妹たちは揃って高校に合格した。
僕と雄大も無事に高校3年に進級する事が出来た。
だけど、僕達4人の関係は何も変わらない・・・いや、むしろエスカレートする一方だった。
「裸になってくんね?」
雄大が突然言った。
「は?」
「いや、だからよ~、俺たち長い事こんな関係なのによ、まだ明日香の裸見た事ね~だろ?」
確かに、僕達4人は一部屋に集まって卑猥な行為に耽っていると言うのに、まだ互いの全裸を見た事がなかった。
雄大は明日香に全裸になれと言うのだ。
「なに言ってんの!?こんな明るいうちから出来る訳ないでしょ!?」
「いいじゃねぇかよ、減るもんじゃなし・・・」
「減らなくてもイヤなの!」
「じゃあよ、こうしようぜ?明日香だけじゃなくて真由も裸になるからよ・・・2人ならいいだろ?」
「・・・え・・・わたし・・・恥ずかしいよ・・・」
「バッカじゃないの!?2人なら良いとかそう言う問題じゃないっつ~の!」
「いいじゃねぇかよ~、拓也だって真由の裸見たいだろ?」
雄大は僕にそう同意を求めた。
いつもは優柔不断で物事を決められない僕・・・だけどこの時ばかりは間髪おかずに彼に返答した。
「・・・見たい」
「ほら見ろ~、拓也だって見たがってるぜ?真由・・・」
「で、でも・・・そんな・・・ぜ、全部脱ぐなんて・・・」
「俺はいいんだけどよ~、拓也が真由の裸見たいって言ってるぜ~!?」
「・・・」
「真由!ハッキリ断りな!そこまでしてやる事ないよ!」
「う、うん・・・」
「拓也も何とか言えよ~、見たいんだろ?真由の裸!」
「み、見たいさ・・・」
「だったら真由に頼めよ!俺だって明日香に頼んでるんだからよ」
どうみても雄大は「頼んでいる」ようには見えなかった。
むしろ命令しているようにしか見えない。
だけどそれを言うと話がややこしくなるのは解りきっていたから、僕は大人しく雄大に従った。
「あ、その・・・どうしてもイヤだったら仕方ないけど・・・俺も真由ちゃんの裸見たいと思うんだ、ダメかな・・・?」
「どうして・・・?拓兄ちゃんは真由のもっと恥ずかしい所いっぱい見てるのに・・・」
「全部・・・真由ちゃんの全部が見たいんだよ」
「・・・」
僕は「女の子の裸」が見たいんじゃなくて「真由ちゃんの裸」が見たいのだと言う事を強調して何度もお願いした。
その間に雄大は明日香に頼み込んでいたが、雄大の高圧的な「お願い」の前に明日香は反発するばかりのようだった。
「わかったよ・・・そんなに見たいなら・・・脱ぐ・・・」
雄大に期待が持てないと感じた僕は真由ちゃんを一生懸命に説得した。
そしてついに、彼女は僕の前で裸になる事を了承してくれたのだ。
「ま、マジぃ!?真由、あんた最近どうかしてるよ?」
「・・・そうかな?でも、拓兄ちゃんがすごく見たいって言うし・・・」
「だからってあんた・・・」
「まぁまぁ、いいじゃねぇかよ!真由が脱ぐってんだから明日香も脱ぐよな?まさか真由1人を裸にはしねぇだろ!?」
「・・・わ、わかったわよ・・・」
こうして彼女達は僕と雄大の前で一糸まとわぬ全裸になる事が決まった。
僕は本心から真由ちゃんの裸を見たいと望んでいたが、実は明日香の身体にも少し興味があった。
高校生にもなった妹の身体を見る機会なんてあるまい。
そう思うと真由ちゃんだけでなく、明日香にも興味を持ってしまったのだ・・・。
※※※
「こ、これで良いの・・・?」
真由ちゃんは右手で両方の乳房、左手で股間を隠しながらそう言った。
「超恥ずかしいんですけど・・・」
明日香はそう言いながら真由ちゃんの隣で両腕を汲んで乳房だけを隠している。
「お、おお!いい、いい・・・後は手をどけてくれりゃあ、文句ねぇよ!な?拓也?」
「うん・・・」
僕らの要望に応えて、ゆっくりと手を動かす2人・・・。
ようやく2人の身体のすべてが見えるようになった。
