僕は全然、ゲームに集中出来ずにいた。
当然だろう…今、僕の自宅の中で妻と野本さんが2人っきりで何をしようとしているのか…それを知っていたのだから。
だが、皮肉にも肩に力が入らないのが良いのか、ゲームのスコアは今までになく好結果を示していた。
僕が自宅を出てから20分程経過していた。
いくら何でも、20分もあれば、既に行為は始まっているだろう。
今現在、この家の中で妻が野本さんのモノを握っているのは間違いないと思う。いや、握るだけではない、野本さんを射精させる為に握った手を一生懸命上下させているだろう。
僕が外に出てからすぐに始まったとすれば、そろそろ射精の時を迎えているかもしれない…。
何も見えなくても、自宅の中で今、それが行われているのだけは確実で、それだけでも僕は十分に興奮していた。
ここが車の中でなければ、すぐさま勃起した自分のモノを握りしめて扱いていただろうと思う。
僕は抑えきれない興奮を…それでも必死に我慢しながら車中での時間を過ごした。
すべてのコトが終わって、僕が自宅に戻っても良い時には携帯が鳴る事になっていた。
一向に鳴らない僕の携帯電話…。
20分が過ぎ、30分が過ぎても携帯は鳴らなかった…。
遅い…いくら手の刺激だけでも、野本さんは溜まっていると言っていた。それに自分の手以外で刺激されるのも1年振りのハズだ…いくら何でも、30分以上も刺激を受けて果てずにいられるものだろうか…。
「もしかして2人で眠っちゃったんじゃないだろうな…」と不安になってきた頃…ようやく僕の携帯が鳴った…実に1時間近く経過した後だった。
「入ってきても良いよ…」
携帯電話の向こう側で、妻は短く言って電話を切った。
今、他の男に奉仕し終わったばかりの妻の声…それだけでも僕は興奮していた。
自宅に入ると、野本さんは先ほどまで自分が座っていた食卓テーブルに…妻は、そこから対面になっているキッチンで洗い物をしていた。
近距離にいるが、一言も言葉を交わさない2人。
「野本さん…ビデオ…撮れました…?…」
僕はまず、この1時間の経過がきちんと録画されているのかどうかを確認した。
「ん…あ~…そこに…」
野本さんは電話を置いてある台の方を指して言った。
そこに、無造作にカメラが置いてある。
録画されているのなら、後でそれを見るまでだ。
僕は、今、2人にどうこう尋ねるよりも、ビデオを見た後で、2人がその場面でどんな気持ちだったのか尋ねる方が、より興奮するに違いないと思った。
僕も、妻も、野本さんも…3人とも、この1時間にあった事には何一つ触れないままで…野本さんは帰宅していった。
野本さんがタクシーに乗り込むのを見届けると、一目散に自宅に戻る僕…。早くあのビデオを見たい…。
「…今から、ビデオ見るけど…」
僕は一応妻にそう告げて2階へ上がった。
「…見たら…すぐ消してよ…」
妻は短くそう言うと、先に寝ると言って布団に入った。
僕は階段を一段とばしで駆け上がった。自宅の階段を一段とばしで上がる…なんて事をしたのは、この家に住むようになってから初めてだ…。
僕は、カメラとパソコンをケーブルで繋ぐのももどかしい…と思いながら、大急ぎでそれを済ませて、録画されている物を再生した…。
画像は最初からナイトビジョン…暗視撮影になっていた。
妻は明るい場所での行為を嫌がるし、相手が僕じゃないのだから尚更だろう。
それより、野本さんがきちんとナイトビジョンで録画してくれていた事にホッとする。
録画が開始された時、既に妻は仰向けに寝る野本さんの足の間に座っていた。
「…なんか…変な事になっちゃって…悪いね…」
野本さんの声だ…。
「いや…孝介が悪いんですよ…」
僕だけ悪者になっているみたいだ。
「あの…どうしますか…これから…」
妻が尋ねる。
「うん…シテもらえたら嬉しいけど…」
互いに探り探りの会話が生々しい。
「じゃあ、これ…脱がないと…」
妻が野本さんの股間の部分を指さして言った。
まだ、トランクスもズボンも履いている…これでは何もできまい。
カメラを一旦置いたのか、画面が乱れて、シーツの繊維らしき糸くずだけしか映らなくなる。ゴソゴソと言う音だけが聞こえた後で、再びカメラは先ほどまでと同じように野本さんの目線の位置に近い場所からの映像を映し出す。
カメラのポジションは先ほどまでと同じだが、違う所が一つ…野本さんのモノは既にガチガチ…といった様子で屹立していた。
「おっきくなってますけど…」
妻は笑いながら言った。
「だから、溜まってるっていったじゃない」
仕方ないじゃないか…と野本さんが言い返す。悪くない雰囲気だ。
「…じゃあ…いきます…」
そう前置きすると、自分の膝の上にあった右手をゆっくりと野本さんのモノに近づける妻…。
そして、恐ろしいものでも触るようにソ~ッとソレを握る…。
画面上では、手を添えただけで「握る」と言う所まで力を入れていないように見える。
ただ、5本の指の第一関節までが、野本さんのモノに触れている…といった感じだ。
(今更、そんな…何も知らない10代の女の子でもあるまいし…)
そう思ってみていたが、考えてみると無理もないかもしれない…夫の友人のモノを初めて触るのだし、緊張や恥ずかしさもあっただろう…。
本当に指先が触れているだけ…のような状態のままで申し訳程度に右手の上下を始める妻…。
「はぁぁぁ…」
