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凛 騎 応 変!

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□ 姉遊戯(完結) □

第10話 …盗み聞き…

「姉ちゃん…姉ちゃん…」

僕は小さく姉の部屋をノックすると返事も待たずに中へ入った。

「ん~…なにぃ…」

姉は枕元のスタンドの灯りだけ点けて本を読んだいたようだったが、その眼から察するに、もう半分眠っていたようだった。

「父さんと母さんが・・・」
「父さんと母さんが…?」
「してるみたい・・・」
「してるって・・・なにが…?」
「なにがって・・・その・・・エッチ・・・してるみたい…」

僕は出来るだけ落ち着いて姉にそう言った。

「な、何言ってんのよ・・・」
「ホントだよ・・・今、下に水飲みに行ったら・・・聞こえたんだ・・・母さんの声…」

今日から僕と姉は夏休みを終え学校が始まった。
昨日までは殆ど毎日姉と身体を重ねていた僕は、今日、悶々として眠りにつく事ができないまま、喉の渇きを癒すために1階の冷蔵庫へ静かに降りて行ったのだ。

その途中で聞いてしまった・・・。

「た、ただ話してるだけかもしれないじゃない・・・そんな声くらいで・・・」
「違うよ…ただの声じゃないんだ…その・・・上手く言えないけど、エッチしてる時の声だと思うんだよ…」
「そんな・・・お父さんとお母さんがそんな事・・・しないよ…」

姉は本気で思っているのか、そう言った。
そもそも、父も母もまだ40代になったばかりだ。
僕たち姉弟がエッチをする事よりも、父と母がエッチをする事のほうが何倍も何十倍も健全だ。

「絶対エッチの声なんだってば・・・」
「違うよ~…聞き間違いでしょ?・・・翔太が欲求不満なんじゃないの~?」

それでも姉は僕の言う事を信じようとしなかった。

「だったら姉ちゃんも一緒に行こうよ・・・下へ・・・」
「嫌だよそんなの・・・」
「どうしてさ・・・」
「もう眠いもの・・・お姉ちゃん・・・」

僕はそう言う姉を説き伏せて、少しで良いから僕と一緒に1階へ降りてくれとお願いした。
どうしても僕が聞いた母の艶っぽい声がSEXによるものだと証明したかったのだ。

「もう・・・ちょっとだけだよ・・・」
「うん・・・」

僕らは、出来るだけ静かに姉の部屋を出ると、忍び足で静かに階段を下りて、居間の入り口の反対側にある両親の寝室前まで来た。

「あっ…!…」

丁度その時、両親の部屋から母の声が聞こえた。
僕がさっき聞いたのと同じような声だ。

「おい・・・子供達に聞こえるぞ・・・」

その後で父の声がそう言った。
それは、母の声が僕たちに聞かせてはならないものだと言う事を示していた。

僕は姉を促すようにして、両親の部屋の戸に耳をつけて中の様子を伺った。

――ピチャ・・・ぴちゃ・・・

母の声だけでなく、卑猥な音までもが僕には聞こえた。
そっと姉の顔を見ると、姉ももう、僕の言う事を疑うつもりはないようだった。

「うん…むっ・・・」

母のくぐもった声が聞こえた。
僕等に喘ぎ声を聞かれるのを恐れて、自分の手で口を塞いだような・・・そんな声に聞こえた。

――ジュルっ・・・

続けざまに卑猥な音が聞こえる。
今となっては、僕も姉もこの音が何なのか良く解る。
僕が姉の股間に顔を伏せて、そこを舐めまわすときも同じような音がするから…。

(父が母のアソコを舐めているんだ・・・)