並んで立つ2人の女の子・・・僕はどうしたって彼女達の身体を比較してしまう。
雄大もギラギラした目で2人を見ているから、おそらく僕と同じなんだろう・・・。
真由ちゃんの胸はやっぱり大きかった。
それは服の上からでも十分に解ったし、実際に触った事もあるから予想はしていた。
だけど、こうしてマジマジと見ると、やはり彼女の胸は「巨乳」と言っても良いサイズだと思う。
それに対して明日香は「巨乳」と言うには少し足りない印象だ。
それでも以前、携帯で明日香の身体を撮影した時よりは明らかに成長していて決して「胸が小さい」訳でもない。
乳首は真由ちゃんがやや薄いピンク色で、明日香の方が少し濃いピンク色だけど、真由ちゃんの方が肌の色が白いから、2人ともそう大差ないように見える。
胸元から女性らしい曲線を描くウエスト部分は明日香の方が少し細いだろうか。
全体的に真由ちゃんはフカフカした印象で明日香はスリムな印象を受ける。
さらに視線を下へ移すと、黒い茂みが目に入る。
真由ちゃんのそこの方が明日香よりも少し茂みは濃いのが解る。
それは全裸になる前から知っていた事だけど、こうして全裸にして見ると、それが一層際立って解る。
「ちょっと!何黙ってんのよ!」
明日香が無言で2人の全裸を見比べる僕達を一喝した。
「・・・ごめんね、拓兄ちゃん・・・そんなスタイル良くないから・・・真由・・・」
「そ、そんな事ないよ!真由ちゃん・・・きれいだよ」
「はいはい、それは解ったから!2人とも脱ぎなさいよ!」
「へ?」
「へ?じゃないわよ!私達だけ全裸って話ないでしょ~!2人とも全裸に・・・って、きゃあ!」
――ドサっ!
明日香が僕と雄大にも全裸になるようにと命じている途中で雄大が明日香をベッドに押し倒したから、彼女は最後までセリフを言い終える事が出来ない。
「ち、ちょっと・・・雄大!・・・なにすんのよ!」
「たまんねぇ・・・」
雄大は完全に血走った目でそう言った。
それから気でも違ったかのように、いきなり明日香の両脚を開いて秘部に吸い付いた。
「や・・・あっ・・・・な、なにすんっ・・・の・・・よ・・・はぁっ・・・」
明日香は雄大にそう言いながらも、すぐに襲ってきた快感に負けたようで何も言わなくなった。
「ま、真由ちゃん・・・俺たちも・・・」
「・・・うん」
荒々しく行為を始めた雄大と明日香とは正反対に、僕と真由ちゃんの行為は2人が絡みあうベッドの下の床で静かに始まった。
「真由ちゃん・・・」
僕は彼女の名を呼びながら、大きな乳房に手を置いた。
それから反対側の乳房の頂点でツンとしている薄ピンクの突起に舌を這わせる。
「た、拓兄ちゃん・・・・あっ・・・」
この可愛い喘ぎ声・・・それにボリュームたっぷりの乳房の充実した感触。
チラリと視線を映せば、胸元だけでなく彼女の身体のすべてが視界に入る。
――カチャカチャ・・・
僕は一秒たりとも我慢できない・・・そんな調子で自分のズボンのベルトに手をかけて、それを緩めた。
何気なく雄大に目を向けると、彼はとっくにズボンとトランクスを脱ぎ去っている。
僕の位置からは彼の屹立したモノを後ろから見る事になってマヌケな光景だ。
僕は視線を再び目の前の真由ちゃんに戻す。
それから彼女の胸に顔を埋めるようにして、そこを刺激し続けた。
「あ、あぁ・・・っ・・んっ」
彼女は両手で僕の頭を抱きしめるようにしながら喘いだ。
顔を柔らかい感触が包み込む・・・なんて気持ち良いんだろう。
興奮した僕はその勢いで右手を彼女の秘部へ這わせた。
「あっ、あっ・・・ああぁっ・・・」
前から思っていた事だけど、こうした行為を繰り返すうちに真由ちゃんは明らかに最初の頃よりも感じやすくなっているようで、すでに秘部は快感の蜜が溢れ始めている。
「き、気持ちいい・・・」
そのヌルヌルとした部分で一際硬い部分を擦ると真由ちゃんはそう言った。