刺激としては強くないと思うが、カメラのすぐ近くに野本さんの顔がある事と、なんと言っても一年ぶりの女の手だ…これだけでも十分気持ち良そうな吐息を漏らす野本さん…。
画面には、無言のままで野本さんのモノを扱く妻の姿が映っている…それに時々、野本さんの吐息…。
野本さんは、何も言わずに妻にされるままだ。
…と、別に要求された訳でもないのに、それまで指で触る程度の状態で右手を上下させていた妻が、突然、野本さんのモノをしっかりと握った…。
そして、今度はきちんと握った手を上下にゆっくりと動かし始める…。
「…あ…は…」
と声が出てしまう野本さん。
「…痛かったですか…?…」
ビックリして右手の動きを止める妻。
「…あ、いや…気持ち良くて…」
正直に気持ち良くて、つい、声が出てしまったと告げる野本さん。
それには答えずに、無言で再び右手の上下を再開する妻。
きちんと右手で野本さんのモノを握ってはいるものの、野本さんの足の間に正座してコトに及んでいる為か、その行為が作業的に見える感は否めない。
きちんと背筋を伸ばして正座したままで、野本さんのモノを握り、その手を上下する…この行為が延々と画面には映し出されている。
野本さんはどんな表情なのか…画面では確認できない。彼が撮影者なのだから当然か…。
「…ちょっ…待って…」
突然、野本さんが妻にストップをかける。
手の上下をストップしてカメラの方を…いや、野本さんの方へ視線を向ける妻。
「…出ちゃう所だったよ…」
そう言って半笑いの野本さんの声…。
「何でですか!?…いいじゃないですか、出ちゃっても…」
せっかく出そうな所までいったのに、止められたのが不満なのか、妻はそう言った。
「だって…こんなコト…もうないかもしんないから…勿体なくて…」
「それじゃ、いつまで経っても終わらないじゃないですか…孝介…外で待ってますよ…」
そう言って、再び野本さんのモノを握り、右手の上下を再開する妻。
「うん…そうだね…」
少し残念そうに、そう返答する野本さん。
と、画面に映し出された妻が動く。
どうやら正座していた足が辛くなってきたようだ。
足を崩し、いわゆる女の子座りになろうとする妻。
その過程で、妻の顔が一瞬、野本さんのモノに近づく…。
(そのまま咥えちゃえば良いのに…)
僕はそう思いながら画面を凝視する。
だが、残念なことに、そのまま足を崩して座り直しただけで、再び右手の上下が再開される。
妻がフェラチオする所が見たいが、なかなか簡単にはいかないものだ…。
だが、それでも、先程までよりも砕けた座り方になった事と坐高が低くなった分、妻の顔が野本さんのモノに近づいた…。画面の中に野本さんのモノと妻の顔の両方が収まる形になったので、どんな表情でコトに及んでいるのかが、よりハッキリと解る。
野本さんのモノの真ん中より少し下辺りを握り、右手を上下させる妻…。
その視線は、ずっと自分の右手を見つめたままで動かない…見ているのは自分の右手なのか、それとも野本さんのモノなのか…。
「あぁぁ…気持ちいい…奥さん…」
時折そんな事を口走りながら、それでも、きちんと妻が手で自分のモノを上下に扱く様を録画している野本さん。
段々と妻の右手に力がこもり始めた…右手の上下スピードがどんどん早くなっていく。
これまで画面からは聞こえなかった、布と布とが擦れ合う衣擦れの音が「シュシュシュシュシュ…」と妻の右手の動きに合わせて聞こえ始める。何と何が擦れ合っている音なのかは画面からは判断できない。
暗視撮影の映像は不明瞭で、ハッキリとは解らないが、野本さんのモノの先からは少し液体が溢れ出ているように見える…「我慢汁」と言うやつか…。
「イケそうですか…?…」
妻が、野本さんのモノから目も離さずに…そして手の上下運動も緩めずに尋ねた。
「…うん…でも、ちょっと…乾いちゃって…痛いみたい…」
野本さんは、自分のモノが乾いてしまったせいで、妻の手による刺激に痛みを感じると言った。野本さんのモノの先からは我慢汁が少し溢れていたようだが、彼のモノを十分に湿らせるに至る量では無かったようだ。
「…あ…すいません…」
そう言って、手の上下運動を一気にスローダウンさせて、ゆっくりとした動きにも戻す妻。
しかし、それからどうしたら良いのか解らずに、
「…あの…どうしましょう…」
と野本さんに尋ねる。
「その…乾いちゃったから…ちょっと舐めてくれると大丈夫だと思うんだけど…」
と野本さん。
(なるほど、そう言う魂胆でしたか。なかなかどうして、野本さんも色々と考えてくれますね)
「えぇぇぇ…手だけって約束じゃないですか…」
「でも…このままじゃ、出ないよ…」
野本さんのモノを舐める事を拒否する妻。
野本さんには是非頑張って、例え一瞬でも妻が野本さんのモノを舐めるシーンを見せて欲しい。
「ちょっとで良いんだ…湿らせる程度で…」
再び、自分のモノを舐めてくれとお願いする野本さん。
「…出来ませんよ~…手でするだけって約束したじゃないですか…」
それでも、妻は拒否する。
「でも…乾いちゃってたら、激しくされると痛いんだよ…」
「…。」
無言のままで、手の上下運動を、ゆっくりとしたペースで続ける妻。
野本さんに痛みを与えないよに気を使っている様だ。
しばらく、無言のままで考えていた様子の妻だったが、一旦右手の動きを止めると、ゆっくり野本さんのモノに顔を近づけた…。
(あ…フェラか!?…舐めるのか!?)
