――ピンポーン♪
「はい?」
インターホン越しに成実の返答が聞こえた。
「あ、義姉さん、俺・・・誠だけど」
「誠さん・・・」
あからさまに迷惑そうな沈んだ彼女の声。
僕はそんな声を無視して続ける。
「義姉さん、開けてくれないの?」
「あ、その・・・」
「ねぇ、開けて中に入れてよ、またこの間みたいに気持ち良くしてあげるからさ」
「や、やめて!玄関先でそんな事言わないで!」
「じゃあ、中に入れてよ」
「い、今・・・開けるわ」
先日、兄貴の建てた一戸建てに遊びに来た日。
僕は義姉さんに誘われて彼女と身体の関係を持った。
彼女にしてみれば、疲労感の為に夫が相手をしてくれないものだから、ほんの火遊び程度の気持ちだったに違いない。
僕にしてもそうだ。
まさか本気で兄貴の妻を自分のものにしようなんて気はさらさら無かったし、そもそもそんな面倒な事はゴメンだ。
しかし、欲望に火のついた人妻との情事は僕を虜にした。
あれから、数か月が経って、遠距離通勤に慣れてきた兄貴は、義姉さんとの夜の営みも少しずつ持つようになったようだ。
それに伴って、義姉さんは、あからさまに僕がこの家へ来るのを迷惑がるようになった。
彼女にしてみれば、堪え切れない身体の疼きを僕で満たしていただけなのだから、自分の夫がそれを満たしてくれるようになれば、僕は用済み・・・それは当たり前の事だったのかもしれない。
「誠さん、あの日の事は謝るわ。だから・・・もうこんな事は止めにして欲しいの」
「義姉さん、それは勝手と言うものだよ、僕はもうすっかり義姉さんの虜になってしまったんだ」
「そんな・・・困るわ」
「僕だって困るさ。兄貴の嫁さんとSEXするなんて、本当はしたくないんだ」
「だったら・・・」
「だけど、僕だって今は彼女もいない生活なんだ。一度成実さんの身体の味を覚えてしまったら、もう我慢できないよ」
「こんなこと・・・いつかは隆さんに・・・夫にバレるわ」
「大丈夫だよ、バレないように、こうしてわざわざ兄貴のいない昼間に来るようにしてるんだから」
「でも・・・」
「さぁ、話はこのくらいにして・・・脱いでよ、義姉さん」
「お願い、誠さん、もう止めましょう」
「言っただろ!?もう止める事なんて出来ないんだよ。最初に僕を誘ったのは義姉さんじゃないか!」
「そうだけど・・・」
「あの日の義姉さん、とびきりイヤらしかったよ。躊躇う僕のズボンを脱がせて、まだ勃起もしてないチンポを咥えて・・・」
「や、やめて!」
「どうしてさ?本当のことだろう?あんな義姉さんの姿・・・兄貴が見たら何て言うだろうね。兄貴はああ見えて真面目だから、きっと驚くだろうなぁ」
「・・・・・」
「解ったら・・・早く脱いで・・・それから、あの時のように僕を気持ち良くしてよ。心配しなくても、シャワーは済ませて清潔にしてあるからさ」
自分のしている事が脅迫行為だと言う自覚はあった。
しかし義姉さんにしても、僕が本気で兄貴にあの日の事をバラすとは思っていないだろう。
そんな事をすれば義姉さんも困るだろうが、僕だって兄貴に顔向けできなくなる。
それくらいの事は彼女だって気付いていたはずだ。
(脅されて仕方なく言う事を聞いているという体裁が欲しいだけさ・・・)
だから僕はそう思っていたし、実際に義姉さんは今、目の前で静かに衣服を脱ぎ始めている。
(兄貴とのSEXが再開されても、まだ物足りないはずだ)
そうも思っていた。
いくら兄貴が遠距離通勤に慣れてきたとは言え、1時間以上もかけて都心の会社に通勤するのは骨が折れる。
だから夫婦のSEXは主に週末程度だろうが、あの日の彼女の淫乱ぶりを見る限り、義姉さんがその程度のSEXで欲望のすべてを処理しきれているとは到底思えなかったからだ。
「・・・脱いだわ」
義姉さんは一言そういった。
両腕で身体の前部分を隠して、あくまでも僕に脅迫されて脱いだと言う事をアピールする彼女。
「じゃあ、口でしてもらおうかな」
僕は彼女が全裸になったのを見届けると、自分もズボンと下着を脱いで、とっくに屹立していた男根を露わにした。
「・・・・・」
ソファに両脚を開いて偉そうに座る僕の足元に静かに跪く彼女・・・彼女が跪く時にフワリと石鹸の香りがした。
(何がもう止めろだよ・・・しっかりシャワーまでして待ってたんじゃないのか?)