その光景を想像するのは容易だった。

「あっあぁ・・・あなた・・・私・・・」

母の声が甘えるように・・・或いは父に何かを訴えかけるようにそう言った。
僕は母が父の事を「あなた」と呼ぶのを初めて聞いた。

姉はどうなんだろう・・・そう思って隣で聞き耳を立てている彼女の顔をチラリと見た。
そこには可愛い顔を紅潮させた姉がいた。

さっきまでの、恐る恐る盗み聞く姉の姿ではない。

紅潮したその顔は完全に興奮状態に陥っている事が一目で解るほどだった。

僕はそっとパジャマの上から姉の乳房に触れた。

――ビクっ

思いがけない事に姉が身体をビクつかせて僕を見る。

しかし僕はその手をイヤらしく動かして、姉の乳房をパジャマの上から揉みしだいた。

姉が僕のほうを見て、口をパクパクと動かす。

言葉を出すと部屋の中の両親に聞こえてしまうから、口の動きだけで何かを伝えようとしているのだろう。

僕は姉の口が「やめて」と動いているのが解ったが、素知らぬ顔で彼女の乳房を揉み続けた。

姉が身体を捩(よじ)る・・・。

夏休みの間に、僕に触られまくった姉の身体は、もはやこの程度の乳房への刺激でも感じるほどに開発されていた。

再び姉が口をパクパクとして「やめて」と僕に訴えた。

――ジュップ・・・ジュッポっ・・・ジュブっ・・・

その時、両親の部屋の中からは明らかにそれと解る音が聞こえ始めた。

(フェラチオだ・・・母さんが…父さんにフェラチオしてる・・・)

僕はそう思うと同時にその光景を鮮明に想像する。

いつも優しい母と、仕事で疲れ切って帰ってくる父・・・両方の姿を思い浮かべて、その二人を全裸にする。

それから全裸の母を父の股間に座らせて、それから・・・。

想像だけで僕は痛いほどに勃起した。

堪らなくなって、パジャマのズボンを少しだけ下げ、怒張した自分のモノを解放してやる。

それから隣で興奮顔をしている姉の手をとって、それを握らせた。

姉は僕のモノを一瞬触って、ビクッと手を引っ込めたが、すぐに再びそれに手を伸ばしてきて握ってくれた。

それから、室内の両親の卑猥な声と物音を聞きながら、ゆっくりと扱き始める…。

夏休みが終わって、姉と自由に身体を重ねる事ができなくなっていた僕は、それだけでももう出てしまいそうな程の快感を感じていた。

「あっ!…あな・・・た・・・んっ」

だから、両親の部屋の中から、母が父に挿入されたのだと解るような声が聞こえてきた時には、もう堪らない気分になっていた。

僕たちがとっくに眠っているだろうと安心しているのか母は、さっきまでよりもハッキリと室外に聞こえる声で喘ぎ始めた。

「あっ、あっ…あぁ・・・んむぅ・・・っ…」

くぐもった声が、両親が互いに唇を重ねている事を想像させる。

「姉ちゃん・・・口で・・・お願い・・・」

僕は出来るだけ小声で姉にそう言った。
もう収まりがつかない・・・そう思ったのだ。

姉は僕が一度そう言っただけで、すべてを察して僕の前に跪き、躊躇う事もなく怒張した男根を咥えた。

(あぁ・・・)

目の前の扉の向こうでは、両親が今まさに一つになって快感を貪っている。

――ギシっ・・・ギシっ・・・

それはこの、ベッドの軋む音が教えてくれている。

そして、その両親の部屋のすぐ前では姉が弟である僕のモノを跪き咥えているのだ。

「んっ・・・」

僕はあまりのことに時折我慢しきれずに声を漏らしたが、室内ではそんな僕の声など絶対に聞こえない程の激しい情事の真っ最中だ。

バレる心配はなかった。

――ジュプっ・・・

姉は音をたてないように注意しながら僕にフェラチオしてくれているようだったが、それでも時折、さっき両親の部屋から聞こえたのと同じような音が小さく漏れた。

「あっ…あっ…あなたぁ・・・いい・・いい・・・」

両親の部屋からは、母が父に向かって「気持ちいい」と訴える声・・・。

僕はその声を聞きながら姉に自分のモノを口で奉仕されている。

(すげ・・・気持ち・・・いい・・・)

世界広しと言えども、両親のSEX中の喘ぎ声を聞きながら、実の姉にフェラチオしてもらうなんて体験をしている男は、そうそう居ないだろう。

こんな体験を出来る僕は幸せ者か・・・それとも破滅へ向かっているのか…。

「あぁ・・・あなた・・・私も・・・イク・・・イキそう・・・」

快感に耽る僕の耳に、母が最期の時を迎えそうだと言っているのが聞こえた。

もう少しゆっくりと姉の口内の感触を楽しみたかったが、両親にバレてしまっては大変だ。

(僕も・・・もう出さないと・・・)