過度の期待で心拍数が上がってきたのが解る。
生唾を飲み込んで、画面の中の妻の行動を食い入るように見る。
考えてみると不思議な話しだ…画面の中の事は既に起こってしまった事なのに、まるでリアルタイムで覗き見ているような…そんな感覚…興奮する…。
だが、妻は野本さんのモノを舐めはしなかった…。
野本さんのモノから、やや顔を離して止まる妻の顔。
と、妻の口からダラッとした液体が野本さんのモノへ垂れ落ちる。
モノが乾いた為に手コキで痛みを感じる…という野本さんの訴えを、フェラする事なく回避する為に、そこへ唾液を垂らしたようだ…。
フェラを見る事が出来なかったのは残念だったが、こんな事は僕でもしてもらった事がない…まるでアダルトビデオのようだ…こんなエロティックな行為を何処で覚えたのか…やはり不倫男による教育なのか…。
10年もの間、妻を抱き続けてきて、まだ僕の知らない妻の姿があった事に興奮する。
唾液で十分に湿らされた野本さんのモノを再び右手で握る妻。
そして、上下運動を開始する…野本さんのモノが唾液を纏っている為に、妻の右手の動きに合わせて「ネチャネチャ」と言う音が聞こえるようになった…なんて卑猥な音だろう…。
「ネチャネチャネチャ」
その卑猥な音がどんどん激しくなる。
「…う…あぁぁ…」
と声にならない声を漏らす野本さん…そんなに気持ち良いのか…。
このまま果てないで、何とか一舐めだけでも実現させてもらえないだろうか…。
そう願いながら画面を凝視する僕を野本さんはアッサリと裏切ってくれる…。
「…あ…奥さん…出そう…出そう…出すよ…っ…」
もはや、この声が録画されており、後で僕に見られる事等忘れてしまったように恥ずかしい声をあげる野本さん。
「…ん…っ…はぁ…」
と言う声と共に果てる野本さん。
暗視撮影でもハッキリと解る量の精液が野本さんのモノの先から飛び上がる。
慌てて、野本さんのモノから顔を反らし、半ば後傾姿勢になる妻…普段の妻は驚く程の運動音痴だが、この時の反応は素早かった…。
男の僕ですら引くほどの精液の量だ…それが、2度、3度に渡って発射される様が画面にはハッキリと映っていた。
良く見ると、妻の来ている洋服のムネの下辺りにも精液が飛び散って汚れているようだ。
「今までに見た事もないような量だったよ…避けなかったら絶対、顔とかにかかってたよ…」
この時の事を妻は後から、こう言った。
発射寸前には、右手の上下スピードを確保する為に、身体を低くしていたので、妻の顔は野本さんのモノの斜め上辺り…近い位置にあった。直撃はしなかっただろうが、確かに妻の言うとおり、運が悪ければ少しくらい顔にかかっていたかもしれない。
妻の汚される姿を見たいと望んでいる僕ではあったが、やはり顔射には抵抗があった。いかに野本さんと言えども、顔射だけはシテ欲しくない…危なかった…。
だが、妻の右手は、つい今しがた野本さんのモノから発射されたドロドロした液体で汚れていた…右手の人差指の側面や…親指の先にかかった精液と、その指先からダラリと垂れる精液が画面でもハッキリと確認できる…妻の右手が野本さんの精液にまみれて汚れている…今日の僕は、これでも十分に興奮できた。
(よし、まずは第1段階クリアだ…次こそはフェラチオまで持って行くぞ…)
僕は決意も新たにそう思いながら、映像を見終えた。
物凄い興奮状態のままで、1階の妻の寝ている部屋へ入る。
すぐにでも妻とSEXがしたかった…この右手で野本さんを射精させたのだ…そう思いながら…。
だが、妻はとうに眠ってしまっていた。
小さな寝息をたてながら、何も心配事など無い子供のような寝顔で眠っている妻を見ていると、とても起こしてまでコトに及ぶ気にはなれなかった。
僕は、さっきまでビデオを見ていた部屋に戻り、再び同じ映像を再生した。
今度はすぐ近くにティッシュを置いて、自分のモノを握りしめながら…。
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