昨晩の残り香にしては石鹸の匂いがあまりにも鮮明だから、僕はそう思う。
僕が来るのを見越して・・・或いは待ちわびて、シャワーを済ませていたのではないかとすら思う。
「はぁ・・むぅ」
義姉さんが静かに僕のモノの先端を咥えた。
ただ舐めるだけでなく、口内では舌が忙しなく動き、亀頭に絡み付く。
どう考えても嫌々させられているフェラチオだとは思えないそのイヤらしい舌の動き。
「あ、あぁ・・・義姉さん、やっぱり上手いなぁ」
「・・・・・」
――ジュッポっ・・ジュルルっ
僕が彼女の口技を褒めると、まるでそれを喜んでいるように涎を啜りあげてしゃぶりつく。
「兄貴とはSEXしてるのかい?」
「・・・・・」
「義姉さん、兄貴とはSEXしてるの?」
「・・・してるわ」
「そう、良かったじゃないか。その上、僕ともSEXしてるんだから、浮気なんてしないで済むだろ?」
「・・・そんな事、しないわ」
「だけど、あの時言っただろ?僕が義姉さんとSEXしないなら浮気するって、その事を兄貴が知ったら悲しむだろうなぁ」
「・・・・・お願い、彼には・・・夫には言わないで」
「それは義姉さん次第さ」
――ジュッポジュッポ・・・ジュップ、チュポっ
「あ、おお・・・っ、すごい、イヤらしいよ・・・義姉さん」
僕の脅迫を受けて、益々激しくなる彼女のフェラチオ。
兄貴にバラされない為には僕を満足させるより他ないと思っての事か、それとも脅されて犯されると言うシチュエーションに興奮してきたのか・・・。
「義姉さん、もうフェラチオはいいよ・・・ソファに座って」
彼女の口技をまだまだ堪能していたいけれど、僕はこのまま射精してしまいそうな危機感を感じて、それを止めさせた。
代わりに彼女を苛めてやろうと思ったのだ。
「座ったら、両脚を大きく広げるんだ・・」
「・・・・・」
「早く!」
――ビクっ
一瞬大きな声を出した僕に驚いて身体を震わせる彼女。
「こ、こう?」
それから大人しくソファの上で両脚を左右に大きく開いた。
「そう、それでいいよ」
僕はその両脚の間に顔を埋めるようにして、間近に彼女のイヤらしい部分を眺める。
(やっぱりね・・・)
「義姉さん・・・僕とSEXするのは止めたいんじゃなかったの?」
「や、止めたいわ」
「じゃあ、これは何?・・・ヌルヌルしているけど?」
僕は指先で彼女の秘部を割れ目にそってひと撫でしながら言った。
「あ、ああ・・・そ、それは」
「こんなにオマ○コを濡らしてるクセに、良く言うよ」
「そ、そんな・・・ヒドイ事言わないで」
「義姉さんが嘘をつくからだよ、本当は僕にこうして欲しかったんでしょ?」
「ち、違う・・・」
「嘘はダメだって言っただろ?」
――ジュルルっ・・ジュルっ・・・チュウっ
僕は一気に目の前でヌラヌラと妖しく光る義姉さんの秘部に吸い付いた。
「うっ・・・はぁ・・・あ、あぁっ」
途端に彼女の口から漏れだす喘ぎ声。
――チュッ・・・チュゥっ・・・ジュルルっ
「あっ、あっ、あぁ・・・っ」
「ほら・・・すごいよ、義姉さん・・・どんどん溢れてくる。せっかくの新しいソファが義姉さんのイヤらしい汁で汚れちゃいそうだよ」
「あぁっ・・・あっあっ・・・い、いや・・・」
「いや?いやだって?ココをこんなにしておいて・・・いや?」
――チュウチュウっ・・・チロチロっ・・・ジュルっ
「あはぁっ・・・あっ・・・んっ・・・」
「ほら・・・ほら・・・イヤなの?本当に?」
「い、イヤよ・・・止め・・て・・あっぁぁっ」
「まだ嘘をつくのかい?」
僕は彼女の秘部から口を離した。
そして間髪入れずに右手の中指をグチョグチョに濡れた彼女の秘部の中心で口を開ける穴に捻じ込む。
「あ・・はぁ・・・はぁぁぁぁ・・・ひ」
「中までグチョグチョじゃないか・・・ほら・・・ほら!」
「ひ、ひぃ・・・あっ・・・や、やめ・・・あぁぁ!」
