく、その後にSEXに及んだ。
だが、僕等はシャワーをしてからSEX…ではなく、美紅の顔をティッシュで拭いただけでSEXに突入した。
だから、美紅の乳房にはパイズリの為に使用したボディソープがたっぷりと付いたままでSEXに突入したのだ。
美紅はボディソープがたっぷりついたまま、ヌルヌルと僕に乳房を揉まれると大きく身をくねらせて喘いだ。
どうやら、ボディソープのヌルヌル感が彼女をそうさせたようで、その事は僕も気付いていた。
「ねぇ…お風呂でしてみようよ…」
だから、美紅がそう言いだした時もそれほど驚かなかった。
僕は浴室である事を最大限に利用して、ボディソープをたっぷりと使い、美紅を感じさせてやろうと決めたのだ。
「身体、洗ってあげるよ…」
僕は美紅へ向かってそう言った。
「えへへ…うん…」
照れくさいのか、そんな笑い方をする美紅。
今度はベッドでボディソープを使った時のように周囲を汚す心配をしなくても良い。
僕は両手にたっぷりボディソープを取ると、少しだけ両手を擦り合わせてて泡立ててから、美紅の両肩へ手をかけた。
ヌルリ…ヌルリ…
と美紅の両肩から二の腕、手首まで何度も手を往復させる。
美紅は黙ったまま甘んじてその行為を受け入れる。
そのまま僕は彼女の前に跪くようにして太もも、足首、お腹、背中…と全身を素手で洗う。
昔から…今でも、僕は好きなお弁当のオカズは最後まで取っておくタイプの人間だ。
歳の離れた妹が1人いるだけだったから、焦って先に食べなくても兄弟にそれを取られる心配もなかったし、自然とそう言う習慣になったのだ。
目の前の美紅は、豊かな乳房と陰部、丸みを帯びた尻…それに首から上以外のすべてが泡まみれになった。
僕は一度立ち上がって、美紅のその姿を見た後で彼女の背後に回った。
もう一度手にボディソープを取り、十分にヌルヌルとさせた後で、背後から美紅の乳房へ手を回し、下から上へそれを持ち上げるようにしながら胸全体に万遍なくソープのヌメリ気を与える。
それから、両手の平で乳房を覆うようにして、そのまま円を描くように美紅のムネを撫でまわす。
「それ…気持ちいい…」
ヌルヌルとした手で撫でまわされた美紅の乳房の頂点では、ピンク色の突起がツンと存在をアピールしている。
大きく柔らかい乳房の感触の中に一点だけ硬い部分が手の平にあたる事は僕を興奮させた。
僕は乳房を一しきり撫でまわすと、左手は美紅の乳房を撫でまわしたままで、右手を彼女の内またに這わせた。
「くすぐったい…」
美紅が少し身体を折り曲げるような仕草をしながら言った。
それでも僕は、そんな美紅を無視して手の平全体を使うようにして彼女の秘部のどこと言う訳でもなく、そこ全体をヌルヌルと撫でた。
「うふふ…」
最初はくすぐったがって身体を|捩《よじ》っていた美紅だが、僕の手が執拗にそこを撫でまわすうちに無言になった。
そのうち
「気持ちいい…」
美紅が一言そう言った。
僕はその言葉を聞いて、美紅の中に指を捻じ込みたいと思ったが、この石鹸まみれの手を彼女の中に入れても良いものかどうか迷った。
なんか、中が炎症とかおこすんじゃないかな…そう思ったのだ。
そうして迷っているうちに、美紅が顔だけ後ろへ振り返りながら言った。
「今度は私…洗ってあげるよ…」
とりあえず石鹸塗れの手で彼女の身体を撫でまわした後、どうしたら良いのか解らなくなっていた僕は、美紅のその提案を受ける事にした。
美紅は、僕がそうしたように、自分の小さな手にボディソープを垂らすと、そのまま素手で僕の身体中を撫でまわすように洗った。
背中とか腰…肩…そうした部分を撫でまわす美紅の手は、性的な快感ではなく、純粋に…マッサージでも受けているかのような快感を僕に与えてくれる。
しかし、その快感はすぐに性的なものに変わった。
美紅が、一度僕の身体から手を離してソープを再び手に垂らした後で、跪いて僕のモノを両手で包んだからだ。
そしてゆっくりと包んだ両手を前後に動かす美紅。
ヌチャ…
ボディソープと手が摩擦する音が卑猥に聞こえる。
「どう?…」
美紅は跪いた姿勢で僕を見上げてそう言った。
「うん…気持ちいいよ…」