そう思ったが、姉はこんな仁王立ちする僕の前に跪いた姿勢でフェラチオするのなんか初めてで、いつも僕がイク時にするような激しい頭の振りは出来ないようだった。

しかし、寝室の中の両親の喘ぎ声はどんどん激しさを増して、今にも行為を終えてしまいそうだ。

僕は仕方なく姉の頭を持って、自分の腰を振り始めた。

「むっ・・・ぅぅぅ…」

姉は自分のペースで男根を咥える事が出来ず、まるで自分の口を性器に見立てたような僕の行為に一瞬苦しげな呻き声をあげた。

――ジュプっジュプっ・・・

部屋の中の両親が普通の状態だったら、すぐ外で行われいる行為がバレてしまうであろう卑猥な音が姉の口から漏れる。

(もう少し・・・もう少しで・・・っ…)

「んっ・・・うっ・・・」

僕は姉の頭部を抱え込むようにして、彼女の口に自分のモノを押し付けたままで口内に精液を放出した。

「んむっ・・・んぐぅ・・・うぅぅ・・・」

姉は苦しげに呻いた。

――んっ・・・ゴクッ・・・

僕が姉の口内から自分のモノを引き抜いた時、彼女の口内には少しの精液も残っていなかった。

僕は何度も姉にフェラチオしてもらっていたが、彼女が僕の精液を飲み込んだのをハッキリと見たのはこれが初めてだった。

興奮はしたが、僕等はその余韻にゆっくりと浸っている暇はなかった。

僕はズボンを上げると、初めての精飲に放心している姉の手を引いて、静かに2階に向かって歩き出す。

そっと階段に足をかけた時、

「い、イク・・・イク・・・イクゥ・・・っっ!!」

背後の両親の部屋からは、母の歓喜の声が聞こえていた・・・。



※※※



僕と姉は互いに何も言葉を発する事が出来ないまま、静かに階段を昇り、僕の部屋の前まで手を繋いだままで歩いてきた。

「おやすみ・・・姉ちゃん・・・」

僕は姉にそう声をかけると彼女の手を離して、自分の部屋のドアノブへ手をかける。

「翔太・・・眠いの・・・?」

姉はそう訊ねてきた。

明日も学校だから早く寝なければとは思うが、正直なところ、両親のあんな声を聞いた後では、すぐに眠れる気もしなかった。

「いや・・・あんまり・・・」
「そっか・・・」

僕が眠れそうもないと正直に姉に告げると、姉は黙って立ち尽くしたままで、階下の物音に集中するような仕草を見せた。

「きっと、お父さんとお母さんも、あのまま寝ちゃうよね・・・」
「うん・・・もう遅いしね・・・」

姉はそれでも階下の物音にしばらく耳を澄ませているようだったが、やがてそれを止めると僕の背中を押すようにして、自分の部屋へ押し込んだ。

――パタンっ

姉は僕を自分の部屋へ押し込むと、静かに戸を閉めた。

「ね、姉ちゃん・・・どうしたのさ・・・」
「翔太は、さっきお姉ちゃんの口の中にいっぱい出したからいいかもしんないけど・・・お姉ちゃん・・・気持ち良くなってないもの・・・」

姉はそう言った。
僕は姉が興奮してエッチをしたがっているのだと思った。

「で、でも、いくら何でも今はマズいんじゃ・・・父さんたちにバレちゃうよ・・・エッチしたら・・・」
「そんな事しないよ・・・バレちゃうもの・・・」
「じゃ・・・どうして・・・?」

僕は姉がどうして自分を部屋に連れて来たのか解らなかったから、素直にそう訊いた。

「お姉ちゃんも翔太のこと・・・口でしてあげたんだから・・・翔太もしてよ・・・口で・・・」

なるほど・・・そう言う事だったのか。

僕と姉は何度もエッチをしたし、そうでない日も姉は僕にそれこそ数えきれないほどフェラチオしてくれていた。

だが逆は・・・僕が姉にしてあげると言う事はエッチの時以外にはなかった。

「でも姉ちゃん・・・声大きいから・・・」
「我慢するもん・・・」

そう言いながら、赤い顔で恥らった表情のまま僕を見上げる可愛い仕草に、僕は到底抗う事は出来なかった・・・。


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Date:2011/11/02
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