「ほら!」と言いながら右手の指を乱暴に出し入れすると、彼女は上体をグイッと反らすようにして喜声をあげる。
「ほら・・ここ・・どう?」
さらに彼女の中に挿入した指を、中で折り曲げるようにして膣壁を擦り続ける。
「あ、い、いやぁ・・・!・・・ダメ・・・そ、そんな・・・そんな事した・・ら」
「そんな事したら?どうなるの?」
「・・・・・」
「どうなるの?って聞いてるんだよ、義姉さん!」
「あっ、ひ、ひっ・・・はぁあ・・・ん・・・い、イク・・・イッちゃう・・・イク・・・」
「気持ちいいんでしょ?違うの?」
「・・・・・」
「違うの?」
さらに指の先に力を込めて、膣壁を強く押し付けるようにしながら擦りつける僕・・・。
「ち、違っ・・・違わ・・ない・・いい・・気持ちいい・・・あっ・・あぁ・・い、いいっ!」
「正直に言ってくれて嬉しいよ・・・」
「あっ、あっ、あっ、・・・だ、ダメ・・・も、イク、イク・・・イクイクイクぅっ!!」
彼女の上体が再び伸びた。
今度は両脚のつま先までピンと伸ばして、身体を棒のように硬くする義姉さん。
そのままで、感電でもしたかのように、ビクリっ!ビクリっ!と痙攣を繰り返す。
「はぁはぁはぁ・・・」
痙攣が収まっても、股間から生える僕の右腕を両手で抑えるような仕草のままで大きく肩で息をする彼女・・・。
その表情には満足感がありありと浮かんでいる。
「気持ちよかった?義姉さん」
「はぁはぁ・・・はぁ・・・」
――コクっ
言葉にはしなかったが、ハッキリと大きく頷く彼女。
「もう満足かい?」
「・・・・・」
「随分と派手にイッたみたいだし、十分満足したんじゃないの?」
「・・・・・」
「ねぇ・・・どうなの?」
「・・・・て」
「え?」
「入れて・・・」
「でも、今日はコンドームを持ってこなかったんだ、ごめんよ」
「・・・・いいから」
「何が?」
「そのまま・・・着けないでいいから・・・」
「着けないでいいからどうして欲しいの?」
「入れて・・・」
最初から入れずに終わらせるつもりなんて毛頭ない。
けれど、あまりにも嫌がる彼女を目の前にして、意地悪な気分になっていたから、僕は少しだけ彼女を焦らした。
コンドームも本当はサイフの中に入っていた。
(着けなくていいらしいや・・・)
けれど、せっかく義姉さんがこう言ってくれているのだから、僕は彼女の厚意に甘えて、避妊具を装着せずにそのまま入れる事にした。
「じゃあ、僕の上に跨って、自分で入れたらいいじゃない」
「・・・・・」
ノソノソと仕方なしに身体を起こす彼女。
だが迷わずに、僕の股間を跨ぐと、躊躇いなくその腰を落とした。
――グチュ・・・ヌチュチュぅ・・・
「あっ・・・あぁぁぁっ!」
「お、おお・・・」
途端に僕の男根に熱い肉襞が絡み付く。
義姉さんが、腰を落としたかと思うと、何の躊躇いもなく腰を上下に振るものだから、その肉襞は僕のモノに絡み付き、得も言われぬ快感を与えてくる。
「ね、義姉さんはやっぱりイヤらしいなぁ」
「あっ・・・ああっ、あっ、あっ、あっ」
「本当は・・・ヤリたかったんでしょ?兄貴だけじゃ物足りない・・・そうなんでしょ?」
「ち、違っ・・うっ・・あっぁあぁぁ」
「だったら止めたら良いんじゃない?ほら、僕はソファに座ってるだけだよ、義姉さんが勝手に僕の上に跨って腰を振ってるだけじゃないか」
「で、でも・・・あぁ・・あっ・・ぁ」
「どうしたの?抜かないの?いいよ、抜けば良いだろ?」
「だ、ダメ・・・ぬ、抜けない・・・抜かない・・・で」
「どうして?」
「いい・・気持ち・・いいの・・・ぬ、抜かないで・・・抜かないでぇ」
「じゃあ、正直に言ってよ・・・僕とやりたかった・・・そうなんでしょ?」
「・・・・・」
――ヌポっ
「あっ!」
しばらく待っても無言のままの彼女を見て、僕は身体を動かして彼女の中から自分の男根を抜いた。
「あぁ・・・なんで」
「義姉さんが嘘ばかりつくからさ」
「・・・・・」