短く答える僕。
それで安心したのか、美紅は包んだ両手の動きを速める。
ヌチャ・・ヌチャ・・ヌチャ…
手の動きとともに激しくなる音…。
「ちょっ…も少しゆっくり…」
僕は言った。
「痛かった?」
慌ててそう言う美紅。
「いや…その…」
「出ちゃいそうだった?」
「うん…まぁ…」
得た事のないその快感は、確かにこれ以上続けられると暴発してしまう危険があった。
だが、僕は手の動きをゆっくり…と望んだのは、純粋にその方が気持ち良いと感じたからだった。
しかし、発射してしまうから止めた…と受け取った美紅は、一旦両手は僕のモノから離した。
それからシャワーを手に取ると、僕の全身の泡を流し、それから自分の身体の泡も流した。
「ありがと…」
これで浴室での遊びは終わりだと思った僕は、身体を流してくれた美紅にそう言った。
「うん…」
しかし、美紅は僕のお礼に対してそう言うと再び僕の前に跪いた
「うっ…」
跪くやいなや僕のモノをペロペロと舐め始める美紅。
何も言わず黙ったまま…やがて美紅はペロペロと舐めるのを止めて僕のモノをパクリと咥えた。
僕は立ったまま、彼女はその前に跪く姿勢で…こんな姿勢でフェラチオしてもらったのは初めてだった。
当然それは、美紅にとっても初めての経験で、彼女はベッドで見せるような激しい頭の上下は出来なかった。
その代り、深くまで僕のモノを咥えこんでゆっくりと頭を前後に動かす大きなストライド…。
それが僕に大きな快感を与えた。
快感で立っているのが辛くなってきた僕は、申し訳程度の広さしかない、小さな浴槽の縁に腰を下ろした。
位置の変わった僕のモノを、それでも顔ごと追ってくるようにして咥える美紅。
僕は黙って、自分のモノを咥えて頭を前後させる美紅の姿を見下ろしていたが、僕が浴槽に腰を下ろした事で、頭の位置を低くするために開いた彼女の大腿を見て思った事を口にした。
「美紅も濡れてる…?…」
美紅は僕のモノを咥えたままでコクリと頷いた。
「自分で触りながら口でしてみてよ…」
最初こそ、一方的に美紅の性的好奇心に押されっぱなしだった僕も、この頃には|その最中《・・・・》には、少しは大胆な事も言えるようになっていた。
何度も美紅と身体を重ねた事による慣れもあったし、好奇心旺盛な彼女が僕の望みを断る事はないだろう…そんな安心感もあったからだ。
思った通り、僕のモノから口は離さず、男根を扱いていた右手を離して自分の股間へ持っていく美紅。
その右手が目的地へ到達した時、彼女は一瞬苦悶のような表情を見せた。
クチュクチュ…
聞こえてくる音はシャワーで濡れたせいではなさそうだ。
「美紅も気持ちいい…?…」
美紅はやっぱり僕のモノは咥えたままで頷いた。
可愛らしい童顔で男のモノを咥える姿だけでも興奮ものなのに、その可愛らしい美紅はそのままで、自分の右手を股間に這わせて蠢かせている…。
普段の彼女からは絶対に想像できないその姿…。
僕は、みるみるうちに興奮が高まってきて、射精感すら感じるようになってきた。
「今度は俺がしてあげるよ…」
僕は優しく美紅の顔を自分の股間から離すとそう言った。
しかし、首をフルフルと振る美紅。
「どうして…?…いやなの?…」
「ううん…嫌じゃないけど…」
「じゃあ、してあげるよ…」
「もう…たい。」
「え?」
「もう…入れたい…」
美紅は恥ずかしそうにそう言った。
ただ浴室にいると言うだけで、している行為はいつもと変わらなかったが、それだけでも彼女は激しく興奮していたようだった。
しかし、入れると言っても狭い浴室内は身体を横たえるようなスペースはなかったし、こうして2人並んで立っているだけでも窮屈なくらいだ。
「じゃ…ベッド…行こうか」
僕はそう言った。
「ここで…する…」
だが美紅は駄々っ子のようにそう言った。
「でも…狭いよ…」
僕がそう言うと、美紅は小さな浴槽の縁を跨いで、中にお湯も溜まっていないそこへ入った。
それから、浴室の壁側を向いてそこに両手を付いて尻を僕の方へ向ける…。
美紅は何も言わなかったが、僕は彼女がどうして欲しいのかを悟った。
そのまま浴槽の縁を挟んで美紅の尻を掴む僕。