「うっ・・・」
不意に下半身に快感を感じて僕は思わず呻いた。
ふと見ると真由ちゃんが僕に秘部を弄られながら、右手で男根を握ってくれている。
「真由ちゃん・・・俺も・・・気持ち良いよ」
僕は物理的な快感は勿論のこと、彼女が要求されてもいないのに男根を握ったと言う事実に興奮した。
だけど、折角全裸になってくれた真由ちゃんを前に、こんなにすぐに果てる訳にはいかない・・・。
「真由ちゃん・・・俺も舐めてあげるから・・・」
僕はそう言いながら身体の位置を動かして、真由ちゃんの下半身に顔を伏せた。
必然的に彼女の手は僕の男根から離れる。
――レロっ・・・ジュルっ・・・
真由ちゃんの味が口一杯に広がる。
彼女のここは数えきれないほどに触ったり舐めたりしている。
だけど、今日は少し視線を動かすと何も身に纏っていない彼女の姿・・・。
僕が強めに舌を押し付ける度にピクっとする真由ちゃん・・・その度にユサリと揺れる大きな胸・・・。
その光景に興奮して益々激しくそこを舐める僕・・・そうすると彼女も激しく身体を捩るから、尚更卑猥に乳房が揺れる・・・そして僕はそれを見て、もっともっと興奮すると言う無限快感の螺旋・・・。
「あっ!・・・むっ!むふぅっ・・・っ!」
一心不乱に真由ちゃんの秘部を舐めまわしている僕の耳に明日香の大きな声が聞こえた。
自然と視線をそちらへ向けてしまう・・・。
(わっ・・・すげぇことしてる・・・な)
ベッドの上では明日香が雄大の顔を跨ぐようにして上に乗っていた、2人の頭の位置は互い違いになっていて、雄大の口が明日香の秘部を・・・明日香の口が雄大の男根を・・・それぞれに捉えている。
「あっ・・・んっ・・・むぅ・・・っ・・・ふっ、ふっ、ふっ・・・」
明日香は唇の端から快感の声を漏らして鼻で呼吸をしながらも、決して雄大のモノを口から離さない。
「拓兄ちゃんも・・・あ~したいの・・?」
あまりに刺激的な光景に目を奪われて、舌の動きが一時的に止まった僕に真由ちゃんが言った。
「真由ちゃんが・・・イヤじゃなければ」
「・・・拓兄ちゃんがしたいなら・・いいよ」
真由ちゃんはそう言うとゴソゴソと起き上った。
「拓兄ちゃんが寝転がらないと・・・できないよ」
それからそう言う彼女。
僕は素直に仰向けに寝転んだ。
少しだけ間を置いて、真由ちゃんは大きく深呼吸すると、意を決したように丸裸で僕の顔を跨いだ。
「は、恥ずかしいね・・・やっぱり・・・」
下半身の方で彼女の声が聞こえる。
――ジュルっ・・・ジュルルっ
僕は彼女のその声は無視して、視界いっぱいに広がった彼女の敏感な部分へ吸い付いた。
「あっ・・・あぁっ・・・はむっ・・むぅ」
真由ちゃんは大きく喘いだ後で、慌てたように目の前にあった僕の屹立した男根で自らの口を塞いだ。
途端に下半身に強烈な刺激を感じる。
こんな姿勢で彼女にフェラチオされるのは初めてだ。
いつもと姿勢が違う為か、真由ちゃんの舌がいつもは当たらないような場所に触れるから、今までとは全く違った快感を感じる。
――んぽっ、んぽっ・・・
真由ちゃんは真由ちゃんで、やはりいつもとは勝手が違う様子で、彼女の口元からは聞いた事もない音が聞こえる。
「う・・・うっ・・・」
その度に僕のモノには強烈な快感が襲い掛かる。
まだ彼女に咥えてもらって数分しか経っていないと言うのに、もう早湧き上がってくる射精感・・・。
「も、もうダメだっ!」
僕が言おうと思っていたセリフを一足先に雄大が叫んだ。
だがその意味するところは僕とは全く違った。
「も、もう我慢できねぇ!やろうぜ!明日香!」
「や、やるって・・・なに言って・・・」
「ここまで来たら我慢できねぇよ!入れようぜ!」
「だ、ダメっ!それはダメっ!」