「正直に言ってごらんよ・・・ね?」
「・・・欲しい・・・」
「ん?」
「誠さんのが・・・欲しいの・・・入れて・・・」
「そう、じゃあまた入れようか、今度は・・・そうだな、そこのテーブルに両手を突いて、お尻をこっちにむけて・・・」
言われるままに彼女は立ち上がり、テーブルに両手を突いた。
それから少しだけ躊躇って、身体を前に倒すと尻を僕に向けて突きだした。
「少し・・・脚を開いて・・・そう」
――ヌチっ・・・ニュチュぅ
「あっ、あぁぁぁぁっ」
僕は後ろから、立ったまま尻をこちらへ突き出す彼女へ自分の怒張した男根を捻じ込んだ。
偉そうに義姉さんを焦らしていても、実のところは僕だって我慢の限界は近かったのだ。
「あっ、あっあっ・・・」
――パンっパンっ・・・
昼間の住宅街は静かだけど、時折外の通りを車が走り去る音や遠くで救急車のサイレンが聞こえる。
そして家の中では全裸でテーブルに手を突いて、尻を男に突きだす人妻・・・。
この住宅街に今、いったいどれくらいの人がいるのか知らないが、まさかこの家の中で昼間からこんな光景が繰り広げられているとは誰も思っていないだろう。
しかも、目の前で淫らに尻を振るこの女は兄貴の嫁さんときたもんだ。
ついでに言えば、先に僕を誘ってきたのはこの女の方なのだから驚きだ。
「義姉さん・・・、もう出そうだよ・・中に出すよ?」
「あぁ・・はっ・・あっあっ・・え?・・・だ、ダメ・・それはダメ・・・」
「だってコンドームをしなくてもいいって言ったのは義姉さんだよ?」
「そ、外に・・・外にだして・・・お願い・・・中はダメな日なの・・・お願い」
「大丈夫さ・・・僕と兄貴は血液型も同じだし、顔だって似てるんだから、妊娠したって構わないだろ?」
「そ、そんな・・イヤ・・・ダメよ!」
――パンっ、パンっ、パンっ
「あっあっあっ・・・あぁっ」
「ふふふ・・・冗談だよ・・・いくらなんでもそんな事しないさ」
「あっあっあっ・・・お、お願・・い・・・ね?」
「そのかわり、上の口から義姉さんの身体の中に精液流し込んでやるよ」
「ど、どういう・・・こと?」
「僕がイクときには、これを咥えろってことさ・・・あ、あぁ・・お、い、イキそうだ・・・」
「え?え?・・・ど、どう・・・?」
「あぁ・・・イク・・・出そう・・出そうだ・・出すよ、出すよ・・・うっ!」
僕は、状況が今一つ飲み込めずにいる彼女の秘部から自分の男根を抜き去った。
それでも状況が飲み込めない彼女はテーブルに手を突いたままでこちらに尻を突きだした姿勢のままで固まっている。
「く、咥えて・・・っ」
その彼女の髪を乱暴に掴むと、僕は無理やり彼女を自分の足元に跪かせた。
「あ・・・きゃ・・・っ!」
彼女の動きが鈍いものだから、男根を口内に捻じ込む前に、僕のモノの先端からはおびただしい量の白濁液が放出された。
それが、彼女の顔面・・・乳房に飛び散って、やがてタラリと新築の家の床を汚す・・・。
「は・・むぅ・・・っ」
そこに至って、彼女はようやく僕のモノを咥えた。
かなりの量を彼女の顔や体に撒き散らしたと思ったが、それでも僕のモノからはまだ精液がビュッと1回射出され、彼女の口内に収まった。
(まだ当分は楽しませてもらうさ・・・)
僕は自分の精液に塗れた、兄貴の妻の顔を見ながらそう思った。
※※※
「おい、誠・・・俺、父親になるんだぜ!成実が妊娠したんだ!」
満面の笑みで、僕が兄貴からその報告を受けたのは、それから数えきれないほど義姉さんの身体を使って楽しませてもらった後だった。
身体を重ねる度に淫乱になっていく義姉さんとは、もはや避妊の事など考えずに楽しむようになっていたから、僕はその報告を複雑な気持ちで聞いた。
(可愛い子が産まれるといいな・・・)
そんな風にも思いながら・・・。
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