そうやって彼女の尻を引き寄せ、これから行う行為にちょうど良い位置に調整してから、今度は自分のモノの根本を掴んで、彼女の蜜壺に狙いをつけた。
ニュウ…っ…ニュルリ…
と美紅の中に収まる僕のモノ。
僕と美紅は普段、ベッドで行為に及ぶ時には大抵コンドームをきちんと使っていた。
僕らは2人とも学生だったし、無事に卒業してすぐに就職したとしても、それまでは2年ほどもある。
万一の時には責任の取りようもない。
だがその一方で、コンドームを着けない事の快感を知ってしまった僕と美紅は、それを自制する事も難しくなってきていた。
例えば今のように、コンドームを取りに行くのが不自然な状況や、コンドームそのものをうっかりして切らしてしまったような時には「外に出せば大丈夫」と自分に暗示をかけて、自ら欲望に負ける事もままあったのだ。
ピタン…ピタン…ピタン…
2人の身体が濡れている為か、いつも僕が美紅に腰を打ちつける時の音とは違った音色が耳をつく…。
「あっ…あっ…あっ…」
美紅は遠慮なしに喘ぎ声をあげているが、僕は内心少しドキドキしていた。
美紅の住んでいたアパートは、ワンフロアに6室あり、そのすべてに入居者がいた。
彼女の話によると、そのつくりは隣り合う部屋どうしが左右対称になっているとの事だった。確かに美紅の部屋の玄関と隣室の玄関は並んでいて、それを伺わせる。
それに以前美紅の部屋に泊めてもらった時に、たまたま隣室の住人とシャワーのタイミングが一緒になった事があった。
その時は、隣室の住人がシャワーを使い、水滴が浴室の床を叩く音がハッキリと美紅の部屋の浴室にも聞こえていた。
万一、今、隣室の住人が浴室を使ったり、そのすぐ近くにある洗面台に居たりしたら、美紅の喘ぎ声は丸聞こえだと思う。
しかも、それに加えて、隣室の住人は若い男だった。
僕よりは年上だろうが、せいぜい25、6の男…。
(その男に美紅の声を聞かれやしないだろうか…)
それを心配していたのだ。
そんな僕の心配を他所に、美紅はいつも以上に卑猥な声をあげながら、立ったままの姿勢で後ろから僕に突かれていた。
(声…心配じゃないのかな…)
そう思いながらも快感に抗えないまま腰を突きだす僕…。
この頃の僕は、可愛い美紅のすべてを独り占めしたいと思っていた。
裸を見られるなんて事は勿論、少し薄着をした美紅のキレイな脚や、隠そうとしても目立つ大きな胸に、他人の視線が向けられているだけでも不快だった。
だから、彼女が上げる快感の声を他人に聞かせるのも本当は嫌だった。
「あっ…あぁ・・ん…」
それでも美紅の声は止まらなかった。
僕が腰の動きを止めれば良いのだが、僕は僕でそれが出来ない程に興奮している。
ベッドでの行為なら、キスをして唇を塞げば良いのだが、今のこの姿勢ではそれも出来ない。
もはや、隣室の住人が気が付かない事を願うしか|術《すべ》はなかったのだ…。
ピタン…ピタン…ピタン…
「あっ…ああっ…はぁ…」
響き続ける肉のぶつかり合う音と喘ぎ声…。
やがて僕に射精感が迫ってきた。
しかし、美紅にはその気配はまだないようだ。
「美紅…っ…俺…もう…」
「うん…いいよ…いいよ…」
しかし、美紅は僕が先に果てても良いと言った。
それを聞いた後で、僕はすぐさま自分のモノを彼女の蜜壺から引き抜いた。
そのまま自分の手で自分のモノを扱き、彼女の突き出された尻一面に精液をぶちまける。
何度も打ち出されるその勢いが弱まると、僕は美紅の尻の谷間に自分のモノの先っぽを擦りつけるようにして、最後まで液を絞り出した。
「くすぐったいよ…」
美紅は、そう言って紅潮した顔を振り向かせた…。
※※※
それから僕等は、ハンバーガーが食べたい…と言う話になって近所のファーストフード店へ行く為に外へ出た。
部屋の鍵を閉め、階段を降りて行くと丁度そこを逆に昇ってくる男とすれ違う…。
軽く会釈をする美紅。
僕が気にしていた隣室の若い男だった。
(良かった…居なかったんだ…)
僕は安堵感を感じながら、美紅の所有権が誰にあるかをアピールするように彼女の手を握って歩き出した…。
≪
前へ /
次へ ≫
Information