僕はベッドの下に仰向けに寝転がっているから2人の様子は全く見えないけど、2人が大きく身体を動かした気配は感じなかったから、あのまま・・・互いの性器を眼前にして会話しているようだ。
「なんでだよ!ここまでしたら同じだろ?」
「お、同じじゃないよっ!」
――ジュルっ・・・ジュルルっ
「あっ、あぁっ」
卑猥な音の後で明日香の喘ぎ声・・・どうやら雄大は明日香の秘部を舐めつつ説得しているようだ。
「な?気持ち良いんだろ?入れたらもっと気持ち良いぜ?」
「だ、ダメだってば・・・あっ、あぁ・・・」
「だから何でだよ!?」
「だ、だって・・・あっ・・・赤ちゃん・・・出来ちゃう・・・」
「じゃあ、コンドームがあれば良いんだな?」
「そ、そう言う問題じゃ・・・」
――ジュルっ・・・ぴちゃぴちゃ・・・
「あっ・・・あっあっ・・・あっ!」
僕は襲い来る射精感を必死に堪えながら2人の会話に耳を澄ませる。
僕が射精感を堪える事が出来たのは、フェラチオする真由ちゃんの頭の動きが鈍くなったからだった。
どうやら彼女も2人の会話が気になっているようだ。
「明日・・・ゴム買ってくるからよ!そしたらやらせてくれよ、いいだろ?」
「だ、ダメぇ・・・あっ・・あっあっあっ・・・」
「ほら・・・気持ち良いんだろ・・?・・・やらせてくんないとやめちまうぜ?」
雄大が言った。
行為を止めてしまえば、雄大だって盛り上がった興奮を持て余す結果になるだろうから、この脅迫は成立していないのだが、快感の真っ只中にいる明日香はその事に気が付いていないようだ。
「や、やめないで・・よ・・・」
「じゃあ、明日・・・やらせてくれるか?」
「や、ヤダよ・・初めてなんだからね・・・私・・・」
――ピチャピチャ・・・ジュルっ
「あっあっあっあっ・・・あぁ・・っ・・んっ・・・あ・・・はぁ・・・な、なんで・・・やめないで・・・よ」
「じゃあ、いいだろ?・・・明日・・・」
「・・・・・」
――ジュルっ・・・ピチャピチャピチャっ・・・
「あっ・・・あっあっあっ・・・わ、わかったからぁ・・・やる・・・から・・・明日・・・だから・・・ぁ・・・」
「よっしゃ!」
――ピチャピチャピチャ・・・・クチュクチュクチュ・・・
ベッド上から聞こえる卑猥な音がいきなり激しさを増した。
「あっあっあっあっあっ・・・い、イク・・・イク・・・」
それから自分が言い放った重大な一言に気付いていないかのように最後の時を迎えようとしている明日香・・・。
――ジュポっ・・・ンポっンポっ・・・
それと同時に真由ちゃんの頭の上下スピードが元に戻った。
再び僕に襲い掛かる射精感・・・。
「あっあっ・・・も、イク・・・ゆ、雄大ぃぃ・・・イクぅっ!!!」
明日香は外まで聞こえそうな程の大声でそう叫ぶ。
「お、うっ・・・!!」
殆ど同時に僕は真由ちゃんの口を突きあげるようにして、彼女の口内に思い切り精を放った。
「むぅ・・・っ・・・んっ」
真由ちゃんが少しくぐもった声をあげた。
彼女が僕の精液を口で受けるのは初めてではない。
だけど、こんな姿勢で・・・しかも自分も敏感な部分を僕に舐められながら口内に精液を放たれる事など初めてだったから、その声は少し苦しそうだった。
だけど、僕は彼女にそれを詫びる余裕すらなかった。
(やるんだな・・・明日・・・最後まで・・・)
雄大はやると言った事はやる、絶対に。
互いの性器を口で愛撫するようになった時から、言葉にはしなかったけど4人全員が思っていた事・・・。
このまま行為がエスカレートしていけば、いつかは一線を越えてしまう・・・。
それが現実のものになるのは、どうやら明日のようだ。
(明日は僕達も一線を越えるのかもしれない・・・)
僕はヌルヌルに妖しく光る真由ちゃんの蜜壺を眼前にしたまま、何となくそう思っていた。
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